塩野 干支郎次

0巻という微妙なナンバーゆえに番外編か何かかと思って読む順序を後回しにしていたのですが、これ読んでないと話が色々と繋がりませんね。
何で普通に1巻として発売しないのかなスクエニは。
語られる内容はケインツェル(アシェリート)が本格的に七英雄打倒に向けて動き始める少し前のお話。
そういう意味では確かに0巻と言う番外編的なタイトルは間違ってはいないんですけど、黒翼剣軍を巡るアトの兄の一件とか、黒い剣の事とか、ロズン達七槍騎士団の事とか、0巻から読んでないと何の事やら分からない言及が後の巻にあまりに多くて著しくモチベーションが下がります。
ええ判ってますよ自業自得なのはね。
ところで、0巻を読むまではアシェリートは死後何らかの力でケインツェルに転生したと言うか、アシェリートとケインツェルの間には一度断絶があると思っていたのですが(だって種族も年齢も違うし)、実際はアシェリートは死ぬ直前に妖精と融合する事で生命を繋ぎ留めたという設定だったのは予想外。
それはつまり肉体は妖精の力で若くても精神は相応に歳を取っていると言う事で、仲間たちに裏切られて瀕死の重傷を負わされた20年前に20歳前後だったとすると、今はもういい中年と言う事になります。
成る程成る程、そう考えるとケインツェルが女性に対して手が早い件や、偶然アトの局部を見てしまった割に落ち着いている理由が何となく判る気がするぞ(笑)。
と当時に、ギュスタフに捕らえられて全裸で緊縛されている姿が中身は中年だと思った途端おぞましいものに思えてきました(核爆)。
中の人のことを考えてはいけないとは言え・・・100歳とか200歳とかそういう数字ならともかくも、40歳前後という妙にリアルな数字だけに、一度気になり始めると止まらないんですよこれが。
やべえ、作品全体に対するモチベーションにまで影響を及ぼしそうだw
話が大きく逸れました。
1冊で4人の敵を倒すという展開なのでやや慌しい感じはありましたけど、ケインツェルに変な迷いが感じられないぶん素直に楽しめる内容となっています。
けれん味重視なので深く考える事無く読めるのが美点ですね。
実年齢を気にしなければ(笑)。
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