2008年07月03日

アンリミテッド・ウィングス 1巻 藤森篤 感想

アンリミテッド・ウィングス(1) (カドカワコミックスドラゴンJr)
藤森 篤
4047124281




リノ・エアレースを題材にした正統派スポ根系熱血漫画・・・なのかな。

何を置いてもあらゆる配置がずるい。
登場人物、登場メカ、すべてがずるい。

だってアナタ、エアレース常勝のダゴ・レッド(実在)を倒すべく、かつての日本陸軍エンジニアが経営する町工場を訪れ、陸軍の高速研究機「研三」の復元を依頼するなんて導入部からしてずるいじゃないですか。
しかも依頼主のレースチームオーナーは病弱で余命幾許もない金髪美少女と来た。
なにこの鉄壁過ぎる布陣。

実際には研三と言う機体は評価が大きく分かれていて、高速試験機のくせに時速700キロを超えられなかった点から駄作扱いする意見と、試験環境(高度や燃料のオクタン価)を欧米の高速機と同じ条件に設定すれば充分に世界水準ではないかという意見があります。
実際戦後米軍によって接収され、米国製の点火プラグや高オクタン燃料で性能テストした日本機は軒並みカタログデータ以上の性能をたたき出していますので、後者の意見もうなづけるところはあります。

作中では研三はオリジナルの形状から更に改良が加えられて、震電と足して二で割ったような奇天烈な形状に生まれ変わりますが、これはやりすぎじゃありませんか。
リノ・エアレースは基本的に低高度で行われますから、低空性能に疑問のある無尾翼形状はちょっと無理があるんじゃないですかね。


それにしても基本的にはマニア向け漫画です。
オーナーが可愛いとか、日米の爺さんズがどれも燻し銀の魅力を放っているとかそういう部分に隠れてはいますが、本来の見所はFw190にB-29のエンジンを無理矢理乗っけるとか、そういうエアレース機ならではの魔改造の楽しさ。
しかも絵的にはそこそこ格好良いからたまりません。
まあ、個人的に大好きなスピットファイア・・・それもマリーンではなくグリフォン搭載型が現時点では登場していないのが不満ちゃ不満ですが。
何にせよ航空機、それも大戦機が好きな人種ならば文句なしに楽しめます。


ところで絵にどことなく新谷かおる氏の面影が感じられるのですが、作者はアシ経験があるのでしょうか。



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2008年06月21日

ゼロイン 1巻 いのうえ空 感想

ゼロイン 1 (ドラゴンコミックスJr)
いのうえ 空
4047123498



どこか微妙に煮えきれないものを感じてしまいます。


民間警察という存在に関しては、例のなんとか劇場で名を馳せた宰相当時にブームだった、何でもかんでも民営化論を思い出させるものがあります。
今となっては狂乱に踊った恥ずかしい記憶と共に思い出される一輪の時代の仇花でしかないのですが、まあそんな時代もあったなあ・・・と懐かしい気分にはさせてくれますね。
なめ猫やルービックキューブみたいなもんです。


それはそれとして、タイトルにもなっているゼロインとは、主人公みくるが使用する相手に密着して零距離から連続して打撃を繰り出し、銃火器を持つ相手を無力化する特殊な拳法?だそうです。
机上の理論としては確かに有効な気がするのですが、実際のところはどうなんでしょう。
何と言ってもまずは、いかにして間合いを詰めるかという最大級の課題があるわけですが。
実際作中でも白石のアシストがないと間合いを詰めるどころか、死んでいたかもしれないシーンがあり、作者自身設定に無理がある事は自覚しているんだなと変な方向で納得したのはここだけの話。


一応はガンアクションと言う事で、硝煙臭が立ち込めるシーンの描写に関しては伊藤明弘御大を多分に意識した(主にマズルフラッシュや弾着時の描写)ダイナミックな構図になっていて、この手のジャンルの中ではかなり良い方だと思うのですが、肝心の主人公みくるが過去のトラウマに縛られてなかなか撃てないと言う設定が爽快感を欠いています。
そのトラウマ部分に関しても、なんだか作りすぎというか、まず設定ありきであまり重く感じられず、作品にとって本当に必要な要素なのかな・・・という疑問が残ります。

これなら某ジオブリーダーズの梅崎みたいに、ばんばん撃ちまくるけど何故か人は死なない・・・いちいち細かい事突っ込んだらラティの20ミリぶっ込むよ!というノリの方がずっと爽快感があって楽しいと思います。
実際方向性はワイルダネスやブラックラグーン系ではなく、明らかに(初期〜中期の)ジオブリーダーズ系ですしね。

この辺りのミスマッチ感がどうにも中途半端で煮え切らないムードに繋がっています。
設定で損しているなあ。



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2008年06月19日

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 1巻 ぷよ 感想

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (1) (角川コミックス・エース 203-1)
ぷよ
4047150622



もとから奔放なキャラクターは、どんなに崩してもそれに違和感無く対応してしまうから怖い。
世界を望むままに改変するどころか、世界にすんなり馴染んでしまうとは一体どんな皮肉ですか?


はい、絶賛大重刷のハルヒちゃんです。
何と言うか、一応アニメも見ましたし原作も5巻くらいまでは読みましたが、実は僕、ハルヒと言う作品に強い思い入れはありません。
もちろん物語としては面白いと思うし、谷川氏の巧緻性に満ちた作風は素直に凄いと認めています。
ただ、残念な事に萌えるキャラがいないので、思い入れ度数は低め。


そんなハルヒですが、この4コマは文句無く面白い出来でした。
最初のうちはギャグがスベっていましたけど、長門がエロゲにハマったり、あちゃくらさんが登場したりし始めた辺りから急に楽しくなって来て。
長門の可愛らしさは原作以上と断言します。
もっとも、原作の長門とは別物と言っても良いほどお茶目さんになってしまってはいるんですけどね。

逆に、原作とあまり変わらないのにこのギャグ漫画世界に違和感無く馴染んでいるのがハルヒとキョン。
ハルヒについてはもともと何でもアリな人物なのに加えて、むしろこういう崩れた世界でこそその個性が輝きを増すタイプなので恐ろしい位に馴染んでしまっています。
キョンの方も、一応主人公ながらもその立ち位置は常にツッコミ役なので、どんな世界であろうとそこにツッコミ対象が存在する限りは永久不変。
改めて考えると、原作は複雑なストーリーに反して主役二人の役割を極限までシンプルに設定していて、だからこそどんな方向に発展させてもハルヒはハルヒであって他の何者にもならない訳です。
このハルヒちゃん世界にしても、数ある平行世界のうちの一つと位置づけても何ら問題ないかも知れません。


いやしかしホント、この長門は可愛いなあww
キョンに入部届けを渡した長門も良かったけど、この作品内の長門は別格。
本来そんなに長門スキーでは無かったんですけど、これは転ぶかも知れません(笑)。



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2008年05月21日

機動戦士ガンダムギレン暗殺計画 1巻 Ark Performance 感想

機動戦士ガンダムギレン暗殺計画 1 (1) (角川コミックス・エース 83-5)
Ark Performance
4047150282




一年戦争末期に計画されたギレン総統暗殺計画を追う、国家公安部捜査官レオポルドの活躍を描くポリティカル・ストーリー。
ガンダム漫画と言うと迫力のあるMS戦を主体にしたものが多い中、敢えて銃後のサイド3を舞台に据え、MSの殆ど登場しない物語を描こうとする心意気は高く評価したいと思います。

それにしてもギレンを殺害したのはキシリアと記憶しているのですが、本作における暗殺計画と、キシリアの思惑は全く別のものなのでしょうか。
暗殺計画の中心人物とそれる"レギンレイヴ"なる人物の正体こそが物語の核心部分と思われますが、最初はキシリア辺りが正体かと思っていたものの、公国の裏の歴史において、レギンレイヴという存在が始めて確認されたのが0052年。
実に27年間に渡って暗躍を続けている存在だという事が明かされ、年齢的にキシリアと言う線は無くなりました。
しかし27年間も正体を知られずに暗躍してきたとなると、余程権力の中枢に近い所にいる人物なのか、あるいはレギンレイブという名前は特定の個人を指す名前ではなく、複数の人間によって名乗られてきたある種の称号なのか・・・。


レギンレイヴと言う名前そのものは、戦乙女の一人の名前であり、神々を受け継ぐ者という意味なのですが、そこに正体の秘密があるのかどうかは不明。
と言うのも、ジオン公国は近年、特に0083公開以降、第三帝国のイメージで語られることが多くなり、今ではほぼオフィシャルでも第三帝国の影が付き纏う(と言うよりも第三帝国の影そのものかも知れない)国家となった訳ですが、その本家第三帝国で計画されていたクーデター計画がその名も「ヴァルキューレ作戦」。
ヒトラーの殺害とナチス党及び国家機関の武力制圧を旨とした計画だった訳ですが、本作品内におけるギレン暗殺計画もこれをモデルにしていると思われます。
本家の作戦名がヴァルキューレなので、安直に作中の計画に関与している人物にそれぞれ戦乙女の名前を与えただけと言う可能性も無い訳ではなく・・・。

現時点では暗殺計画に加担している人物がどのレベルにまでいるのかという基本的な部分すら謎なので、レギンレイヴの正体をあれこれ推理するのは早計な気もします。


という訳で、予想以上に面白い作品だと感じました。
絵がまるで人形の様に端正すぎるのがちょっと気になりますが、その端正さが逆に表情を読み辛くしていて、だれが嘘を言っていて、誰が真実を語っているのか判然としない不安感を醸し出しています。
あの幼馴染ちゃんが計画に加担していたとしても何の不思議も無い位に、全員が怪しく思えてしまう。
ガンダム漫画としては変化球で、ある意味キワモノの類ではありますがお勧め。

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2008年04月18日

新世紀エヴァンゲリオン学園堕天録 1巻 眠民 感想


新世紀エヴァンゲリオン学園堕天録 1 (1) (あすかコミックスDX)
GAINAX・カラー 眠民
4048541579



核地雷キター!

・・・うん。まあ核地雷と言うほど核地雷じゃないんですけど。
ただ、エヴァじゃねえじゃんという話でして。


原作の面影はキャラと「使徒との戦い」と言う部分に残っているのみで、内容のほうはライトノベル的な学園異能バトル系。ロボットとしてのエヴァは登場せず、代わりに思念で作り出される武器にその名が冠されています。
もうこの時点でエヴァじゃねえ。

宗教と似非科学と似非生物学を渾然一体とさせた、あのミステリアスな雰囲気も無く、シンジと父親との確執も(現時点では)ありません。
ミサトさんとの微妙な距離感とか、その辺もばっさりカットされて、ミサトさんはただの担任教師に成り下がっています。

まあ。

何と言うか。

やっぱりエヴァじゃないんですよこれが。
僕はエヴァと言う作品は、一時のブームで消費し尽くされた出がらしのお茶としか思ってなくて、思い入れなんて殆どありゃしませんが、でもこれはねえよなあと感じてしまう。
とは言え、この企画はガイナックス主導みたいですから、無断二次創作の同人誌みたいに原作レイプとは言えません。困った事に。

原作側が容認しない場合にのみ「原作レイプ」と言う言葉が適用される筈で、容認した場合だと「原作和姦」となる訳ですが、では原作側がセルフでこういうのをやった場合は一体なんと呼べばいいのか。
自爆テロとでも呼ぶべきか。


ともあれ、エヴァと言う名前を冠していなければ、異能バトルものとしては決して出来は悪くないです。
少女漫画誌連載には珍しくバトルシーンにそこそこキレがありますし、絵も上手な方だと思います。
変にビッグネームを背負わずにやった方が絶対素直に楽しめると思うんですけどね。なまじエヴァだと言うから斜に構えて見てしまう。

企画そのものに問題があるという事で。


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タグ:眠民
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2008年04月12日

未来日記 2巻 えすのサカエ 感想

未来日記 (2) (カドカワコミックスAエース)
えすの サカエ
404713872X



未来日記2巻です。
1巻で大暴れしたテロ少女みねねさんが表紙。
隻眼になって何か格好良くなってませんか?

さて。
6thの壮大な罠が仕掛けられる展開でしたが、なんだか由乃すごい、由乃強い・・・で大体の方向性が決まってしまった感もあり。
由乃は高確率で最後まで、もしくは最後から2番目まで残る無敵フラグが立っていると思うので、殆どチートですよね。死亡フラグを覆す為にはこの位の押し出し強いキャラが必要なのかも知れないけど、無敵キャラと判っているだけに緊迫感はあまり感じられず。
もしかすると、由乃の存在そのものを死神みたいなものとして話を進めていくのかも知れません。
この作品におけるジョーカーですね。


ある意味、中盤で由乃が消えたらそれはそれで展開が読めなくなると思うのですが、多分それやると読者が減るのみならず、作者の家に骨が送り付けられたりして、「実は生きていた」をやらざるおえなくなると思うので、それならまだチートの方がマシかなとも思います。
それにしても斧が似合うヒロインというのも斬新ではあります。ハハッ。


・・・それはいいとして、ユッキーが由乃屋敷で見たものは気になります。
特に臭いを感じた描写は無かったし、今まで異臭騒動が起きた風でもないだけに、アレがいつどうやって出来たものか秘密がありそう。出来立てだとしても、やはり生ものは臭いがキツイはずなので、既に乾きモノになっているのか。
レビューブログさんを見た感じでは、最新刊まで引っ張っているみたいですが・・・。
先の展開が気になるところです。


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2008年03月30日

フルメタル・パニック! 8・9巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック!(9) (ドラゴンコミックス)
館尾 冽 賀東 招二
4049262568

フルメタル・パニック! (08) (ドラゴンコミックス)フルメタル・パニック! (08) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽

by G-Tools



8、9巻はこれまた4、5巻と同じく上下巻扱いなので、2冊まとめての感想となります。
なお、漫画版の第一シーズン?はこれで一端終了。この後、ギャグ中心のいきなり!フルメタルパニック!やCOMIC MISSION、Σ等が続く模様です。


かなめも招待して開催されたトゥアハー・デ・ダナンの就航1周年パーティ。
時を同じくして太平洋西部のベリルダオブ島の化学兵器関連施設が謎の武装集団の攻撃によって占拠。
デ・ダナンに武装集団の殲滅と捕虜の救出任務が下るが、武装集団の中にはあの男・・・ガウルンの姿があった。

という感じのストーリー。
さすが宿敵ガウルン、そう簡単にはくたばってくれては無かった模様です。


第一シーズン?の締めくくりだけに、ギャグ要素は殆どありません。
基本は宗介とガウルンとの宿命の対決です。
SFロボバトルとしての側面を強調した展開でしたので、若干似非ミリ臭がしたもののさほど気になるという事も無く素直に楽しむことが出来ました。
なお、島での戦いはわりとあっさり終了しますが、投降したガウルンが艦内の内通者と共にダナンを乗っ取ってからの展開が、二転三転してなかなか見応えあり。
最後はガウルンがヴェノムのごと自爆攻撃でダナンを沈めようとする訳ですが・・・。
ガウルンを捕虜にして機体を回収した時点で、機体に爆発物が隠されていないか位チェックしておけよと。

あと、ミスリル内部の裏切り者が、より金額の大きい側に付くのが傭兵だと言ってましたが、半分間違い。
傭兵はお金を貰って契約している訳ですから、条件の良い側に付くのが常とは言え、契約期間内での寝返りはタブー。
そんな事をすれば永久に誰も雇ってくれなくなるし、場合によっては抹殺されます。
ああ見えて、実は信用第一の稼業なんですよね。


・・・で、結局今回もガウルンの生死は不明で終わりましたが、宿敵ですから後のシリーズにもきっと出てくるんでしょう。
まあ、なんと言ってもこういう強敵が出てこないとなかなか盛り上がりませんしね。
彼の背後関係とか、宗介以外にもいると言うかなめのボディガードとかは結局語られずじまいでしたが、それも後のシリーズに持ち越しか。


ミリ方面には色々疑問はありますが、近未来ロボバトルとしては充分に楽しめました。
原作の方もぼちぼち読んでいこうと思うので、本館の方もまめにチェックしていただけると幸いです。

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タグ:館尾冽
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2008年03月28日

夜は短し歩けよ乙女 第1集 森見登美彦 琴音らんまる 感想 

夜は短し歩けよ乙女 第1集 (1) (角川コミックス・エース 162-2)
森見 登美彦 琴音 らんまる
4047150290



原作は一応読んでます。(原作感想

コミカライズという事で、どうしても原作と比較してしまうのですが、第一印象としては、原作の持つ一種独特の胡散臭さを伴う、えもいわれぬ雰囲気を完全には再現できてはいないなと感じました。
あくまで、主人公である「先輩」と、お友達パンチと愛を武器に美しく調和のある人生を歩む「乙女」とのすれ違いラブコメと言う部分にのみ焦点を絞っている感じです。

しかし、原作の独特の雰囲気を醸して出している要素・・・居酒屋巡りだの、古本市だのといったある意味"枯れた"趣味は、漫画版の主な読者層に受け入れられるかというと、正直微妙。
多分、この作品(原作ね)の、そうした枯れた味わいがわかりはじめるのは30代前後からだと思うので、それよりもターゲットの年齢層が若い漫画版ではラブコメを柱にするのは、ある意味正しい選択だと思います。
僕自身、漫画版であの原作の雰囲気を再現できるとは思ってなかったので、妥当だろうなという感想しかありませんし。


中盤以降は漫画版オリジナルの話という事で、これについては賛否両論あると思いますが、原作者公認である以上、オフィシャルと言えばオフィシャル。
当然、上でも触れたように原作の雰囲気とは随分異なる訳ですが、これも漫画としての見栄えを考慮すればやはり妥当と言わざるおえません。
「先輩」の「乙女」に対する妄念が京都を滅亡の危機に追い込んだりとか、すっげーバカバカしい話なんですが、これはこれで面白かったりしますし。(もっとも、熱烈な原作ファンの人に言わせると、わざわざ原作のタイトルを冠する必要が無いと言う事になるんでしょうけど。)
でもやっぱり、感想は"妥当"の一語に尽きるんですよね〜。


ネットの評判を見る限り、原作未読の人にはそれなりに好意的に受け止められている様です。
原作が好きな人にはお勧めしませんが、原作には興味があるけど、一般文芸は敷居が高くて・・・と言う人への導入編としては意義があると思います。




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2008年03月27日

フルメタル・パニック! 7巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (07) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049262428



今回も6巻と同様に、コメディタッチの短編中心に編成されているが、中途半端なミリタリーネタをあまり濫用していない分、素直に楽しめた気がします。


実験動物やらオカマ体育教師やらかなめの祖父やら、登場人物?もそれなりに個性的な面々で賑やか。
この巻に限った事ではないですけど、短編はオチを無理につけようとしているきらいが無い訳じゃありませんが、小ネタが面白いので問題なし。


個人的には2話目のチョコエッグネタが懐かしかったですね。

当時は僕自身かなり集めましたし、その頃付き合っていた女性がこれまたチョコエッグに凝ってて、中身だけ取ったら、チョコは太るし、捨てるのも勿体無いしと言う理由で僕に押し付けるんですよ。
ところがまた、このチョコエッグのチョコがべらぼうに甘くて、一日に何個も食ったら確実に病気になれるレヴェルですからね。
なかなか苦戦しました。


あと、他愛の無い事ですが、かなめの祖父が戦争中に配属されていたと言う海軍の三〇二哨戒中隊とやら。
ルビが「さんびゃくに」とありしたけど、海軍は昭和17年以降名称の読み方を変更したので、三〇二ならば「さんまるに」と読むんじゃないかと思ったり。(陸軍ならば「さんびゃくに」と言う読み方でOK)
と言うか、そもそも三〇二哨戒中隊は某ガンダム0083のソロモンの悪夢さんがいた部隊じゃないか(笑)。
そういえば原作者の名前も、青いゲルググの人っぽいよなあと改めて思った。

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2008年03月19日

フルメタル・パニック! 6巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (06) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049262282



6巻は完全な短編集形式。
ASの登場しない、ラブ&スプラスティックなコメディですね。


もともとこの作品のギャグ回には、戦争しか知らない宗介を、平和な日本に叩き込めば・・・というコンセプトがある訳ですが、6巻は今までに無くその要素が強かった。
写生大会の話、料理の話、ラブレターを貰う話など、まさに宗介と一般人とのギャップを楽しむのがメインですからね。

ただ、似たようなノリの「迷彩君」と言う漫画が昔ありまして、これを昔読んでいたせいか、あまり新鮮味を感じないのも事実。

ちなみにどの位似ているかというと。

連載開始次期はほぼ同じ。
主人公は傭兵。(迷彩君は大学生)
いつも銃を持ち歩いている。
背後に大きな組織がいる。

位ですかね。
まあ、かなり似たコンセプトなのが判ると思います。
フルメタの方が絵がアニメ系でミリタリー臭もかなりライトになっていて、より一般向けではありますが。

・・・今書いてて気付いたのですが、この一般向けと言う部分が、僕みたいなミリオタには物足りなさを感じさせている原因かもしれません。
それこそ、銃を撃たない時にまでトリガーに指をかけている描写を見ただけで一気に興醒めしてしまう体質ですから。
そういう基本的な部分のエラーは放置したまま、プロの傭兵は一味違うと言われても、はいはいくまくま、そうですかそうですかとしか思えないんですわ。

だから、ギャップを楽しませるギャグパートよりも、SFロボットバトルとして割り切って楽しめるAS戦の話の方が、読んでて格段に面白く感じるんですよね。
もしくはミリ臭抜きのラブコメパートか。

この辺は完全に趣味の問題でしかないんですが。


という訳で、テッサが可愛い事しかあまり印象に残らなかった6巻でした。
タグ:館尾冽
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2008年03月16日

フルメタル・パニック! 4・5巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (04) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049261952

フルメタル・パニック! (05) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
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本来なら1冊ずつ感想書くのが流儀なんですが、今回は特別。
というのも、4巻、5巻の2冊でA21編という一つのエピソードが語られる為、別けるよりも一緒にまとめたほうが・・・と思ったんですよ。上巻下巻、前編後編という体裁ですから。

さてそんなA21ですが。
うーん、テロ組織としてのA21の成り立ちは理解できたのですが・・・。

あんな巨大なASを建造するだけの資金や技術が何処から流れてきたのかが語られないままと言うのは気になります。
タクマや「姉」の葛藤、愛情などがメインになっていて、テロとかASとかがただのガジェット扱い。
それはそれで良いんですけど、もう少し丁寧に描いてくれないと、唐突感ばかりが残るんですよね。

これならまだ2巻のガウルンの方が、敵としてあらゆる面で判りやすかった気が。

ちなみに、クルツによる走行中のトラック荷台からの精密狙撃は流石に無理があると思うぞ。


短編は、ポン太くん初登場とか、テッサが異界?に迷い込む話、そして日向家のガードマン3人組みによるリベンジ。

やっぱり日向家ガードマントリオはいいですね。
こういう頭の悪い、でも憎めない小物は大好きです。
お坊ちゃんが出てこなかったのは残念ですが、あの3人も今はフリーに戻ったみたいなので仕方ないか。

・・・ショタキャラ好きなんだけどな(笑)。

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タグ:館尾冽
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2008年03月07日

フルメタル・パニック! 3巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (03) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049261898



3巻では再び学園コメディに。
一体どっちがメインなんでしょうか。


前半はテッサが生徒として転校してくる話。
と言っても、期間限定ですが。

もちろん、かなめは宗介とテッサとの関係を知る由もありません。
不自然な宗介とテッサの態度に色々と疑念を持ってしまうかなめ。
事情を知らないんだから、これは仕方ないですよね。

でも、真実を明かすと割とあっさり納得しちゃいましたね、かなめ。
前回の北朝鮮での出来事を経た後では、そりゃ大抵の事は受け入れられるか。


後半は動物園行ったり、海に行ったり。

日向家の使用人の皆さんには吹いた。
何でまたこんなある意味危険な人たちばかりを雇っているのか・・・。
もしかして、重要人物だったりするんでしょうか。
柾民の台詞からするとまた登場しそうな気もしますが、さて。

最後の怪談の話はあんまり怖くなかったですね。
夜の無人島が舞台なのに、全体的に絵が明るい感じだったのがマイナス要因。
ベタを多用してくらーい感じの絵にしていたら、もっと恐怖感を誘ったかも知れません。


1巻とか、今回の様な学園ドタバタも悪くないんですけど、こういうのがあまり続くと飽きて来そうなので、ミスリルとしての活動部分も、もっと見せて欲しいかなっと思います。

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2008年03月04日

未来日記 1巻 えすのサカエ 感想

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))
えすの サカエ
4047138398



ある人に薦められたので読んでみました。

90日先までの未来を知る事が出来る携帯を持たされた12人が、神の座を目指して殺しあう内容・・・簡単に言うとそんな感じ。

ただ、未来を知る事が出来ると言っても、行動次第で未来は幾通りにも分岐するので、一度死亡フラグが立ったとしても、それで確定という事はありません。
結局、未来を掴むのは自分次第という事です。

読んでて何かに似ているな・・・と思ったのですが、やっぱりバトルロワイヤルですかね。
あと若干デスノートですか。

漫画版のバトロワはネットカフェで全巻読みましたが、色々な意味でキッツイ作品でした。
というか、トラウマ漫画。
こちらは、絵柄がアニメっぽいぶんだけ、生々しさはマイルドになっています。

1巻で戦う事になるテロ少女みねねの無限爆弾とか、突如現れる逃走バイクとか、この辺りは漫画やアニメというよりも、むしろカートゥーンの世界と言っても良い位に荒唐無稽で、作品の路線をある程度示している気がしますねw

このB級臭を突き詰めて描けば、面白い漫画になる気がします。
逆に、鬱展開とかには向かない作風かも。


・・・で、やっぱり某ボインゴも未来日記能力保有者なんですか?w

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2008年03月02日

フルメタル・パニック! 2巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (02) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049261707




1巻のギャグ展開が嘘の様な、シリアス展開となる2巻。


北朝鮮を舞台にした、宿敵ガウルンとの対決。
本作のメインギミック、アームスレイブの登場。
そして、かなめの秘密・・・。

ウィスパードとは何ぞや、ラムダドライバの原理は何ぞや、という部分は謎のままですが、この辺りは続巻でおいおい明かされていくのかな?
AS等のSF的な兵器が色々存在するのも、このウィスパードの特殊な能力があってこそらしいですが。

それにしても。
宗介はかつてカシムって呼ばれていたんですね。
無愛想で、ピントがずれた発言が多くて、アラビアンな名前を持っていて。
クルツと某マイスター程ではないにせよ、これも何か共通項を感じますね。

ガウルンの人となりも、どことなく「とろこがぎっちょん」の御仁を思わせる部分があって。
何だか、読めば読むほど共通点が見えてくる。

例えばエヴァンゲリオンと言うアニメでは、過去の特撮のワンシーンなどを露骨にトレースしたカットが使われていたりした訳ですが、元ネタを上手にメイン視聴層物心付く以前の作品に絞る事で、気付かれにくい様工夫されていました。

また、モー娘全盛時につんくが、メインターゲットである女子高生が知らないであろう、ジンギスカン等の名曲の一部を拝借していたのも、同じ様な手法と言えます。

しかし00の場合、フルメタは現在進行形の作品です。
ガンダムとファン層がかぶっている可能性も高いです。
実際、第一話放送終了時から散々指摘されました。
どういう意図でこんな即バレな事をやっているのか、それが気になります。


あと余談ですが、今回宗介の持っている武器が頻繁に変わります。

最初にかなめを助けに研究室に飛び込んだ際に持っていたのは、構図の問題で細かい部分まで見えませんが、多分直前に敵兵から奪ったトカレフもしくは54式でしょうか。
その次のシーンでは、UZI短機関銃。
そして、かなめとクルツとの3人で逃走中のシーンではUSP。

敵から奪ったにしても、「冷血女」の持っていたのはマカロフっぽい奴でしたし。
雑魚の兵士はトカレフ(実際には北朝鮮ではブローニングHPを採用しているらしい)です。

UZIやUSPは一体どこから湧いて出た?

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2008年02月27日

フルメタル・パニック! 1巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (01) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
404926157X



気のせいかも知れませんが、なんだか最近フルメタルパニックと言うタイトル名をよく耳にします。
考えられる理由としては。


・原作が次の巻で完結らしい。

・一部地域でアニメが再放送されているらしい。

・某ガンダム00の設定や一部キャラが似ているらしい。


と言ったところでしょうか。
そして、それに対して僕自身はと言うと。


・原作小説はつどうメイク・マイ・デイまでは買ってあるけど一冊も読んでない。

・アニメは三期まで録画してあるけど、ふもっふを2話ほど見ただけ。

・コミック版第一シリーズを9巻まで持っているけど、全然読んでない。


・・・だめじゃんorz
ま、積み本と積みアニメと積みプラモに埋もれている奴ですから。

という訳で積み本消化開始。

うん。
何と言うか、つまりはラブコメなんですね。
1巻のエピソードはアニメで見た部分と大体同じ。
異物混入パンの話が個人的には一番面白かったですかね。
一応は壮大なバックストーリーを感じさせる部分もあるんですけど、情報が小出しなので感想という程のものはありません。強いて言うとテッサかわいいよテッサと言う位でw

で、噂のクルツですが、確かに似ていますね。髪型とかも。
初めてクルツ・ウエーバーという名前を聞いた時には、一瞬某一等自営業の

逃げるな
戦うんだ

の人を連想してしまって、どこがロックオンと似てるんだ?と思ったりもしましたけど、なるほど、これは言われるだけはあります。
どこの国にも属さない軍事組織という設定も酷似していますし。
確か仮想戦記作家の大石英司さんも、00開始当時自身のブログにて、フルメタっぽいと述べられておりました。
どのような意図でここまでフルメタに似せたのかは判りませんけど、そのおかげでまたフルメタが話題になるというのは、何とも微妙な相乗効果です。

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2008年02月15日

ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 2巻 鬼頭えん 竜騎士07 感想

ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 (2) (カドカワコミックスAエース)
鬼頭 えん 竜騎士07
4047138622


暫く間が開きましたが、鬼曝し編の後半です。
うん・・・やっぱりキツイ。
一応原作の竜騎士07さんが関わっているから、オフィシャルと言えばオフィシャルなんだと思いますが、とにかく流血がハンパ無くて読んでて非常に精神的に厳しいです。痛いです。
なんというかこう、もう少し手心というか・・・

痛くなければ覚えませぬ

何を覚えるんだ一体。
ともあれ、後半の展開は大方の予想通り、今度は母親がL5になって父を惨殺、その魔の手は夏美に向かうというもの。
親父さんがあまりに良い人すぎて、まさに公由家の良心という感じですが、それ故にあっさり惨殺されちゃうのは涙。



すんでのところで一命を取り留めた夏美ですが、この後衝撃のひっくり返しがあるんですよね。
でも、言っちゃなんですけど、物凄い悪趣味で胸糞悪いひっくり返しです。
ゲームも含めても、これだけ非道いオチはないんじゃないでしょうか。
悪い言い方をすれば、ただひちすらサプライズをやりたいがためだけのひっくり返し。
確かに、藤堂との絆とか、そういう部分も描いてはいますけど、感動よりも後味の悪さの方が強く残りました。個人的には評価できませんよこれは。


スプラッターとか好きな人以外にはあまりお勧め出来ないですね。

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2008年02月06日

はやて×ブレード 2巻 林家志弦

はやて×ブレード 2 (2) (電撃コミックス)
林家 志弦
4840229570



2巻ははやてのルームメイト桃香ちゃんの決闘と、たんぽぽ園の命運をかけて新しい友達蒼と戦う体育祭Wアップデー編の二つが大きな見所ですね。

特に桃香は、何故か刃友を作ろうとしないし、星獲りにも参加しないのが謎でしたが、成る程、DV女鬼吏谷から意中の人であるところのりおなを取り戻すべく決闘を申し込む為に星を温存していた訳ですね。
でも、このオチはない。
後半のWアップデーもそうなんですけど、シリアスな展開と思わせて突然ギャグに持って行く作風は、慣れないと戸惑いまくりです。お笑い剣士って・・・どうなのよ。
ま・・・結論としては、りおなさんはM女だったという事でw

でもね、桃香は確かにりおなには振られた形ですけど、その代わりに桃香に片想い(ストーキング)をしていた犬神五十鈴が刃友になったので、これはこれで良かったのではないかな。
犬神さん、初登場時は貞子みたいでしたけど、失恋して髪切った桃香に無理矢理ツインテールにされてからは随分可愛くなりましたし。個人的にはりおなよりずっと好きですけどね、わんこさん。
でも干し首は嫌(笑)。


後半は・・・たんぽぽ園がかかっているというのに、上でも触れた通りに半分ギャグでした。
みづちさんも極悪キャラかと思わせて、やる事は結構セコくて小物っぽいし。
妙に人が良いところもあるし(だからこそ小物なんだけど)。
僕個人は小物属性に結構萌えるので、みづちさんは今後の要チェックキャラです。

ちなみに、みづちさんのドラマCDでのキャストは・・・うわあ、黒い役には定評のある桑島さんだww
犬神さんは能登さんだし、好きなキャラに好きな声優さんが奇麗に嵌っているのに吹いたw
キャスティングした人はエスパーに違いない。

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2008年02月03日

ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 1巻 鬼頭えん 竜騎士07

ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編 (1)
鬼頭 えん 竜騎士07
4047138150


これはひどい


この作品はひぐらし本編がバッドエンドを迎えた後の後日談的なものですね。
終末作戦で雛見沢村は壊滅した事によって、他県に散っていた雛見沢出身者達が次々とL5状態に陥っていく様を描いた物で、はっきり言って無茶苦茶胸糞悪い展開です。
特に終盤で主人公夏美の母親が、これまたL5になって祖母を殺害して以降の展開は、あまりの悪趣味さに頁を繰るのも憚られる程。

僕個人はホラー映画とか好きですし、グロ耐性もそこそこあるんですけど、家族内殺人とかは駄目。
ぶっちゃけた言い方ですと、感情的にならないで済む惨劇は、所詮はサスペンスドラマの中の惨劇と同じで、謎解きゲームという「遊び」のネタでしかありません。
他にも、戦争映画で何人兵士が死んだとしても、モンスターパニックで何人の人が食われたとしても、別に心は痛みやしません。

しかし、物語の世界とは言え家族内となると色々と感情が渦巻く訳でして、それをほんのちょっとでも意識してしまうと、途端に辛くなって来るんです。
ひぐらし本編でも家族内の惨劇はありますけど、それについては軽く流してくれていたのでそこまで気になりませんでしたが、これはちよっと。
最近は漫画やアニメでもやたらと親殺し等の家族内殺人が題材として扱われていて、リアルローティーン人達や、精神年齢が永遠のローティーンな人達に大ウケ状態ですが、何だか病んでるなあとつくづく思います。

一応2巻も買ってあるので、感想は書きますけど・・・気が重いな。

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2008年01月02日

ぶっちぎりCA 1巻 大和田秀樹

ぶっちぎりCA 1 (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS)
大和田 秀樹
4047250015



年越しも新年も大和田漫画です(笑)。

掲載誌がいわゆる青年誌と言うことで、オタク向けネタはあまりありませんが、らしいという面ではこの上なく「らしい」作品ですね。
最初のうちは手探り状態だったのか、ちよっと抑え目のトーンでしたが、5話目辺りから大和田節
が炸裂し始めて、最早CA関係ないやん状態。
でもこれが良い。この徹底したカオスを期待していたんですよ大和田先生には。

羽田の出発にいつでも来いや!


主役の花園ひなこ(三十路目前)は別格として、取りまきの方々も相当アレな人たちで、似非ガイジンのフランソワとか、傭兵でもやっていた雰囲気の機長とか、無敵キャラのひなこ母とか、マトモな人が殆どいません。
この辺のノリも大魔法峠を思い出しますね。

このノリのまま突っ走ってくれるなら期待度大。
しかし何も知らない人が表紙のイメージで買ってしまったら・・・どう思うだろうか(笑)。

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2007年12月31日

機動戦士ガンダムさん さいしょの巻 大和田秀樹

機動戦士ガンダムさん さいしょの巻
大和田 秀樹 矢立 肇 富野 由悠季
4047137502



初代の機動戦士ガンダム(ファーストとは呼びません。何故ならそんな正式タイトルのガンダムは存在しないから)のシャアとララアを使った掛け合い漫才系4コマですね。
ガンダムのネタがふんだんに使われていて、懐かしいといえば懐かしいんですが・・・大和田さん、何かパワーダウンしていませんか?

いや、僕はガンダムの漫画だから・・・ではなく、大和田さんだから・・・と言う事でこの本を手に取った訳ですけど、正直なところ僕の求める大和田さんではなかったなと。
まあ、ぶっちゃけ大和田さんのギャグって、特に捻ったものではないですよね。
むしろ予定調和的と言うか、例えば大魔法峠シリーズならば、最後は肉体言語が炸裂と言うパターンです。
要はオチが最初から見えている訳で、しかもそのオチ自体そこまで面白い訳ではない。
しかし、この人のギャグの真髄はオチではなく、オチに至る過程のカオスぶりにあると思います。
笑いが最後にまとめてやって来るのではなく、波状攻撃状に連続してやってくる。
しかし、これを4コマにしてしまうと、一番の見せ場である中途過程のカオス展開が完全にスポイルされてしまい・・・(以下略)。

完全に作風と形式のミスマッチです。
残念残念。

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