2008年07月06日

ヤングガン・カルナバル 第2話 「悩み多き日々」 感想


ヤングガン・カルナバル 第2話


今回は塵八の学園生活にも多少目を向けましょう・・・という感じで、彼が漫画研究会の部員である事や、副会長に気がある雰囲気なんかが描かれました。
と言っても、副会長の人となりに関してはあまり触れられず。
性格が色々な面でアレな会長による、会誌「漫研エクスタシー」案に赤面してしまう純真さは可愛いかも知れません。

と言うか、いいじゃないですかエクスタシー。ほのかに薫るセクシャルさと青春の痛さ、そして何より今この瞬間、まさに俺達の絶頂の瞬間を切り取って紙面にぶつけたぜこの野郎という刹那な響きが素晴らしいではないですか。
塵八は会長を残念な人だと評しているけど、漫画なんてちよっと残念な位の人が書いた方が面白いものが描けるんじゃないかと思いますよ。ほらあの有名漫画家の(以下検閲により削除)。


しかし塵八のもう一つの顔――殺し屋――を考慮すると、こういう馴れ合い半分の学園ライフが極めて脆いものに感じられてしまいます。
特に今回「仕事」の現場が塵八の学校の近所だったのが象徴していたと思いますが、学生としての彼と殺し屋としての彼の間には薄いすりガラスが一枚あるだけ。
もしも仕事の現場を学校のそれも塵八の顔を知る者に目撃されてしまったら、その薄いすりガラスは簡単に割れてしまう気がしてなりません。
剣呑剣呑。

と言うかいくら時間が無いからって、塵八に依頼するなよ白猫さんw
そういう世界で生きている人にしては用心深さが致命的に足りないと思うがイカがなものか。


うーん、銃も格闘もこなせる塵八ですが、彼は一体何処でこの技術を身に付けたかが気になりますね。
やっぱり中東辺りの戦地で幼少の頃を過ごしたのかなあ。


第1話感想


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2008年06月19日

ヤングガン・カルナバル 第1話「 高校生で殺し屋、勉強と恋愛は苦手」 感想

ヤングガン・カルナバル 第1話

原作のタイトルだけは知ってますが、読んだ事はありません。
というのも、ファミ通文庫で出ている別作品を読んで、これなんて厨二病(中二ではなく厨二)?と感じてしまったので。


第一話はヤングガンと呼ばれる高校生の殺し屋、小暮甚八と鉄美弓華の二人がヤクザ相手に銃撃戦を繰り広げると言うもの。
彼らが何故殺し屋家業を営んでいるのか、クライアントは誰なのか、そして正規ルートでは入手が極めて困難なHkMP7等の武器をどうやって入手したのかと言った部分は明かされません。

もし彼らがフリーの殺し屋で装備も何らかのコネで入手出来たとしても。
MP7の様に特殊な弾丸を使用する銃ですと、回収された弾から簡単に銃器を特定され、かつ入手ルートも限定されるので持ち主まで辿るのは極めて容易です。
殺し屋家業で生計を立てている?以上、数が出回っていて足の付きにくい武器・・・おなじみトカレフやマカロフ、最近ではF.N.ハイパワー等がおヤクザさんのトレンドらしいので、そういった武器を選ぶ事も正体を隠す上で必要な事の筈だと思うのです。

しかし逆に正体を隠す必要が無いとしたら、話は変わってきます。
彼らの背後に大きな権力機構が存在し、警察の捜査すら捻じ曲げられるとしたら、殺傷性第一でどんな特殊な武器でも使い放題となりますね。
この辺の設定如何で、単に最新の銃を持たせたかっただけのガンマニア漫画なのか、ちゃんと練り込んだ設定があっての事なのかが判りそうです。


ちなみに肝心のガンアクションシーンですが、伊藤明弘唯一神に比べるのはあまりに神に対して冒涜的過ぎるので置いとくとして、広江皇帝や高橋将軍に比べても、うーんと言う感じですね。
何と言うか、ガバメントタイプの銃で十発以上連射しているのはどうなのよと。
原作はストーリーや設定こそ中二病でも銃に対する拘りは感じられるとの評なので、もう少しその辺汲み取ってあげましょうよ佐藤先生。


あと、風紀委員のあの髪型は納得いかんよ。やっぱり風紀委員とか生徒会書記とかはストレートのセミロングで、出来ればメガネも装備してないとw

ヤングガン・カルナバル (トクマ・ノベルズ)ヤングガン・カルナバル (トクマ・ノベルズ)
深見 真

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第2話感想

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2008年06月18日

覇記 8〜9話 感想

えー、久々の覇記です。


前回で高尾の身の振り方は一段落付きましたので、8話からは新展開となります。
九州全土を平定した塵武学園・・・"厳威国"の登場がそれ。
九州と言うのはなまじ中央から離れている事が独立の気風を生むのか、かの維新においても大きな働きをしました。まあ、維新の場合は島津斉彬が勢い任せにやっちやった事で引っ込みがつかなくなった気もしますが。


ともあれ、巌威国は下関に侵攻、いよいよ日本政府との衝突開始ですね。
灰の無い内地に来てまでマスクと防護服姿ってのもどうよという気がしますが、キャラ立ちという意味ではこの上なく効果的です。腐海に住まう蟲使いの様な姿にピンと来たら覆灰人。
・・・しかし覆灰人の主要武器がスコップと言うのは実に良い。
あれは穴を掘るだけの道具と思われがちですが、第一次世界大戦の塹壕戦においては銃剣よりも攻撃範囲が広く、かつ極めて取り回しが良い事もあって大いに活躍した最強の接近戦用装備です(笑)。
第二次大戦においてもドイツ兵とソ連兵がスコップで殴り合いを演じたケースが結構あるとか無いとか。
作者の方はなかなか心得ていますね!

今回気になる伏線だったのは、やはり美咲の義姉の存在ですね。
この二人の間に漂う空気の悪さは、きっとこの先に何らかの形で波乱を引き起こす原因になると見た。
美咲自身については、予想ですが準レギュラー扱いでしょう。
使い捨てキャラには無いオーラを感じます。


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2008年05月15日

覇記 4〜7話 感想

★覇記


瀕死の重傷を負った高尾は、海沿いの富村に住む月野姉妹によって助けられるが・・・。

裏切りによって学園に居場所を失った事は、高尾にとっては自らの存在そのものを否定されたのと同義。
学園と会長が彼の世界の全てであったであろう事は想像に難くありません。
望む望まぬは関係なく、今は彼を助けてくれた月野姉妹への義理もあり自ら命を絶つことだけは思い留まったものの、今後の身の振り方は全くの白紙状態で。
そんな彼に当面の目的を与えてくれたのは崩壊したと思われていた日本国政府と、そこから派遣されてきた大辻三等警察正の存在でした。

うーん、日本政府だけ近代兵器で武装しているのはある意味チートではないのか。
学園と呼ばれる武装集団というか小国家みたいなものは、大抵槍や刀程度の武装しかなく、飛び道具と呼べるものは弓矢位しか持たないのに対して、強襲揚陸艦やら戦車、果てはパワードスーツまで装備しているのでは、物語のパワーバランスを崩しかねない気がします。
もっとも、これだけの戦力を保持しながらも群雄割拠を許している状況には何か理由があると考えるのが自然かも知れません。外国との連絡が途絶えた現状、国産化できていなかった兵器のパーツ類を確保するのは極めて困難でしょうから、兵器類の稼働率はあまり高くないと思われますし。
いずれにせよ、日本政府が今後の物語の核となる事だけは間違い無さそうです。


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2008年04月26日

覇記 1〜3話 感想

くろやぎさんによるweb長編漫画覇記の感想です。


大規模な天変地異で文明が崩壊した日本。

いかなる理由かは現時点では不明ですが、外国との連絡も完全に断絶されてしまったこの国で、かつての政府に成り代わって日本各地に台頭し始めたのが「学園」。
「学園」は、文明崩壊後の日本の覇権を巡り熾烈な闘争を繰り広げる・・・。
というのが基本設定。


1〜3話は崩壊後の世界における学園の位置付け、そして主人公である高尾の人となりを描く導入編という感じ。
ストーリー的には、学園間の権謀術数に巻き込まれた高尾が、裏切り者の汚名を着せられて学園を追われるまで。
これから彼が辿る数奇な運命を期待させて、導入部としてはかなりいい感じ。

「戦死こそ学兵の本望なれば」

などのちよっと自己陶酔ぽいキャプションが若干気になりますが、命の価値が現代に比べて格段に軽い時代の物語である事を考えれば、どうせ死ぬなら・・・という意味で解釈できなくもありません。
某チャンバラ漫画のノリっぽくて、これはこれで興味深いですし。


何だかんだで面白いので、継続感想書きます。
現在も連載中で、バックナンバーもとんでもない数になってて読み応え充分・・・かな?



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2008年04月10日

「ローマじいちゃんと」感想

最近単行本も発売されたばかりの、キタユメさんのヘタリア。
本のほうは未読です(だってネタ的には面白いんだけど、BL的描写が結構あるので買い難い)が、サイトの方は時々覗いております。

で、いつの間にかアップされていたのがヘタリア番外編とも言える「ローマじいちゃんと」


あはは、爺さんの代(ローマ時代)も基本はそう変わってないのか。
でも性に関するデタラメぶりは、決して我が国も他人を笑える状況にはないと思います。
過去の歴史を見ても、平安貴族の性に関する奔放さは異常ですし、地方の村社会においてもつい戦後まで夜這いなんて風習(或いは文化)が存在した訳ですし。ついでにぬふぅな文化も昔からありましたな。
ローマほど酷くないにしても、清教徒的価値観の国に比べたら格段にカオスな部類。
いや、そんな日本の文化が大好きなんですけどね、個人的にw


それにしても、なんだか壮大な時の流れを感じさせる展開の割に、あのオチはひどいw
もう尻すぼみってレベルじゃねーぞw
赤飯って、もちろん馬鹿にして言っているんでしょうねえ。
案外ダークなヘタリア版日本。

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