2008年04月25日

侵蝕プラトニック きづきあきら 感想

侵蝕プラトニック (ガムコミックスプラス)
きづき あきら
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この作品は冷たく厳しい。

この作品は冷たく厳しいからこそ、一片の優しさの本当の温もりを伝えてくれる。


はい、僕にとっては初きづき作品です。
どうやら以前執筆していたものの、版元の倒産によってお蔵入りしていた作品を集めたものみたいですね。
正直、最初に収録されている「シロクロ」を読んだ時には、そのあまりに個性的な作画クオリティに著しく不安を感じたのですが、それ以外の作品は切り絵調の主線とベタを効果的に使った作風で、個人的には結構好み。
でも、どうも描いた時期は「シロクロ」の方が新しい?


全体を通して感じるのは、一つの作品の中にものすごく突き放した視線と、その反対で優しさに満ちた視線が混在している傾向がある事。一見すると鬱シナリオなんだけど、必ず救いが込められているのが特徴です。
悲しい結末を知ったから、それを糧としてより強く、そして優しくなれる。
そんな物語。

割と全体的に静かなトーンで淡々と描かれているので、読んでいる途中は気付かなかったけど、これは作品そのものがある意味ツンデレとも言えますね。

あまり多くを語るべきではないと思うので感想は短めですが、僕的評価は極めて高いです。
「SWEET SCRAP」と「ココロ・SOS」は泣けた。
漫画で泣いたの久しぶりです。

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2008年03月01日

おとぎ奉り 11巻 井上淳哉 感想

おとぎ奉り(11) [Gum comics] (GUM COMICS)
井上 淳哉
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遂に現代に蘇った重臣と、その家臣団。
家臣団は全員が眷属。
今まで、1体倒すにも散々苦労してきた眷属が、大量に宮古野に解き放たれる。

その有様は、例えるならばベルセルクにおける"蝕"そのもの。
かくして、宮古野は地獄と化してしまうのです。


という訳で、いよいよ最終章に突入したおとぎ奉り。
当初の予定では12巻完結と言うことらしいので、残すところあと1巻となりました。

11巻では、大量出現した眷属に対抗すべく、蝦夷の青龍の槍薙刀バージョンとか、妖介の本命星供の矢とか、ヤバイ匂いのする技が炸裂しまくります。

今回一番印象に残ったのは、やはり宮古野地獄化のワンシーン。
眷属が人間を捕まえ、釜茹でにしたりしてます。
地獄絵図そのままの様相に戦慄。
事ここに至っては、蝦夷の言うように、宮古野を放棄した方が良いような気がします。


あと、蝦夷の秘密など、物語の背景もかなり明かされるのですが、肝心の重臣との対決に関しては・・・まだ先になりそう。

家臣団の眷属はもちろんとして、秋雀との決着すらついてません。
本当に12巻で終われるのでしょうか。


また、恋愛パートでは潤子の記憶が戻った事で、一波乱予想させる物があります。
林檎は全く姿を見せなかったので、妖介争奪戦からは離脱したのかな?
いずれにせよ妖介の残り寿命はあと13日しかないみたいですが。


どういう結末になるかは全く予想できませんが、潤子には幸せになってほしい限りです。

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2007年12月30日

おとぎ奉り 10巻 井上淳哉

おとぎ奉り10 初回限定版 (GUM COMICS)
井上淳哉
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10巻は、引き続き飛奴羅(ひどら)とのバトルの続きです。
まずは神器使いの前座として、自衛隊による攻撃から。前の巻では87式の25ミリ機関砲がそれなりに効いていたものの、飛奴羅はどんどん巨大化して強力になり、とうとう1000メートルの距離からの120ミリ砲すらあまり効果が無い状態に。
更には自衛隊には全部で13機しかないというアパッチまで投入しますが、次々と墜とされるばかり。
1機200億以上もするのに。

宮古野市街地に入られてからは、戦車やヘリで攻撃は出来ないので妖介達にバトンタッチ。
これまでの眷属との戦いで培われたノウハウをフル活用して何とか撃破するも、最後の一瞬で飛奴羅の首のみが六条神社に辿り着き、遂に六条重臣の封印は解かれる・・・。

10巻の巻末には重臣が何故眷属を生み出し、封印されるに至ったかを描いたエピソードが収録されておりますが、一言で言えばお家騒動。
実の弟に家臣を含めた一族郎党を惨殺され、重臣のみ海神島に流刑された事が原因でした。
怨念の権化と化した重臣は眷属を生み出して宮古野を騒乱に落とし入れる。一方弟の一臣は、六条家に伝わる奥義でもって四神を召喚し、神器の力で眷属に対抗。
これが眷属と神器使いとの戦いの始まりです。ちなみに、8、9巻と登場した神護一族も、元は人間で重臣の家臣だった模様。

遂にラスボス復活と言う事で、最終決戦突入の模様です。
重臣との戦いもさることながら、蝦夷さんが奉った「もう一つのもの」とか、妖介の本命星供の矢も気になりますし、何よりも果たして潤子は救われるのか?と言うのが最大の関心事。
このまま記憶をなくしたままとかだったらイヤン。

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2007年12月28日

おとぎ奉り 9巻 井上淳哉

おとぎ奉り 9 (9) (GUM COMICS)
井上 淳哉
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作者の公式サイトによると、12巻で完結という事で、すっかりクライマックスに向けた超展開続きのおとぎ奉りです。
まずは前巻からの続きで、神護一族との戦い。
頭領が意外にあっさり片付いたのは拍子抜けでしたね。神護一族の解説頁に、4兄弟の力が頭領を凌ぎ〜とか書かれていて笑った。それで良いのか頭領。どんな特殊能力を持っているのか期待してしまったじゃないかw

で・・・気になるのは前巻で眷属を撥ね殺した列車に乗っていた潤子です。
もしかして最悪の事態が、と構えていたのですが、さすがに強制退場は無かった。
ただし、事故の衝撃であらゆる記憶をごっそり失っていて、以前の記憶が戻るには数年位かかるとか。
その一方で、自らの命を朱雀に奉った妖介に残された時間は2週間。
物語のお約束として、奉った命が帰って来たとしても、これでは潤子フラグは絶望的かもしれません。
一番まともな女の子だったので期待していたんだけどな。

後半は最後の眷属「飛奴羅」が登場。
ティラノサウルスを更に大型化させ、火を吐く様にした怪獣系眷属です。大きさ的にはこれまでで最大級かも。更に、死んだ筈の秋雀も執拗に妖介を付け狙っており、かなりのカオス展開。
果たして、妖介が新たに得た「本命星供の矢」とは何なのかも気になるところ。
いかん、面白すぎる。

ちなみに初登場した回では「飛双羅」と書かれていましたが、次の回で「飛奴羅」になっていたので「奴」が正しいのでしょう。

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2007年12月25日

おとぎ奉り 8巻 井上淳哉

おとぎ奉り (8)
井上 淳哉
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この巻からは派手な展開を目指したと言うだけあって、眷属もこれまでの怪物系から一気にモデルチェンジ。
5人一組の人間型で、巨大な柳刃包丁を振り回す怪人、陰陽術使い、鬼の様な大男、ハービーの様な半妖女、そして恐らくは絵馬本体であろう怪しい老人・・・となっています。
本能に従って襲ってくる怪物型に比べると外見のインパクトはありませんが、人型だけあって知能も人に準じるものになり、これまで以上に扱いにくい相手です。
神器使いもバラバラに分断され、チームとして戦わせてもらえない。次々と傷つき倒れてゆく仲間たち・・・。

物凄い超展開ですねこれは。
一応は眷属を着実に倒してはいるけど、蝦夷も健二もダメージは大きく、戦列復帰は当分無理っぽい。
今回の相手を全て倒したとしても、これでは次なる眷属に対抗できるのでしょうか。

そして、妖介を巡る恋模様の方も転換点。
前の巻で一応戦列復帰したとは言え、よもぎはどうにも勘違いぶりが激しくて真のヒロインにはまだまだなれそうもありません。
対してここ最近急に存在感を増したのが潤子ですが・・・もしかして死亡フラグですか?
いやいや、それは無い・・・よね?
無いと思いたい。
ここに来て退場なんて、ありえないでしょそれは。
次の巻読むのが怖いなあ。

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2007年12月21日

おとぎ奉り 7巻 井上淳哉

おとぎ奉り (7)
井上 淳哉
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さて、だんだんよもぎが好きになれなくなって来ているおとぎ奉りです。
鈍感すぎるだろうあれは。
彼氏が突然別れ話を出した理由も今ひとつはっきりしないんだけど、どうにもこの煮え切らない感情が、傍目から見るとイライラを募らせるんです。
むしろアタック一本の林檎や、絶妙のツンデレぶりの潤子の方が遥かに好印象。ほら、何せ僕、髪の長いタイプの女性はあんまり好きじゃないし(死滅)。

さて、今回の眷属は錦大鯰というナマズと山椒魚を足して2で割ったような奴で、地下に潜んで局地的な大地震を発生させる恐ろしい奴です。
地下と言うと以前登場した夜叉鰐を思い出しますが、夜叉鰐に比べると動きはスローモー。
しかし破壊範囲は大きく、地下深くにいるから防御も完璧に近い。
こんな奴どうやって倒すって、以前習得した物質を貫通する矢で狙い打つ訳ですが、当然地上からは姿が見えない。しかし見鬼の力があるよもぎになら正確な位置を知る事が出来るので、妖介が放った矢をよもぎが誘導――という筋書き。
正確に誘導する為には二人の呼吸があっていないといけないが、現在二人は色々気まずい状態で・・・というのもお約束どおり。むしろこの部分がメインで、そういう意味では今回の眷属はよもぎがヒロインの座に復帰する為の噛ませ犬と言ってもいいでしょう。
別に復帰しないくてもいいのに(汗)。

なお、錦大鯰の登場の仕方がよもぎの感情の起伏にシンクロしていたので、最初はよもぎの心の中のモヤモヤした想いが眷属を呼び寄せたのかと思っていましたが、どうやらただの偶然だった様です。
よもぎと眷属がリンクしてしまう展開だったらもっと燃えたんですけどね〜。

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2007年12月10日

おとぎ奉り 6巻 井上淳哉

おとぎ奉り (6) (Gum comics)
井上 淳哉
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はい、続刊も借りてきました、おとぎ奉り6巻です。
4,5巻での無神経ぶりで一気にヒロインの座から転落したよもぎに代って、新ヒロイン林檎が登場。
正直、最初見た時は私服姿だった事もあって小学生か?という感じでしたが、実はこれでも高校生なんですね。今回の「斑様」事件が終わったあと、妖介達の学校に入学してきます。
とは言え、これでよもぎの役目が終わった訳ではないので、今後のラブコメ展開に乞うご期待というところか。

で、今回の眷属であるところの「斑様」ですが、最初に出た姿は人面を持つ大蛇と言う感じで、なかなかに気持ち悪いものでしたが、実はこの姿は体の一部みたいな物で、本体はと言うと、○○の○○でした。これまた今までに無いパターンですが、本体を叩かないといくらでも再生されてしまうという設定はシューティングゲーム的ではあります。
更にこの斑様ですが、どうせ再生するとは言え、蛇の部分には意外にも銃が通用します。
おとぎ奉り一の燻し銀(笑)轟刑事も蛇部分を一体倒しました。
やるな轟。

ただ気になったのは、刑事が持っている拳銃は斑様に傷一つ付けられなかったのに、MP5だと結構なダメージになっている点なんですよね。刑事の持っている拳銃はリボルバーだったので(ちなみに最近は小型のオートマチックになっているそうです)、恐らく弾は.38spl弾だと思います。そして、MP5の弾は9mmルガー弾です。
実はこの二つの弾、多少装薬量が違うものの、基本的には同じ口径で、威力に関しても9mmルガーが若干強いかなという程度の差しかありません(同一規格の弾でもメーカーによって初速は違ってきますが)。
.38splと.357mag位の差があるならともかくも、この程度の差でダメージの有無が分かれるというのは、どうなんだろう。
なんかこの点だけが妙に引っかかった。

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2007年12月08日

おとぎ奉り 5巻 井上淳哉

おとぎ奉り (5) (Gum comics)
井上 淳哉
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4巻からの流れを引き継いで、よもぎに彼氏がいると知って思い悩む妖介。
そんな中、神器使いと警察が共同で眷属狩りを始めて・・・な展開の5巻です。
4巻の眷属も、僅かながら人語を操り、それなりに知恵を持つ相手でしたが、今回の眷属はもとは人間だったらしく、人の知能そのままに邪悪さをプラスした相手です。
単体としての力は決して強くは無いのですが、他人に化けて人込みに紛れ込むなど、正攻法では戦いづらい相手。それなのに、よもぎの彼氏ご本人までが物語に絡んできて、妖介の心はかき乱されるばかり。

しかしその一方で、今まで出て来そうで出て来なかった潤子フラグが急速浮上。
チョコ投げ付けは笑ったが、妖介にはこれ位の相手の方がお似合いな気がするんだ。
僕個人も、潤子を絶賛推薦しますね。なんか大人しげな女の子よりも、こういう元気で判り易い人の方が好きだな。
加えて、ネイティブ土佐弁が素敵な新キャラの林檎とムーちゃんも登場し、物語はより混沌とした様相を呈してきました。
特にラブコメ方面で(笑)。

・・・と、とりあえず借りた5巻まで読了。明日友人宅まで返しに行って、残りの巻借りてこようっと。

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2007年12月07日

おとぎ奉り 4巻 井上淳哉

おとぎ奉り (4)
井上 淳哉
4847034767


おとぎ奉りの4巻です。
毎度ながらこの漫画、「一気読み」という言葉がぴったりですね。他の漫画だと途中で一休み入れたくなる事も多々あるんですけど、この「おとぎ奉り」はひたすらテンションの高い展開と、ヒキの上手さでぐいぐい読んでしまいます。読了するたびに、ああ、早く続きが読みたいなあ、と。
読了して、ああ面白かった、満足した・・・と言う作品は沢山あるんですけどね。
今まで読んできた漫画で、これほど読ませる力が強い作品は、「ヘルシング」と、ちょっと古い漫画ですけど「沈黙の艦隊」位でしょうか。

さて、4巻です。よもぎの彼氏の存在が浮上して妖介涙目だったり、4人目の神器使いが登場したりと、かなり内容の濃い展開となってます。
特によもぎの彼氏の影は相当妖介を追い込むんですが、その描写がいちいち深刻でちょっとワロタ。
何でそんな人生オワタな顔してんのよみたいな。

一方本筋の眷属との戦いの方も、これまでの動物的本能剥きだしの眷属とは違い、知恵を持って人に憑依するタイプの敵が登場します。これは今までの様な力押しだけでは対抗できなくなってきた事を示していて、今後はいかに作戦を練って、チームワークを持って戦うかがポイントになってきそうですね。


ちなみに4巻後半の舞台になるショッピングモールですが、つい2ヶ月ほど前友人と四万十に鰻食べに行った際に、土産もの買いに立ち寄ったばかりなので、思いっきり見覚えがw
侮れないなフジグランwwww

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2007年12月03日

おとぎ奉り 3巻 井上淳哉

おとぎ奉り(3) (Gum comics)
井上 淳哉
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3巻は鬼の顔を持ち、地面の中を泳ぐ人喰い魚との戦いです。
2巻で登場したいろりの初陣でもあります。
もっとも、初陣と言っても、作中で描かれるのが初というだけで、生まれる前から神器使いである彼女ですから、今までにも数々の戦いを経験している可能性は極めて高いのですが。

まあ、作者自身にとっても相当思い入れのあるキャラなんでしょう。設定とか外見が作者が昔製作に関わったゲーム、「エスプレイド」に登場した美作いろりに思いっきり似ています。
露出もサブキャラとは思えない多さで、後半はほぼいろりのターン。今回の眷属(夜叉鰐)も彼女1人で倒した様なものです。

で・・・2巻はいかにも伝奇的&ホラー的でしたが、3巻はモンスターパニックのノリでした。
例えるなら、地中を自由に移動して襲ってくる敵と言う点で「トレマーズ」が一番近いかもしれません。
個人的には2巻の様なノリの方が好きですけど、こういうハイテンションな話も、物語の展開に緩急つけると言う意味では必要かも知れません。
4巻にも期待。

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2007年12月02日

おとぎ奉り 2巻 井上淳哉

おとぎ奉り (2) (Gum comics)
井上 淳哉
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続いて2巻です。

今度は海神島という離島が舞台ですね。
眷属と呼ばれる物の怪誕生の謎がこの島にあるらしいとの情報で、島に向かった妖介達は、島に伝わる海神祭りと呼ばれる、海で亡くなった者達の魂が帰ってくる日に丁度居合わせてしまい・・・という内容です。
1巻に比べると恐怖感の演出が巧くなっていて、橋の下にぶら下がっている男のシーンとかは鳥肌ものでした。でも内容はやっぱり妖怪退治路線なのでご安心を。
結局眷属の手がかりらしい手がかりは掴めなかったものの、割と足手纏いだったよもぎが、初めて眷属を自らの力で倒した話であり、そういう意味でよもぎの成長を描く為の話とも言えるかもしれません。
島という閉ざされた空間と、それが故に独自に発達した伝承・・・という雰囲気を巧く盛り込んでいて、かなり面白かった。

そうそう、島編の後は新たな四神の力を持つ神器使い美河いろり(女子小学生)が登場しますが、こちらについては2巻は顔見世のみ。本格的な活躍は次巻以降に持ち越しですね。

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2007年12月01日

おとぎ奉り 1巻 井上淳哉

おとぎ奉り (1) (Gum comics)
井上 淳哉
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友人のお勧めと言う事で、取敢えず5巻まで借りて読んでみました。
あー、なるほど、妖怪退治系のストーリーで、雰囲気的にはうしおととらなんかを髣髴とさせるものがあって、結構燃えます。絵柄が一昔前の少年漫画っぽいのがまた良いですね。
何と言うか、僕等世代にとっての漫画の原体験を思い出させるものがあり、読んでて心地良い懐かしさを感じます。確かにこれは面白いわ。

しかし第一話出てて来た猫の怪物とか、思いっきりどこかで見た様な気がするんだよなあ(笑)。
3回までしか撃てない朱雀の弓、そして撃てば雑魚を蹴散らす力・・・まるでシューティグゲームのボムじゃないか。
まあ、早い話がぐわんげなんだけどさ。

ところで、舞台となっているK県宮古野市というのは、作者の出身地でもある高知県中村市(現四万十市)。
隣県ながら地理的問題から車でも片道4時間近くかかってしまうので、2〜3回しか行った事はありませんが、確かに見覚えのある場所が劇中に出てきます。
もしこの漫画がアニメ化されたら、改めて聖地巡りなんてやってみたいですね。

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