2007年11月03日

コミック 新旭日の艦隊3 スエズ運河封鎖作戦 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (3) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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すげえ。
何がすげえって、この巻は超能力バトルがメインになっていたりするのだ。最早仮想戦記どころか、火葬すらも超越して遥か天空の高みに達していると言えよう。多分。
特に130、131の見開き頁なんかは爆笑必至で、かなり腹の皮捩らせながら読んだものだ。

さらに超能力繋がりで、亜由美が危機察知の能力に開眼してしまうんだが、潜水艦の中にいて外界の様子を「見る」事が出来るって、それとんでもないチート行為。
そもそもこれは本家紺碧の前原だったか、確かそういう名前の人物が使うインチキ技で、近年では終戦のローレライでも使われた、潜水艦バトルの面白みを根こそぎスポイルしてしまうだけの百害あって一利も無い能力なんですね。

まあ、この漫画では飯島氏の良心かどうかは知らねども、あくまで朧なイメージとして察知できるだけで、具体的な位置や規模までは判らないという程度に抑えられていますけど。
でもうどんはねえよな、うどんは。

・・・と言う訳で、遂にドイツ軍の切り札である、七隻の戦艦が合体する超戦艦(笑)フェルゼンがその姿を現した所で3巻は締め。
インチキ潜水戦艦対超戦艦(笑)のバトルは次艦へ持ち越しとなります。実は当時この引きに激しくワクワクした記憶がある。
若かったんだなあw
タグ:飯島祐輔
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2007年11月02日

轟拳ヤマト (2) 飯島祐輔

轟拳ヤマト Vol.2 (2)
飯島 祐輔
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2巻はウラル級vsビスマルク〜マジノ線でフランスの大艦機リシュリューとの対戦まで。
巻頭では、そもそも何故大艦機なる人型兵器が生まれたのかと言う説明がなされているが、やっぱりと言うか、これももともとは先史文明の遺産らしいです。便利だな先史文明(笑)。

で、それはそれとして、ドイツの大艦機ビスマルクを操縦していたのが整備主任のオバちゃんというが何とも。
史実だとソ連ではドイツの侵攻に対して、工場で戦車の生産に当たっていたオバちゃんがそのままロールアウトした戦車に乗って戦場に出て行ったという話はあるけど、この世界では逆のパターン。完全に狙ってやっている雰囲気です。

続くフランスの大艦機はと言うと、無骨でパワフルなウラル級や質実剛健なビスマルク級、ひたすら野暮ったいキングジョージX世級に比べると随分洗練されたデザインで、これもお国柄が良く出ています。パイロットが気障で貴族っぽいのもお約束どおり。
この戦いは素直にウラル級の漢気満点戦法に感動した。やはり貴族など労働者に打倒される対象でしかないのである

・・・1巻読んだ時は、新旭日に近いノリの勧善懲悪明朗活劇モノかと思ってたんですけど、何か違う気がしてきた。この世界のソ連はそこまで悪の帝国という雰囲気ではないし、むしろファンファン大佐スターリンも、ウラル級のパイロットマニコフスキーもどちらかと言うと熱い男だし。
やっぱりGガンダムとかに近いノリかも知れません。


//余談//
本作は新旭日の時に比べてかなりタイトなスケジュールを組まれているらしく、その辺りのデスマーチぶりが作画にも出てきています。出版社は、出来ればもう少し余裕のあるスケジュールを組んであげられないものですかね。刊行が多少遅くても、クオリティが伴っていれば文句言いませんからさあ。
タグ:飯島祐輔
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2007年10月31日

コミック 新旭日の艦隊2 紅海潜行3000キロ 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (2) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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う〜ん胡散臭い(笑)。
今回描かれるのは紅海に突入し、最深部アカバ湾のUボート基地を破壊するまで。
特徴を挙げると、陸戦シーンにある程度ページ数を割いている事かな。
戦車も形状から察するに、装甲がモジュール化されたいわゆる複合装甲の雰囲気で、いきなり世代をすっ飛ばす進化を遂げているのが胡散臭さ大爆発だけど、これに関しては敵味方共に大きな技術格差は無いので比較的安心して読める。
まあ、超人特殊部隊の暗躍という反則技が炸裂するのはいつもの事なんだけど。

そうそう、この先何度も活躍するくの一部隊が初登場するのは本巻だったんだね。
隊長の寿美少尉は後の巻で意外な正体が明かされたりもするけど、それはまだ先の話。現時点では亜由美に次ぐ貴重なレギュラー女性キャラという位置付けか。
なお、物語の舞台となる1952年ではまだ山田風太郎の忍法帖シリーズは始まっていないので、くの一という呼称は存在しないぞという突っ込みは禁止です。

こんな感じで突っ込みどころ満載なんだけど、それさえも吹き飛ばすのは例の如く必要以上に気合の入った砲撃シーン。特に今回なんか185P〜191Pの6Pを使って、砲撃〜着弾までをストップモーションで描いている。こういうの描かせると飯島氏は神がかってくるんだよな。
でかい大砲とでかい爆弾に無条件で血が騒ぐ僕にとっては、このカタルシスのみ目当てに読んでいた気がするなあ。

多分このまま22巻まで記事を書く。
タグ:飯島祐輔
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2007年10月29日

コミック 新旭日の艦隊 1巻 海中戦艦日本武尊出撃 飯島祐輔

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新旭日の艦隊―コミック (1)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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ヤマトの作者繋がりという事で、引っ張り出して再読。
ああ、これ98年発行なんだなあ。完結したのが昨年だから、足かけ8年という長期シリーズだった訳で、しかも連載ではなく書き下ろし。連載でも8年続けるのは至難の技だと言うのに、これって実は相当凄い事かも知れません。

んで、改めて読み返してみて・・・絵が今と違うな(笑)。
これが8年と言う時間の重みかと意味不明なことを考えてしまった。
この新旭日は原作未読なので、漫画版との差異は良く判らないんだけど、物語導入部がヒロインの亜由美視点なあたりとかは多分漫画版オリジナルだと思う。小説の仮想戦記は中高年の読者が多いので、いきなり眼鏡っ子が出てきたら戸惑うだけだろうし(最近はオタ中年も増えたのでそうでもないかな)。
何というか、萌え要素が前面に出ているんですよね。
しかしその一方で、巨大戦艦バトルも作者の思い入れたっぷりに描かれていて、このなんとも微妙なバランスの取り合わせが実に良い。

一応紺碧(無印)の原作は途中まで読んだので、このシリーズが明朗勧善懲悪なのは理解しているつもり。だから、毎度毎度新装備が絶妙のタイミングで登場する事や、技術的にオーパーツとも言える兵器がばんばん登場する件に関しては気にしていない。
むしろ、そういうアニメ的、漫画的な展開だからこそ、飯島氏のアニメ系の絵が違和感なく嵌るんだと思う。劇画調で描くタイプの物語じゃないかも。

気が向いたら続けて記事書くかも知れません。
タグ:飯島祐輔
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2007年10月28日

轟拳ヤマト (1) 飯島祐輔

4120037851轟拳ヤマト (1) (CNC COMICS (い1-1))
飯島 祐輔
中央公論新社 2006-11-25

by G-Tools


これはいい

巨大ロボットが格闘戦を繰り広げる異色の仮想戦記。
雰囲気は「機神兵団」に似ているかな。
物語のガジェットとして、機神ではエイリアンのモジュールが使われていたが、ヤマトでは古代先史文明の遺産である全ての大陸を繋ぐ橋となっているのが差。
つまり機神世界ではモジュールを人類が入手した事を切欠に世界が変わって行ったが、この作品では現文明が始まった頃から存在している橋の影響で、かなり前の時代から多少違う歴史を歩んできている。
よって、巨大ロボットは機神の様な突然変異的に現れた秘密兵器ではなく、国家を象徴する存在(F.S.Sのモーターヘッドみたいなもの)として兵器体系に組み込まれており、作中では戦艦になぞらえられている。

まあそれはそれとして、ヤマトの初登場シーンがGガンダムのソレに酷似していたりして、この時点で掴みはOK。
主人公ジンが何だか目付き悪いのが気になるが、サポートのメイドロボ香恋が可愛いので許す。
敵味方ともにロボットのデザインは重量感重視のもので、ガンダムの様なスマートさとは無縁だが、いかにも鋼鉄の塊という雰囲気で好きな人は好きなんだろうと思うな。僕はかなり好きだし。
特にイギリスの噛ませ犬(笑)キングジョージX世級大艦機の微妙な不恰好さがたまらん。

前作の新旭日は兵器デザインにあまりお国柄を感じなかったが、今作ではいかにも〜なデザインが多くて、ちょっとニャリとしてしまう。
これは楽しみなシリーズ。
タグ:飯島祐輔
posted by 黒猫 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 中央公論新社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする