2008年06月16日

ふおんコネクト! 1巻 ざら 感想

ふおんコネクト! (1) (まんがタイムKRコミックス)
ざら
4832276204



作品タイトルではふおんの名前が前面に出されているのに、表紙もふおんなのに、実際に作中で一番出番が多いのはあけるだったりするこの不思議。


正直最初のうちはそんなに面白いと感じなかったのですが、後半に入って作者がふおんを暴走させ始めてからは、ぐっと面白くなりました。
やっぱり4コマには暴走気味のキャラクターは欠かせません。
初期のうちはこの暴走役が不在だったためにどこか淡々としていて、4コマとしての起承転結があまり感じられなかったんですよね。加えて、癖のない端正な絵が淡々とした雰囲気を更に強めていた気がします。

一応はオタ系の人向け路線と言う事で、ネタもオタ系に振ったものが取り入れられていますが、あまり濃いものではありません。らき☆すた(漫画の方。アニメは色々とパロ盛り込みすぎ)のオタクネタをある程度理解出来るなら問題なく馴染めると思います。
逆に言うとヘヴィなオタの人から見たら物足りなく感じられるかも知れませんが、まああんまり掘り下げられてもいちげんさんお断り状態になるだけなので、これが程好いレベルなのかも知れません。
個人的にはもう少しハジケてもいいかなと言う気もしますが。


で、やっぱり作者的にもイチオシなんだろうと思いますが、あけるは良いですね。
可愛いと言うのとは違うし、クールビューティーと言う程クールでもない微妙な加減がなんだか親しみがあって(笑)。ふおん相手の時は何故か微妙な関西弁なのも独特の味があります。
いわゆる大阪弁と言うよりも、大阪周辺の県で使われている広義の関西弁と言う感じですが、そうした地方色(ぶっちゃけた言い方すると田舎臭)とスマートな外見とのギャップが俳句で言う所の取り合わせの様な効果をもたらしています。
と言うかね、もともとテンション低めの長身女性は好きなので、ピンポイントで狙われた感じですよw

2巻も読んでみてもいいかなあ・・・という感じ。
なお、表紙カバー下にオマケ有りです。


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2008年01月12日

GA 芸術科アートデザインクラス 1巻 きゆづきさとこ

GA-芸術科アートデザインクラス 1 (1)
きゆづき さとこ
4832275933



アート科の女子高生達を主人公にした4コマ漫画。
絵は抜群にかわいく、かつ上手です。これだけは他の追随を一切許さないものがあります。
全体的にゆるい雰囲気ですが、一部ハイテンションなキャラもいて、メリハリは利いております。
感想としては・・・うーん、もう少しパンチが欲しいかな、と言うところ。
きゆづきさんの漫画は「棺担ぎのクロ」がお気に入りなんですけど、この人もともとギャグよりは若干ブラックな物語の方が向いていると思うんです。
なので、かわいい絵に反して内容は微妙に怖い方面に突き抜けているクロに比べると、何かもう一つ突き抜けていない感じがしますね。

例えば「スケッチブック」に比べると、技法や道具などの専門知識に頼ったネタが多く、ある程度予備知識がないと笑い所が掴み難い部分が目立つのが気になります。
あとキョージュこと雅とスケブの空閑先輩のキャラが微妙にカブっていたりとかしますし。
もっとも、スケブの場合はどんどん美術系のネタから逸脱して、自然児漫画と化しつつある訳ですが(笑)。

好きなキャラはやっぱりトモカネかなあ。ぱっと見男にしか見えない上に、一人称「俺」と、どこぞの腐女子のノリですけども、力技第一主義ってのが爽やかでよいです。
ティッシュを鉄板のように描く女。
絵は体を表すとは・・・それは事実だと思いますよ。漫画的にも、僕個人の経験的にも。

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2007年11月24日

火星ロボ大決戦! 1巻 なかま亜咲

火星ロボ大決戦! 1 (1)
なかま 亜咲
4832275887



ああ、困ったなあ。実に困った。
この作品、一言で言うと、ギャグが面白くないです。絵的にもどこかで見たような感じで、あまり新鮮味がありません。
ありませんが・・・

司令官は俺の嫁!

若干胸が大きいのが気に入らない以外は、ほぼ完璧に理想のプロポーションと、シグナム姉さん風の風貌。そして本人望まずしてエロ担当。
第一話でいきなり先代主人公にレイプされる辺り、もうこの時点でこの人の扱いは決定していた気がしなくも無いですが、時給1050円じゃキツイ仕事ですよね。
それにしても、本編(モノクロ)では髪にトーンもベタもかかっていないので、きっと金髪かピンク色だと期待していたんですが、カラー頁でアッシュグレイと判明。何だかモノクロの時とイメージ違いすぎて別人みたいですなこれは。

まあ・・・司令官にひたすら萌えるだけの漫画です。それ以上のものはありません。
よって、あんまりお勧めはしません。

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2007年11月22日

棺担ぎのクロ。〜懐中旅話 2巻 きゆづきさとこ

棺担ぎのクロ。~懐中旅話 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)
きゆづき さとこ
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棺担ぎのクロの二巻目。
例の如く4コマ漫画としての体裁(起承転結)からは大きく外れていますが、物語としての完成度はとても高く、じっくりと読んでしまう漫画に仕上がっています。

さて、2巻ではクロの過去に触れる展開が結構ありますね。
特徴的なクロの帽子の事。
旅を始めたばかりの頃の事。
魔女の呪いの事。
背中に担いだ棺の事。
全体的に重くて陰鬱な展開が多くなっているのが2巻の特徴です。
特にクロが棺を担いで旅をする理由を描いた話なんかは、重い話の上に、絵のせいか後半は結構怖かったですね。それだけに、あの最後のページが憎いぐらいに巧い。
2巻最後のエピソードである首斬り王女の話もそうなんですが、鬱や残酷な話を「世の中なんてそんなものさ」と悟ったふりして投げっぱなしにするのではなく、また、世間に対する皮肉や風刺にするのでもなく、あくまで優しい結末に結び付けるところが実に良い。
特に昨今のやれ自己責任だ、やれ弱肉強食だという、背伸びしたい盛りの単語が飛び交う世相に辟易としているだけに、こういう優しい話は貴重ですね。

かなりお勧めできる漫画です。未読の人は是非。

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2007年11月17日

棺担ぎのクロ。〜懐中旅話 1巻 きゆづきさとこ

棺担ぎのクロ。~懐中旅話 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)
きゆづき さとこ
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絵柄的にはピンポイントで好きな部類です。
内容も好きです。
4コマである必然性はあんまり無いですね。作者さんは画力もあるだけに、4コマではなく、普通の漫画の体裁で描いた方が、もっと作品のムードを伝えられるんじゃないかなあと思った。

この作品を一口で言うと、ライトノベル的とでも言いましょうか。
雰囲気としてはキノの旅とか、あんな感じ。ただ、キノの場合は割と風刺的で、世の中の大半は悪意と誤解でなり立っているんだよという、「ボクだけが気付いたこの世の真理」的なムード・・・ぶっちゃけると著しい中二病なのに対して、こちらはと言うと、暗い雰囲気に反して登場人物は殆どが善人で、殺伐と言う言葉には縁遠い作品です。
それだけに、背伸びしたい年頃の方が読むと、幼稚に思える部分もなきにしろあらず。

個人的には、クロがこれまでの旅の途中に出合った人達だけが一堂に会する話が好きですね。
魔女さんなんか、そのままこの人主役にした番外編があっても良い位に魅力的です。
ケイや輸送屋さんも含めて、登場人物が本当に活き活きしているんですよね。いいなあこれ。


久々にピンと来た漫画です。近いうちに2巻も買ってこよう。
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