岩原 裕二

狐につままれたような、そんな終わり方でした。
巻末おまけ頁の事ではありません。
本編自体が一線を越えてしまった感じで、復活後のマルコの規格外な無敵ぶりや、引っ張りまくった割にしょっぱいゼウスなど、悪い方向へと暴走してしまった印象が強いです。
カスミとシズクの件にしても、これまでの物語の中に色々と伏線を潜ませてはいたのでしょうが、展開が散漫になってきてからはその伏線もあまり活きていたとは言えず、やや唐突感が残るものでした。
まして最後に大爆発する意味が判らない。
終わって見れば、結局作者は何をしたかったんでしょう?と言う拍子抜けた感じばかりが残って、序盤に抱いたワクワク感は行き場をなくして今も古城を彷徨い続けている感じです。
うん・・・でもね。
でも、この作者は可愛いショタを描かせたらやはり天才だと思いましたよ。(それか)
いやいや、ティムなんですけどね。
4巻辺りからの、不釣合いに大きなフリッツヘルメットを被った姿も愛くるしかったのですが、半分ゼウス神属になったケモノ少年スタイルがまた愛らしくて愛らしくて。
実にけしからんじゃなイカ?
まあ、それだけじゃなくて「ああ、このシーンいいなあ」という所は沢山あるのですよ。
カスミが本物のカスミと対面する所とか。
部分部分には光るものがあるだけに、勿体無かったなあという思いが一層強く残る作品でした。
いばらの王・感想
1巻
2巻
3巻
4巻
5巻
★感想まとめ一覧は→こちら
←ランキングに協力していただければ明日への勇気が涌いてきます^-^;タグ:岩原裕二











