2008年07月16日

タビと道づれ 2巻 たなかのか 感想

タビと道づれ(2) (BLADE COMICS)
たな かのか
4861274397




2巻のメインとなるのはカノコ。
何処までも凡庸な自分自身に対する屈折した思いと、彼女と同じく特に何か特別なものを持ち合わせているわけでもないのに、夢を抱きそれに向かって行動するユキタに対する複雑な感情が大きな見所となっています。


カノコはユキタの事が好き。
これは一巻で毎朝11時になると駅のホームにユキタを引き留めに現れていた事からも明白です。
しかしユキタは舞台役者を目指して東京に行くと言う。
ここまではわりとありふれた話なのですが、カノコがユキタの何を好きなのかという部分に一歩踏み込むとねなかなかに複雑な話となってきます。

まずは、カノコは成績も容姿も全てが平凡でこれと言う才能や特徴はありません。
平凡に合格圏内の高校に進学し、平凡に地元の町で生きていく。その事に対してどこか釈然としないものを感じながらも、では何か夢や目的があるのかと言うとそれも無い。
それに対してユキタは、カノコから見てもやはりこれと言う才能も特徴も無い平凡な男ながら、舞台役者になりたいという明確な夢を持ち、そのために家出をしてでも上京しようという行動力を持ち合わせています。
カノコにとってユキタは自分と同じく持たざる者であるはずなのに、自分には無い夢を持っている。
そこが彼女にとっては眩しくて魅かれる部分であり、そして同時に妬ましい部分でもあり…。

彼女はユキタに地元の残って欲しかったみたいですがもし願いが叶ったとして、夢を諦めたユキタを変わらずに好きでいられるんでしょうか。実はその点が一番気になった。
むしろ互いに「お前の為に俺は夢を捨てた」「私が夢を諦めさせた」という思いを持ち続けたまま、どこかギクシャクとした関係にならざるおえないような気がするんですが。
それだけに、このカノコ編の締め方は秀逸でした。ああ、こういう考え方もあるんだなあって。
繊細で傷つき易い心の持ち主だからこその結論なんでしょうね。

…しかし1巻の2度目のカノコ登場シーンに今回の展開に繋がる重要な伏線が仕掛けられていたとは、全く気付きませんでしたよ。
やるなあ。


後半は現在連載の方で展開しているニシムラさん編への布石とも取れるストーキングお巡りさん編(笑)と、航ちゃんとの再会。色々と波乱の予感が漂っていて、一刻も早く3巻が読みたくて仕方ありません。
もっとも、3度読み返して7回反芻しないと感想が上手く纏らない作品ですから、記事をアップするのはまたしばらく先になるかもしれません。

とりあえずニシムラさんは30歳だと言うのに純心過ぎるのにワロタw




タビと道づれ・感想
1巻


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2008年07月01日

イレブンソウル 2巻 戸土野正内郎

イレブンソウル(2) ブレイドコミックス
戸土野 正内郎
4861273439



シャヘルと人類との戦い、それは生物界の頂点、地球の覇者の座を賭けた熾烈な生存競争――。


第二巻になり、ようやく塚原達はシャヘルとの実戦を経験する事となります。
しかしそれは綿密に計画され充分な支援を受けられる軍事作戦としてではなく、硫黄島での実弾演習中にシャヘルが奇襲を仕掛けてくると言うアクシデントに近いもの。
奇襲を仕掛けてきた敵の数は数百体程度と、予想される後の本格的な戦いに比べるとたいした数ではないと思われ、訓練生達人間兵器をコンバットプルーフさせるのには丁度良い相手かも知れません。

しかし、シャヘルがこうした中途半端な戦力で"敵"の本拠地に近い島を襲ったのは敵の規模や戦力を知る為に小規模な戦闘を行う威力偵察に他ならず、今回の戦闘の一部始終はミスラと呼ばれる大型のシャヘルによって観測されていたというオチ。
侍所側も威力偵察と気付いていたのに敢えて戦力の出し惜しみをしなかったのは、まだまだ隠し玉が充分にあるからなのか、それとも観測されたところでシャヘル達には理解すら出来ないと判断していたからなのか。
どうも侍達の装備――強化外骨格やKVB-51アマクニ等は地球の技術水準からは大きく飛躍したテクノロジーが使われているそうですが・・・。


ある程度想定していた事ではありますが、対シャヘル戦、そしてその後の世界を睨んだP7計画の存在など、この戦争にはなにやら後ろ暗い部分が垣間見え、単純に人類の希望の星である"侍"が悪辣な侵略者シャヘルに鉄槌を下すという話ではないのは間違いなさそうです。
超テクノロジーの出所、そしてそれらを独占する事によって得られる優位性。
この辺りに物語の核心があると見た。

特にテクノロジーの出所に関しては地球外というとんでもない可能性が指摘されており、もしかすると謎多き主人公塚原が19年後の天体現象を異常なほどに待ち望んでいる事や、第一話の序文にも何らかの関係があるのではないかと思ってみたり。
案外彼のあの強靭極まりない頭頂部センターアンテナにも重大な意味がある・・・訳ないか。
他にアンテナを装備したキャラがいないから何かの伏線かと気になっているんだけどなあ。



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2008年06月18日

イレブンソウル 1巻 戸土野正内郎 感想

イレブンソウル 1 (1)
戸土野 正内郎
4861272947



なんという宇宙の戦士。

作者自身本編内で何度も触れていますので、今更言うまでも無いかもしれませんが、ハインラインの代表的な小説を思いっきりリスペクトした内容となっています。
それは巨大な虫型の敵と、機械の鎧を纏った兵士との戦いという表面的な部分はもちろん、作品の底流を流れる全体主義的思想に対するアイロニー部分まで。

思えばハインライン氏の代表作である「宇宙の戦士」があまりにも軍国主義賛美、全体主義賛美な世界観を持っていたためか、まるで作者自身そういう思想の人かと思われている節がありますが、私見ではあれは作者なりの壮大な皮肉であり一種のディストピアだと感じています。氏の他の著作を読む限り、全体としてはリベラル左派に位置する思想の持ち主である気がするんですよね。
ですから、「宇宙の戦士」をモチーフにした場合、その辺りををどう理解しているのかと言う部分が一番の肝となります。単に軍国マンセー、右翼カコイイと描いているならば完全なミスリードであり、作者に対して失礼なリスペクト例となる訳ですが・・・。

結論から言うと、1巻を読む限りでは上手く取り入れているな、と感じました。
特に、優れた兵士になる為には人体改造を厭わない風潮や、主人公達強化外骨格兵装を保有する外征部隊の正式組織名が「侍所」という時代がかったものである点、そして本部を幕府と呼んでいるなどの、極めて"スレスレ"な部分は見事だと思います。
1巻は訓練シーンがメインで、あくまで各登場人物の顔見世的な展開なのでまた何とも言えませんが、設定部分のディストピアぶりをもっと本編にも盛り込んでくれたら嬉しいのになあ。
作戦が失敗したら皆でハラキリしまくるとか、そういうノリを極めて真剣に描いてくれたりすると神作品認定しても良いです(笑)。

まあそれ以前に一刻も早くシャヘルとの戦闘を見たい訳なんですけどね。
続巻も近いうちに買って来よう。


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2008年06月17日

AQUA 1巻 天野こずえ 感想

AQUA 1 (1) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4901926896




このAQU第一巻をもって、遥かなる蒼の物語を全て読み終えた事になります。


一番最後に読むのが一番最初の巻というのも、(順序的にはともかくも)これはこれで乙な感じではないでしょうか。
というか、なかなかAQUA1巻が手に入らなかったんだよう。

しかし、最終巻を読んだ上でこの第一巻を読むと、ああ、あのシーンは・・・とか、最初はこうだったんだ・・・という部分が幾つも発見できてこれは楽しいですね。
最終話でアイちゃんの制服姿を見て微笑む灯里の姿は、第二話で始めて制服を着た灯里を見て微笑むアリシアさんの姿の映し絵である事とか、初登場時の藍華ちゃんはストーカー属性(属性なのか?)で、性格も多分後の彼女とは別物だった事とか、etc、etc・・・。
そうそう、第一話のアリア社長が異様に巨大なのも面白いですね。
後の話では猫としてはやや大きいかなと言う程度、つまりおなじみのサイズに縮んだので、あれはきっと闘気を纏って大きく見せていたんだと思います。たぶん。


それにしても、この巻の時点で既に作品の基本スタイルが確立されているのは凄い。
作品によっては序盤〜中盤にかけて方向性が定まりきれず迷走気味だったりするものもあるのですが、この作品に関しては全く迷いが感じられません。
お馴染みの素敵探し、ちよっと怪談調の話、そして仲間との研鑽・・・基本となる3パターンが既に1巻時点で出来上がっていて、タイトルと掲載誌が変わっても最期までこのパターンを崩さずに描き通しました。
だからこそ、ラストまで通して一気読みすると気持ちが良いんですよ。スムーズで。

ただ、1巻最期のエピソードで灯里がシングルに昇格するなど、話の展開は結構早いかな。
作者自身全14冊の大作になるとは思ってなかったのかも知れません。


・・・という訳で、これにて多分完全読破。
ブレイドはまだまだアリアに頼りたいムードなので、もしかすると読みきりの追加エピソードとかもあるかも知れませんが、まあその時はその時ですね。
ただ、あんまり余韻を壊す様な節操の無い形での外伝とか新章とかは止めて欲しいナリ。



AQUA(完結)感想
1巻2巻

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2008年06月11日

タビと道づれ 1巻 たなかのか 感想

タビと道づれ 1 (1) (BLADE COMICS)
たな かのか
486127379X



トンネルを抜けると、そこは終わらない夏の街だった。


外界から遮断され、同じ夏の一日を延々と繰り返す街、緒道。
停滞と不思議なルールが支配するこの街に迷い込んだ少女タビは、何とかこの閉ざされた街から出ようとする少年ユキタと出会い・・・。


ブレイド本誌を読んで気になったので買ってきました。
一読して、ああ、この作者の人すげえデリケートな感性を持っているなと。
絵柄とかは違うんですけど、高橋しん作品なんかに近い、すごくナイーブで壊れやすくて痛みを忍ばせた雰囲気が漂っているんですよ。
緒道という街を通して作者が描きたいもの、訴えたい事、それらは読者によって感じ方は様々だと思います。
単に不思議な街の冒険として読んでも良いと思いますし、気弱な少女と勢いだけの少年のボーイ・ミーツ・ガールとして楽しんでも構わないでしょう。
しかし、なまじナイーブな部分を抱えている人だと、小さな硝子の破片が心にちくちくと刺さるような痛みを感じてしまうかも知れません。と言うか僕は感じている訳ですが。
作者がタビという少女を通して描く痛みに満ちた世界を、そっくりそのまま受信してしまうんです。
何と言うか、痛みを感じつつもこの作品に大きな魅力を感じる僕はきっとMですねww


舞台となる緒道は、海に面した坂の街と言う事で広島県の尾道がモデルなのは多分間違いないと思いますけど、緒道という文字は"道の始まり"という意味があります。
辛い日常から逃げ出してこの街に辿り着いたタビと、変化を求めて街を出る決意をしたユキタ。果たして物語が終わる時に彼らに示される"道の始まり"は一体どの様ものなのか。
文句なし続巻購入決定です。


ところでどう見てもタビは小学生、ユキタは中学生にしか見えないのですが。15歳と18歳なんて嘘だろ・・・。



タビと道づれ・感想
2巻



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2008年04月25日

AQUA 2巻 天野こずえ 感想

AQUA 2 (2) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
490192690X



この巻から暁が登場。
初登場時の暁は・・・ああ、あんまり変わらねえなww

しかし灯里と初対面でいきなりもみあげ引っ張るとは、いくら灯里が親しみ易い人柄とは言え思い切ったものです。
灯里たちが浮島に行く話(AQUAでは最終話)ではこれまた初対面の藍華をガチャペン呼ばわりしていましたが、どこまで不躾なんだ。
しかしこの不躾さが不快にならないところが暁という男の魅力でもある訳です。

ちなみに、藍華と並ぶと黒髪と目付きのせいで、何となく兄弟に見えるから恐ろしいですね。
これだけ見ていると、後に灯里と微妙な親しさになる男とは予想できませぬ・・・。

あと、夜光鈴屋さんのおっちゃんの顔と喋り方がどう見てもウッディ。
もしエニックス御家騒動が起きなくて、AQUAというタイトルのまま連載が続いていたら、ウッディというキャラは登場しないか、もしくは全く別の容姿と喋り方だったかもしれません。
ある意味、移籍騒動で一番恩恵を受けたキャラかも。


巻末収録の読みきり作品「オセロゲーム」は、現代の高校を舞台にした恋愛もの。
物事を白黒はっきりさせないと落ち着かないヒロインの由香と、すっとぼけた少年黒沢の微妙な距離感が初々しいですね。
「オセロゲーム」はまさにこの作品にぴったりのタイトル。
白か黒かとの攻防の末、最後は一気に大逆転。これはやられた。

黒沢の「キミの事が大好きでしょうがない自分が好き」と言う台詞は結構インパクト強いですが、僕も完全同意。
自己愛上等。自分を愛せない奴に他人は愛せない。
こういう事を言うと、それはただの自己満足だ、偽善だと言われそうですが、結果として幸せな人が一人でも増えるなら偽善だろうと何だろうと問題無いです。

黒沢君は良い恋が出来るタイプの人と見た。


AQUA(完結)感想
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ARIA(完結)感想
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2008年04月01日

スケッチブック 5巻 小箱とたん 感想

スケッチブック 5 (5) (BLADE COMICS)
小箱 とたん
4861274915



スケッチブックの5巻です。
4巻が出てから5巻までの期間が随分短かった気がしますが、マッグガーデンの台所事情も関係しているのでしょうか。

と、そんな生臭い話は置いといて。


この漫画は人間を駄目にしてしまうかも知れない。
そんな思いすら抱かせる素敵オーラがむわんむわんと立ち上っています。
もちろんそれは毎度の事ではあるのですが、5巻は特に新ねこの登場等でねこ漫画の比重が大きくなっているだけに、素敵オーラの輝きもまたより一層強くなってます。
まさに、ねこは恐るべきB兵器。
確か、昔吉田戦車の漫画にもそんなネタあったかな?


ねこ以外のネタで言うと、4巻前後は若干虫ネタに偏り気味だったのですが、5巻では神谷や空閑の出番が多少増えて、ネタに広がりが出た気がします。

特に空閑先輩はどうにもつかみ所がなくて、多分作者自身も持て余しているであろう雰囲気が漂っていたのですが、彼女の変人ぶりは「演技であり、不器用なコミニュケーション手段」(キャラクター紹介より)であるとの方向性が定まったのは大きい。
人となりが見えた途端、今までの挙動不審なアレコレがそれはそれでかわいらしく思えてくるから不思議ですw


あと朝倉先生は、常に脱線気味だった春日野先生の良いな相方になれそうですね。
他のキャラクターだと反応に困る様な言動でも、朝倉先生ならば華麗に受け流している感じです。
ある意味、涼風よりもいいコンビかも知れませんねw

とは言え、春日野先生非公認私設ファンクラブ会員番号00番の僕としては、先生の傍若無人な俺様イズムで美術部員を振り回す様が結構好きなだけに、あまり華麗に受け流しすぎると個のユニットとしての春日野ひよりを殺してしまいかねないのが気がかりではありますw
やっぱりね、先生はちよっと痛い人位がちょうど良い訳ですよ。
5巻ではちょっと大人しくなっていたのが心残り。


・・・という訳で、5巻もなんだかんだ言いつつ満足の出来でした。
主に置き場の問題から、本はある程度量が溜まると売却してしまうんですけど、スケブは売却せずに保存する作品の1つです。

気が向いたときに、気が向いた巻の、気が向いた頁から読みはじめてものほほんと出来る。
このご時世こういう漫画は貴重だと思います。


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2008年03月11日

ARIA 12巻 天野こずえ 感想

ARIA(12) (BLADE COMICS)
天野こずえ
4861274826



ARIA12巻感想です。
いよいよこれで最終巻。


うむ・・・。
以前から噂に聞いていたように、作者が完結させようとしてる雰囲気は、確かにありました。
アリスちゃんのプリマ昇格に比べると、藍華や灯里の昇格は物凄くあっけないと言うか。
特に藍華なんて、試験の描写すら無いという扱い。
これまでに比べると、展開がかなり早くなっているんですよね。

根拠の無いよそうですが、11巻の巻末に、飼い猫のアリアが他界した旨書かれていましたので、これを機に作品にも一段落付けようとしたのではないかなと思います。


それで、何かとネット上を騒然とさせたアリシアさんの件ですけど。

僕個人は、騒がれていたほどアリシアさんは腹黒とは感じませんでした。
寿退社という部分が引っかかって、必要以上に悪く言われていたんじゃないかと思います。

だから、退社の理由がもっと別の事だったら、灯里と離れたくなかった、今の日常が変化する事が怖かった・・・というその気持ちを、もっとみんな素直に受け入れてくれたのではないかなあ?


と言うことで、終わり方としては思うところが無い訳じゃないですけど、多分これが一番ベター。

もともと日常を描く作品で、明確なゴールがある訳ではありません。
それこそ、続けようと思えば何時まででも続けられる作品です。
3人のプリマ昇格だって、ゴールではなく通過地点に過ぎません。

それだけに締め方は難しかったと思いますが、多少急いだとは言え、それほどは無理を感じる事無く締め括ったと思います。

贅沢を言うなら、読みきりでも良いので灯里とアイちゃんの物語も見てみたい気がしますけど、それは本当に贅沢。
今はただ余韻を噛み締めましょう。


天野先生、素敵な物語を本当にありがとうございました。



AQUA(完結)感想
1巻2巻

ARIA(完結)感想
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2008年03月10日

ARIA 11巻 天野こずえ 感想

ARIA(11) (BLADE COMICS)
天野こずえ
4861274311



努力する事は誰にでも出来ます。
しかし、努力し続ける事は、誰にでもは出来ません。

しっかりしていると言うのは才能です。
その場を取り仕切れるのも才能です。
適正の無い奴が仕切ろうとすると、ウザがられて最悪干されます。

思考の柔軟さは才能です。
天才と呼ばれる人たちは、得てして常人が見落としている所から大発見をするのです。

つまり何が言いたいのかと言うと。
藍華ちゃんは自分に才能が無いなんて仰いますが、決してそんな事は無いと言う事です。

晃さんにしても、子供時代の暁とのガチバトルで見せた驚異的な身体能力は、誰にも負けない才能です。


はい、初っ端からワケワカランモードですが、ARIA11巻です。
本日アマゾンに振り込みしたので、数日中に12巻も届くでしょう。
珍しく予定通りのペースで記事をアップ出来たな・・・。

11巻ではオレンジ・プリンセスの誕生や、ケット・シーとの別れ、そして何よりも、アリシアさんに恋人がいる事実発覚など、大詰めに相応しいイベントが目白押し。


・・・まあ、まずはやっぱり触れずにはいられない(笑)アリシアさんの件ですが。
アリシアさん、暁と灯里を無理にくっつけようとしてませんか?
最終回前後の話を色々噂に聞いているだけに、なんだか穿って見えてしまうんですけど。
これは僕の心が汚れているからなんでしょうか。
きっとそうに違いない。


黄昏の姫君の件については。
つい先日アニメでこの話見たばかりで、まだ自分の中で咀嚼しきれていないんですよね。

そういえば、アニメでは順当に左手の手袋から外す事で、飛び級のサプライズを演出していました。
対して原作では右手から。
読者に軽い違和感を与えておいてから、実は・・・という見せ方が巧い。
本当、芸が細かいですよね。


で、ケット・シーは・・・イタリア版トトロみたいなもの?(笑)
それはともかく、七不思議と灯里の成長とを巧く噛み合わせた構成は見事でした。
これまでに積み上げてきた物をしっかりと活かし、物語として昇華させています。
読後に

「良い最終回だった・・・」

とか思っちまったじゃまいかw


さて、残すところあと1冊。
どんな結末を見せてくれるのか、興味は尽きません。



AQUA(完結)感想
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2008年03月09日

ARIA 10巻 天野こずえ 感想

ARIA(10) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4861273706



9巻に比べると、若干ほわんとした空気が戻った感のある第10巻。

10巻のメインとも言えるエピソードは、やっぱり虎ゲット・・・じゃなくて、トラゲットの話でしょうか。
アニメ版でも神がかった作画と演出が光った、1期から3期通しても間違いなく一番印象的な回でした。

この話については、原作とアニメとは全く同じなので感想に関しても同様。
本館の記事を参照していただくとして。


個人的には「エピファニア」。
これが最高。

何が最高って、アリスちゃんの中二病がすっごくリアル。
そして、すっごく微笑ましい。
しょっちゅぅ藍華ちゃんに、お子ちゃまとからかわれてますけど、実際そうなんだから仕方ないです。
もう、かわいいなぁ。

大人になるとどきどきわくわくしなくなるなんて事は、全く無いです。
アテナさんの台詞はまさに的を得たもの。
微妙なコスプレと良い、この回はずっとアテナさんのターンですね。

あと、ラストの星占いの話も、灯里と暁のなんとも微妙な距離感が出ていて微笑ましいエピソードでした。


やっぱり名作漫画。
あと2巻で完結・・・なんだか寂しいですね。


AQUA(完結)感想
1巻2巻

ARIA(完結)感想
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2008年03月07日

ARIA 9巻 天野こずえ 感想

ARIA 9 (9) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4861272823



いよいよ9巻まで来ました。このペースなら12巻が来るのに合わせられそうです。


9巻を読んで、真っ先に感じたのは、これまでとは明らかに作品の持つ空気が変わってきた事。
今までは「素敵探し」にウエイトが置かれていて、ネオ・ヴェネツィアと、そこに暮らす人々によって織り成される温かみのある物語が中心でした。

それが、この巻になってからは、「パリーナ」の話ではやがて来るであろう灯里一人立ちの日を明確に臭わせ。

「プリマ・ドンナ」ではプリマとして第一線に立つとはどう言う事かを描き。

そして「アクアマリン」では若き日のグランマが、アリアカンパニーを創設するまでの経緯が語られました。


それらは、これまでのほわほわとしたばかりの物語ではありません。
特にプリマ・ドンナの様にプリマになる事で、社内の同僚たちの間で嫉まれ、中傷を受ける・・・という話は、これまでのアリアには絶対無かった、負の感情を描いたエピソードでもあります。

個人的には、こういう負の部分を描いた事は評価したいですね。

ウンディーネの世界には沢山の人がいる以上、必ず暗部はあります。
そうした部分から目を逸らさずに向き合い、乗り越えて行くという事は、社会で生きて行く上では絶対に避けられない事。

この作品は灯里達の成長物語でもあるのですから、ウンディーネ業界(に限らないけど)の厳しさを描く事も必要なんですよね。
そうする事で、初めて物語りに血が通う気がします。


もちろん、作品の空気の変化に関しては様々な意見があると思いますが、僕の中では作品に対する評価をかなり押し上げました。
ただの癒し系コミックではありません。


AQUA(完結)感想
1巻2巻

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2008年03月06日

ARIA 8巻 天野こずえ 感想

ARIA(8) 初回限定版
天野 こずえ
4861271762



ウッディーさんが妙にいい味だった第8巻。

目次頁にまでウッディーさん登場ですよ。
この人、出番少ない割に、登場したら大抵美味しい所持っていきますよね。
顔はお笑いキャラなのにw


8巻と言えば、つい先日アニメで見たばかりの、アテナさんが記憶喪失になる話です。
いつもぼんやりしていて、何を考えているのか今ひとつ判らないアテナさんですけど、その心はとても敏感なんですね。

僕の中ではアテナさん程印象が二転三転したキャラはいません。

最初、何かのイラストで見た時には、クールな印象を受けました。
次に、本編で人となりを見た時には、クールそうに見えた外見と、中身の天然ぶりとの落差に驚かされました。
そして、この話で、ぼんやりしてても繊細な心の持ち主な事を知り、意外な感じでした。

アテナさんのこんな一面見せられたら、後輩ちゃんもあんまり生意気な事出来ません・・・よね?


あと、サン・ミケーレ島の話。
あれは怖かったですね。

本当に、作者の人はこういうホラーテイストの話が上手いです。
例の如くケット・シーが一番怖いのはお約束ですがw
アリア社長との関係も気になるところで。


AQUA(完結)感想
1巻2巻

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2008年03月05日

ARIA 7巻 天野こずえ 感想

ARIA 7 (7) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4861271940




ARIA7巻です。

12巻は少しでも早く入手したくてamazonに予約しているので、それが手元に届くまでに11巻まで記事をアップしたいと考えています。
ARIA強化週間というヤツですね。

さて。

アニメの3期見ていたら、藍華ちゃんがショートカットになっていて、あれぇ?と思ったんですが。
その理由が7巻に載っていました。
BBQ中に髪を焼いてしまったんですね。
自業自得とは言え、ショックだったでしょうねえ。

伸ばすのだって時間かかっていると思うし、手入れも大変だと思います。
それが、誰のせいでもない、自分の不注意で焼いたとなると、感情のぶつけ所さえ無い。
これは凹むでしょう。

でも、ショートカットの藍華ちゃんは、確実に今までより可愛いですよ。
これだけは真理。


あと、ヴァポレットの話の灯里もいいですね。

ああして誰とでも打ち解けられる天真爛漫さが欲しいです。
いつもムスーッとしているとか、あまり笑わないとか、そういう風に言われるの辛いんですよ本当。
別に怒ってる訳じゃないのにさ・・・。
単に、馬鹿みたいにエヘラエヘラ笑う必要なんか無いだろと思ってるだけで。←ソウイウカンガエカタガモンダイ

なので、鏡の話が耳が痛かったり。
理屈では判っちゃいるんですけどねえ。


と。
まあ。
今回も色々見所のある巻でしたが。
やはり一番気になったのは、暁兄の若い頃と現在の落差ですww
最早他人と言っても差し支え無しw



AQUA(完結)感想
1巻2巻

ARIA(完結)感想
1巻2巻3巻4巻
5巻6巻7巻8巻
9巻10巻11巻12巻


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2008年03月02日

ワルキューレの栄光 1巻 冨士宏 感想

ワルキューレの栄光(1) (BLADE COMICS)
冨士 宏
4861274591



伝説のゲームがコミックになりました。

それも、翻案コミカライズ等という微妙なものではありません。

当時ナムコ社員として製作に深く関わり、ワルキューレというキャラクターを生み出した冨士宏さん自らがペンを執った、純正オフィシャルストーリー。

何と言うか、読んでて懐かしくて涙が出てきそうです(笑)。

元のゲームは黎明期のRPGなので、敵と戦ってレベルを上げて、アイテムを入手して新しい土地へ・・・という風に淡々と進むものでした。
流石にそれをそのまま漫画にしても盛り上がりに欠けるので、人間ドラマもかなりの量盛り込んでいます。


当時のゲーム説明書では「死を恐れた男」とだけ表記されていた、時の鍵を抜いてゾウナの封印を解いてしまった男(カロン)にもスポットが当たります。
むしろ、1巻の半分近くはカロンの物語でもある。

フルータジアから新天地を求めて入植してきた移民団のいち少年だった彼が、何故時の鍵を抜いて世界を破滅の危機に追い込む元凶となってしまったのか。
そこには、原住民タッタ族(ゲームでは序盤の雑魚敵)の娘との間の、悲しい恋の話がありました。

バックストーリーとしては、もしかするとありきたりなのかも知れません。
しかし、当時FC版を徹夜でやり込んだ僕ら世代の人間にとっては、冒険の裏にこんな話があったのかと感慨深い思いが強い。
まさにファミコン世代の為の漫画です。

またワルキューレの冒険をプレイしたくなってきました。
一応この漫画直接のベースとなっているのは、PSでリメイクされた方らしいのですが。
今度中古で探してみよう。

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2008年03月01日

城物語 冨士宏 感想

城物語 (BLADE COMICS)
冨士 宏
4861272807



実に素晴らしい作品です。

こんな作品が、版元の倒産という悲劇のために長い間埋もれていたと言うのは、漫画界の損失と言っても良いような気がします。

舞台は13世紀のドイツ。
シュバルツバルトの中に佇む小さな城モルゲンベルク城。
訳あって平民から突然貴族になってしまった青年ミハエルは、この城に従者のカールと共に城主として赴任して来るが、城詰めの騎士達は皆一癖ある連中で・・・。

と言うのが導入部。

新米城主のミハエルは、古参の騎士達の扱いに苦慮したり、谷をはさんですぐ隣にあるアーヴェントベルク城との領地争いに巻き込まれたりしながらも、よき城主、よき騎士を目指して奮戦します。

最大のセールスポイントは、13世紀当時の生活様式や戦の形態等、考証面のリアルさ。
近代以降の戦争に比べると牧歌的とすら言える当時の戦や、騎士と領民との関係。
この辺は戦国時代以前の我が国も似たようなものであった点など、なかなか興味深いものがあります。

単行本化に合わせて新規描き起された作者自身によるナビゲーションで、プロットには自信がある事、そして出来ればこの作品の続きを描きたい旨述べられていますが、僕個人としても是非続きを読みたいと思えるものでした。
特にゲルトルーデさんをもっと見たい(笑)。

とは言え、未だ続編の話は聞こえてきません・・・。

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2008年02月28日

ARIA 6巻 天野こずえ 感想

ARIA 6 (6) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
486127110X



まあくん初登場の6巻。

正直、まあくんを可愛いと思ったことは一度もありません。
むしろいらない子?

とは言え、ウンディーネの会社は猫社長を据えるのが伝統らしいので、あんなの(ひでえ)でも必要なのかなと思ってみたりもします。

さて。
なんだかオマケ漫画のパラレルワールド編が一番異彩を放っていただけに、強烈に印象に焼きついていて困ってます。
そのパラレルワールドと言うのが、男女が入れ替わった妙な世界ですが、暁とかウッディーの女版がもう怖くて怖くて(笑)。
女性キャラはそれなりに男に見える様若干のアレンジが入っているのに、男どもはそのまま女装させただけなので、猛烈に気持ち悪いです。内股の暁って・・・www

それにしても、ケット・シーがいて、猫の街があって、猫の銀河鉄道がやってくるこの世界。
パラレルワールドへの入り口が3つや4つあったとしても、何ら不思議ではありません。
街のあちこちに異界への入り口があるわけですから、冷静に考えるまでも無くかなりデンジャラスな街なんじゃないでしょうか。
恐るべしネオ・ヴェネツィア。

あとですね。
「オレンジな日々」の、子供時代のアリシアさん達の可愛らしさは異常。
灯里達と同世代だった頃を描いている筈だと思うんですが、小学生にしか見えません。
フヒヒ、サーセンww
いや、確かこの話、アニメ版1期では神回と言われているんですよね。
ロリシアさん達ばかりに目が行って、すっかり忘れてました。
アニメではいやに力が入っていた終盤部分、原作では割合ライトに流していたんですね。
ちょっぴり意外でした。


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2008年02月23日

ARIA 5巻 天野こずえ 感想

ARIA 5 (5) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4861270626



左手は不甲斐ないのか?

僕は一部左利きという微妙な属性なので(もともとはオール左利きだったらしいが、中途半端に矯正されたために、一部左じゃないと巧く出来ない事が残った。箸をもつ事とか)、左手が不甲斐ないなんて思ったことはありません。
と言うか、これが非常に厄介なんですよね。いわば両方とも利き手みたいなものですから、どちらを怪我しても生活に部分的な不都合が生じる訳です。「利き手を庇う」なんて言葉をたまに耳にしますけど、僕の場合庇うも何も・・・。
よって、アリスちゃんの左手おしおきキャンペーンは、僕みたいな人間からすると贅沢な悩みとしか思えませんです。

と、言う訳で5巻にしてようやくアテナ先輩登場。
まあ、すっとぼけたところは半分認知症入っていますけど、瞬間瞬間での気配りはさすがですよね。
ある意味、オールラウンドプレイヤーな晃さんとかと比べると、かなり才能が偏っているというか、特化しているというか、そんな感じの人ですが、それでも三大妖精の一人です。
ある意味、アテナさんの才能を見出した人は只者じゃない気がしますね。

あと印象に残ったのはカフェ・フロリアンの店長。
アニメで見た時にも思ったんですけど、どう見てもマフィアの親分さんにしか見えませんww
人相悪すぎだろあれはw
そんな怖い人ともフレンドリーに出来る灯里はやはり凄いですよね。
この誰とでも友達になれる能力と言うのは実に羨ましい限り。
郵便のおじさんの話もそうですけど、灯里は本当に人付き合いを楽しんでますよね。

僕なんかは頑張って上手に人付き合いを・・・と長い間四苦八苦して、結局愛想笑いと社交辞令が上達しただけですよ。やはり持って生まれた資質の問題なんかなあ。



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2008年02月17日

ARIA 4巻 天野こずえ 感想

ARIA (4)
天野 こずえ
4861270162



屋形船の話のアリスちゃんが凶悪なまでに萌える件について。

あのぅ、実は今までアリスちゃんについては、特に好きでも嫌いでもないというか、「でっかい〜」という口癖がいかにも記号的だなあと思っていたりした訳ですよ。
でも、今回グランマが来てくれた時とか、料理を褒めてもらった時の仕草が恐ろしいまでに可愛くて、一瞬千和から乗り換えようかと思っちゃいました(笑)。
ま、冗談ですが。多分。

そんな感じで初っ端から暴走気味の4巻感想ですが、物語的には中盤なので、今まで以上に緩やかに時間が流れていますね。物語の動きとしては、新キャラのグランマとウッディーさんが登場した位でしょうか。
そういえばアルもウッディーも仕事中の姿が描かれましたけど、ポニ男の仕事姿、見たこと無いですね。浮島で働いてる割に地上に降りている事が多いし、もしかしてサボリ魔・・・?
それはともかく、ウッディーと一緒にエアバイクに乗って配達をする回の灯里がまた妙に可愛いんですよね〜。何故かこの回だけ、普段よりも絵的に幼く見えるのは何故なんでしょ。
劇中では当然描写されてませんでしたけど、後の藍華のセリフによるとぱんつ丸見えだったとかなんとかw
あとグランマの家に行く回では、三人娘が私服姿だったのが新鮮でしたね。
三人とも性格が服装に良く出ていました。灯里のプリーツスカートはなんだか女子高生みたいでそれはそれで・・・って、実際年齢的には女子高生なんですよね。

そして、冒頭に触れたアリスちゃんが妙にかわいかったレデントーレのお話。
屋形船が妙に和風な感じでしたけど、灯里は一応日本人みたいですし、藍華ちゃんも多少は日系っぽいので、彼女達が企画するとこうなるのか〜と言う感じでした。
それに、やっぱり花火大会には屋形船ですよね。
いや、僕は屋形船乗った事無いですけど(汗)。

と言う訳で、4巻も素敵な時間をご一緒させていただきました・・・って、恥ずかしいセリフ禁止ィ!


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2008年02月13日

ARIA 3巻 天野こずえ 感想

ARIA 3 (3) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4901926713



連載の方ではアリシアさんが何とかでかんとかな事になって大きな話題となったアリアです。
ブレイド購読してないので、あくまで伝え聞く話でしか知りませんが。

3巻は・・・アリスちゃんと晃さんが初登場ですね。

うん、でもやっぱり僕は藍華ちゃんが一番良いですねw何と言っても千和さんだしww
アニメの3期では、どちらかと言うと仕事の厳しさ、プリマへの道の険しさと言った部分が描かれていますが、まだこの時点では緩いムードの方が強いですね。春探しとか宝探しとか。

特に春を探す話はいいですよね。廃線の線路と言うだけでも何か郷愁を誘うのに、一本だけひっそり咲いている桜の木とか、ムード抜群です。
なんだかネオ・ベネツィアを離れた話のほうが個人的には好きなのかも。結局辿り着けないままだった、アリシアさんの言う「とっておきの場所」も気になりますね・・・。
宝探しの方は、オチ自体は簡単に予想出来るものでしたけど、先客さんが今までにもいたという締めくくり方が秀逸です。

僕は最近の、アニメの3期でやっているようなエピソードの方が物語としてはピシッと締まったものがあって好きなんですけど(トラゲットの話とか)、何も考えずにのんびりと読めるのはやっぱりこの当時の話かもしれません。
まあ、「ボッコロの日」の暁を見ていると、色々複雑な感情が涌いては来ますが(笑)。
暁哀れなり。


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2008年01月22日

ARIA 2巻 天野こずえ

ARIA 2 (2) (BLADE COMICS)
天野 こずえ
4901926365



アリア2巻目です。

2巻も色々と見所は多いのですが、やはり目玉はカーニバルのお話でしょうか。
灯里がカサノヴァに出会い、行列に加わるくだりは、神秘的かつちょっぴり怖い雰囲気が絶妙の匙加減でブレンドされていて鳥肌でした。1巻の伏見もそうでしたけど、本当に作者の方はこういう妖しいシーンを描くのが上手い。ただの癒し漫画or萌え漫画とは一線を画していますね。
残念ながらアニメではこの妖しさまでは再現されていないんですよねえ。

後は・・・男性読者としては温泉回ですか。
これ書いてる今、外は雪降ってます。ちかっぱ寒いです。
温泉行きてぇぇぇ!
ちなみに僕の住んでいる街は全国的にも有名な温泉の町で、ミシュランでも紹介されているんですけど、正直なところ地元民はあまり利用しません。
僕自身、観光客が多いのであまり利用しようと思いません。
やっぱり温泉は静かにのんびりできる所が良いなあ。
いやもう、寒い部屋で漫画読んでると、あの温泉の湯煙が恋しくて仕方が無いんですよ。
アリシアさんなかなかお酒行けるクチなんですね。熱いお風呂にアルコール・・・たまんねェなおい。
お色気シーンなんて全く無いですけど、それ以上に魅惑的な回でございます。ピンポイントで。

うん、とりあえずこの記事アップしたら近くのスパーにでも久々に行って来よう(笑)。


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