2008年06月22日

ノノノノ 2巻 岡本倫 感想

ノノノノ 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)
岡本 倫
4088774655




変な人が登場し始めると俄然筆の勢いが増すのが岡本クオリティw


えー?これスキー漫画で・・・いいの?
ノノの家庭環境や、戸籍を偽ってまでオリンピック候補を目指す動機などが明かされますが、1巻に比べるとスキーそのものが占めるウエイトは減り、尾形や皇帝と言った変な人たちが思い切り頁を占領しておりますw
尾形の程好いキモさや皇帝のジャイアニズム等、読者的には見ていて非常に楽しいのですが、リアルにこんな奴らいたら嫌過ぎますね。
もっとも、連載の方では皇帝もあれはあれなりに良い奴というか、実は密かにツンデレらしい姿が見え隠れしていたらしいので、今後が楽しみなキャラではあります。


個人的に2巻での一番の見所は、やっぱりと言うか何と言うか、興梠ですよね。
ノノに対するSぶりも非常に魅力的なのですが(笑)、皆に隠れてこっそりと地道なトレーニングに励む姿が可愛いんですよこれが。自分は天才だからトレーニングなんかしなくても・・・と見栄を張りたいが為に色々と窮屈な事になっている模様で、こういう自ら望んで茨の道を行く人なんだか好きだなあ。

ノノを虐待?しながらも

「エロイベントはあんたが私のこと好きって言うまでおあずけなんだから!!」

って、じゃ好きと言えばエロイベント有りなのかw
わかりやすいなあもう。
ノノと興梠と天津の三角関係は今後の見所ですね。作者が作者だけにドロッとしたものになりそうな気もしますが。


それにしても、変態祭りやラブコメばっかりやっているように見えて、ちゃんと物語は進展しているのが倫たんマジック。この辺はエルフェンリート当時からの作者のお家芸で、いつもながらガチ展開と脱力展開とのバランス感覚が絶妙です。



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2008年05月20日

NEEDLESS ZERO 今井神 感想

NEEDLESS ZERO (ヤングジャンプコミックス)
今井 神
4088765648



第三次世界大戦で大きな被害を受け、ブラックスポットと呼ばれる汚染区域となってしまった東京。
戦争で家や職を失い行き場の無くなった者たちは、本来なら人が住める環境ではないブラックスポットに住み始め、結果突然変異として特殊な能力を持つ者たちが生まれ始めます。
そうした能力者たちをシティの人間は必要の無い者という意味を込めて「ニードレス」と呼び――。

素朴な疑問ですが、汚染が何らかの兵器の影響によるもので、ニードレスの発生もその兵器との因果関係があるのならば、その辺徹底的に突き詰めれば人為的にニードレスを作りして軍事利用出来るんじゃないでしょうか。


で、この本は連載開始前に連作読みきりとして描かれたエピソードを集めたものです。
特定の決まった主人公と言うのはいなくて、各エピソード毎に違った能力を持つニードレス達が登場する形式。
NEEDLESS1.5、死神の聖剣の2話はひっくり返し方とかに強引な感じが強く、ストーリー的にもワンパターン色が強いのですが、セカンドサイト、エゴイックロータス辺りになると緩急の付け方や"見せ方"がこなれてきて、なかなか面白いと感じました。

「本当に必要が無い者なんていない」というメッセージや、カタカナ乱舞な能力名など、いわゆる中二病/邪気眼系ラノベのテイストが物凄く強いですが、それもまた味だと思って読めばさほど気にはなりません。
と言うか、この手のバトル中心漫画から中二スピリッツをスポイルしてしまうと、ただの凄惨で不愉快なだけの闘争劇にしかならないのもまた事実。
漫画やラノベは斜に構えるんじゃなくて、あるがままにノーガードで楽しむのが作法だと思うんですがイカがなものか。


あ、ちなみにかなりの頻度でぱんつが出るぱんつ漫画です。
常時下半身はニーソにぱんつだけというすんばらしいキャラもいますので、連載の方にも登場してくれてたらいいなあと思ったり思わなかったりw

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2008年03月26日

ノノノノ 1巻 岡本倫 感想

ノノノノ 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
岡本 倫
4088774159



岡本倫と言えばエルフェンリートで素敵なバイオホラーを見せてくれたのが記憶に新しいところですが、新作は趣向を変えてスキージャンプを扱った作品。

正直スポーツ漫画はあまり読まない方なんで、それほど期待してなかったんですが意外に、いや、すごく・・・面白いです。

主人公の野々宮悠太は男装の美少女。
個人的には女装少年の方が萌えますが、そこはそれ。
ともあれ、彼女はオリンピックに出場するために、男でいないといけないらしい。
何故オリンピックに拘るのか、そして、いくら男装したところで、戸籍を見れば一発で女とばれるんじゃないかという疑問はあります。

おそらくはこの疑問部分が物語の核心部分なんだろうなあ。
1巻巻末で「悠太」と呼ばれる少年が出現したことで、恐らくは双子で、何らかの理由で入れ替わっているのだとは予想できますが。
この作者はエルフェンリートの頃から、こういう思わせぶりな展開が実に上手ですよね。
ストーリー展開の巧さが画力を補って余りあると言う、ジャンプ系では珍しい作家だと思います。


と、エルフェンリートの話が出たところで。
悠太(女)は普段はオドオド気味なのに、ことスキージャンプになると人格が変わってとことん傲慢キャラになる訳ですが、この傲慢モードの時の表情が、本能に目覚めたディクロニウスみたいでちかっぱ怖いとです。

あと、メガネを外すと人間のオーラが見えると言う主任。
瞳孔が人間のソレとは思えません。
・・・もしかしてこの漫画もバイオホラー方面に持ち込む気ですか(笑)。



1巻と言う事で、まだまだ展開は地味ですが、どこと無くはっちゃけそうな素質を感じさせるキャラが配置されていて、それらに火が付くと一気にテンションが上がりそうな予感がします。まさに、今後が楽しみな漫画。

その一方で、エルフェンリートに比べるとエロ度数が低いと言うか、フェチな感じがあまりしないのが残念です。
ここは是非倫たん節全開でフェチ方面にも全力疾走して欲しいところ。



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