2008年10月07日

レッドアイズ red Eyes 5巻 感想 神堂潤

red Eyes 5 (5) (講談社コミックスデラックス)
神堂 潤
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レギウムにジャッカルがある様に、ドラグノフにはコブラがある。


第3軍に合流したミルズ達の最初の戦闘は、ドラグノフ軍の攻勢を市街地に誘い込んで殲滅する事。
市街地戦闘は機甲戦力の優位性を著しく低下させ、逆により隠蔽製の高い歩兵やSAAが戦場のヘゲモニーを握る存在となります。
しかし敵も当然その事は承知しており、戦場となるテスミラ市街にはドラグノフの誇る精鋭SAA特殊部隊COBRAが投入されていた――。


強大な国力と物量を背景にしたドラグノフの場合レギウムと違って少数精鋭に走る必然性は低く、結果として特殊部隊であるコブラも部隊としての総合的な戦闘力はジャッカルに比べると幾分落ちると思われます。
それは配備されているSAAからしてもそうで、1巻冒頭で描かれたレギウム戦役当時のジャッカルがかなり重装化されたSAAを使用していたのに対して、コブラに配備されているSAAは通常型のバルメを多少カスタムした程度のシロモノ。

また、運用に関してもジャッカルが対戦車戦闘から市街戦に至るまで想定しているのに対して、コブラは市街戦に特化しています。同じ特殊部隊でも運用思想に大きな違いがあるので、部隊としての単純比較は慎むべきなのかもしれません。
ただし、コブラ隊長カール・シュワンツ個人に関しては並のジャッカル隊員以上の兵士である事は間違いなく、弾避けから壁走りに至るまで、ハリウッド映画ばりの超人アクションを披露してくれます。
この超人に抵抗できるのは、ミルズしかいない!って事で、5巻はカールとミルズと言う規格外人間同士の決闘がメイン。


超人同士の戦闘は、お互いのSAAすら惜しげもなく囮として使い捨て、最終的には生身同士の格闘戦にまで至るのが実に映画的ケレン味に溢れていて痛快です。
4巻では戦闘の凄惨さをこれでもかと描いておいて、5巻では紳士的な敵とのタイマンガチバトル。
この大胆な緩急の付け方が作品の魅力なのかも知れません。
しかし相手の放った拳銃弾を自らの銃の銃身に当てて弾を弾くとは、ミルズはどんだけ化け物なのか。
拳銃弾とは言え命中角度によっては銃そのもののフレームを歪ませて動作に支障をきたさせる程度のパワーは充分にあります。
なのに弾いた後、銃の確認すらせずに即座に反撃に出たと言う事は、命中角度も計算して弾いたと言う事か。
後の巻で発揮される彼の超人ぶりの片鱗が伺えます。


…とまあ、ミルズは強敵と合間見えれて活き活きとしていますが、一方で前座扱いとなったレイニーが哀れ。
もともとお人好しキャラとは言え、初登場の頃の冷徹さはどこに消えたのでしょうか。


レッドアイズ 4巻感想


タグ:神堂潤
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2008年10月06日

週間少年ジャンプ 2008年45号 感想

超不定期連載漫画H×Hが10週連続掲載。
数年前にマンキツで読んだところからほとんど話が進んでないのに吹いたけど、一体完結するのは何10年後でしょうかw


BLEACH

射場さんの正論に対して一角のあまりに青臭い物言いに不覚にも吹いたw
腑抜けだろうが何だろうが目的を果たせなきゃ何の意味も無い。
結果は駄目だったけど、頑張って堂々と正面から挑みました――なんて所詮は自慰ですよ。


ONE PIECE

蛇姫様の人となりのミニマムさに吹いたw
なんと言うか、大物っぽく見せてはいるけど中身の余裕が無いと言うか。
先先先代皇帝だっとか言うニョン婆さんは立ち位置が不明過ぎて何ともいえません。
七武海の称号を剥奪されると国が危機にさらされるから召集に答えるべきと言う言い分は一応筋が通っていますが…。

ゴルゴン三姉妹は色々とものものしい伝説でハクを付けているみたいですが、どうもそれも鍍金の予感。
果たして正体とは…。


HUNTER×HUNTER

キメラ=アントの新しい王が誕生した辺りまでしか読んでないので、あらましは理解できても今回描かれたバトルについては良く判りません。
まあ、相変わらずのノリだなあ、と。


銀魂

偏屈な髪結床の親父さんがメインかと思いきや、イメチェンしたくて美容室に現れたものの入店拒否された近藤さんの涙の物語となりました。
チャラい美容師にあしらわれる近藤さんの姿は読んでる俺まで涙目w

「とりあえず刈り上げ」という選択肢の無さが妙にリアルで笑った。
店に置いてある漫画が渋いラインナップなのもリアルだなー。
ちなみにあぶさんは読んだ事無いです。「危(あぶ)さん」なら最近読みましたがw


トリコ

グルメ研究所の施設が子供の頃の漫画やアニメで見た秘密基地や秘密工場っぽくてなんだか懐かしい気分になります。

「束縛連れた動物」
グルメ研究目的で作り出されたクローンやキメラの総称ですが、美食の追及の為に自然の摂理すら捻じ曲げるとは、人類とはげに業の深い生き物です。
漫画なので大げさに描いてはいますが、現実でも遺伝子組み換えとかホルモン注射とか色々やってますからねえ。
冷静に考えると厄い話です。


アクスレピオス

大きければいいってモンじゃない!
あんなものは所詮脂肪です。
手のひらに収まるサイズこそベストなんです。
ばゆんばゆんなんて必要の無いものです。

しかし胸が本来のサイズに戻ったとしても、皮膚が余って垂れるんじゃないかと心配してみたりw


こちら葛飾区亀有公園前派出所

戦車カフェに行きたいです。
レオUにはさして関心がありませんが、ヘッツァーたんは萌え萌え。
38(t)戦車は名戦車。35(t)戦車は神戦車。
チェッコ脅威のメカニズム!


ぬらりひょんの孫

犬神が微妙に土佐弁なんで軽に吹いたがよw
尖兵として学校に紛れ込んだっちゃが、妖怪と人間が馴れ合いゆう姿が見て怒っちゅぅがよ。
まっこと小物臭い奴っちゃ。
怒って涎垂らして、玉章の言う、本気は見とう無い――汚いがやき――がよお理解できる。

以上、インチキ土佐弁。


バクマン

持ち込み視点での体験談などは2ちゃんねる等で散々見ていたけど、編集者視点での持ち込み評価は面白かった。
どこまでがフィクションなのかは神のみぞ知るですが。
ただ、服部さんの編集部内での様子を見る限り敏腕編集者と言う訳でも無さそうで…。
飛ばされるとか、なにその立場の不味さ。
もっとも、彼が起死回生の背水の陣を敷くに当たって目を付けた戦力が二人の漫画だとするなら、王道的な担当と漫画家二人三脚で…という展開に持ち込む事も出来るかな。

冒頭でシュージンの父親の話が出て、青臭いサラリーマン否定論なんてぶちかましてましたが、彼らがこれからお世話になる担当氏はまごうかたなきサラリーマン。
色々と立場の不味そうな服部さんとヒット作を出せれば、それもある意味仇をとったことになるんじゃないかなあ。


TO LOVEる

相変わらず中身なんて無いに等しくて、おっぱいとぱんつが全てですね。
ヤミちゃんの色気の無いぱんつが最高ですねw


バリハケン

さらわれたチョコたん奪回作戦。
なんだけどねあのチャラい男達が何でここまでイリーガルな事やるのか今ひとつ理解できません。
台詞回しからしてお互い過去に因縁があると言う訳でも無さそうだし、ちょい動機がつかめないんですよねえ。
個人的には少年誌ではお見せできない展開に期待したいところですが(外道)。


ピューと吹く!ジャガー

功笛稚園(カンフェーチェーン)ワロタwww
やっぱり元ネタは「魔拳!カンフーチェン」ですよね。
うすた先生はきっと僕と同世代に違いないw



posted by 黒猫 at 19:44 | Comment(0) | TrackBack(6) | 週間少年ジャンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit

王様のオーパーツ 1巻 感想 西川淳

王様のオーパーツ 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
西川 淳
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いわゆる打ち切りを喰らったために1巻しか単行本が出ていないと言う、実に秋田書店クオリティ溢れる状態なのが悲しいですが、それでも評判を信じて読んでみました。
作風はジャンプ系の冒険漫画を髣髴とさせるものがあり、期待は高まるのですが…。


ああ、なるほど、打ち切りになった原因はきっとこの辺りなんだろうなあという部分もおぼろげに見えるのがチョイ厄い。
やはりおなラップとかおヘイとかの技やデザインから強烈な80年代前期臭が漂うのが一番の敗因かと。
ポケモンバトルやフルココの化獣を彷彿とさせるオーパーツを使った能力バトルは、現代の少年漫画のスタンダードに忠実ですし、主役の男二人揃って女装OKでしかも意外と可愛い所(いけないお兄ちゃんシリーズは秀逸w)などは時代の先端を行くものではありますが、やはり今時放屁で攻撃とかはちよっとないだろうと。
今風の絵柄と比べてアンバランス感が強く、作品のテンポを崩しているのが残念です。

とは言え後半に入ってからはいい感じに物語が進み、政府軍のエージェント達のオーパーツ能力を披露したり、かなり萌え心を刺激するルピナの妹マリナが登場したりと、先の展開がどんどん楽しみになって来たところで無残にも終了。
特にマリナのプルプル加減は獅子堂学園長のチワワ並に嗜虐心をそそるものがあっただけに残念至極なり。

てかルピナはトゥインクルスターのオーパーツを普段はマリナと二人で解錠していたと言う事ですけど、あんなオドオドプルプルでは解錠したところですぐに壷の中に隠れてしまうだけなんじゃないだろうか。
それともオーパーツの力で変身したら性格も変わるとか…?
作中では代役でレドが女装変身した訳ですけど、イジャンのも見たかったなあ。


思えば第一話から女装クオリティはやたら高い主人公だったので、そっち方面で突き抜ける道を選んでいたらもしかしたら今現在も連載が続いていたかも知れません(笑)。
素材は良かったのに、調理法をほんの少し間違えてしまったという感じでしょうか。
つくづく惜しいです。


この作家さんにはまたカムバックして欲しいですね。

タグ:西川淳
posted by 黒猫 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 秋田書店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit