2008年02月23日

新旭日の艦隊 22巻 星に願いを 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (22) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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最終兵器トリスタンとイゾルデを起動し、ニューヨークに対する核攻撃を宣言したヒトラー。
これを迎撃できる可能性があるのは日本武尊ただ一艦。世界の命運をかけた最終決戦が始まる――。

と、さんざっぱら煽り気味で始まる22巻。いよいよ長きに渡る戦いにも終止符が打たれます。
艦内の全エネルギーを集中した必殺のレールガンで衛星軌道上を周回するトリスタンとイゾルデに打撃を与え、ニューヨーク上空への軌道を強制的に変えさせるも、怒ったハインリヒは大石長官の魂を強制的に軌道上のトリスタンとイゾルデ艦内に引き寄せて最期の対決を挑んでくる。

ちょwwかめはめ波wwwwww。

このあたの原作は未読なので漫画版オリジナルだとは思うけど、まあ原作自体結構アレっぽいので油断は禁物ですなぁ。ハハッ。
色々あってとうとうハインリヒは宇宙の藻屑と化し、軌道を外れたトリスタンとイゾルデは重力に引かれて大気圏に突入して燃え尽きてしまう。
そしてメイン登場人物の一人もその墜落に巻き込まれて消息不明に・・・。
この辺りは最期のオチに関ってくる部分なので詳しくは書きません。

ラストバトルは某種死みたいな、妙な思想を若干含んでいますが、おそらくこれは荒巻氏的に絶対外してはならないものだったんでしょう。だって「描かなきゃならないから描いた」という感じがそこはかとなく漂っているもん。飯島センセお疲れ様です。

さて、一番の見所は巻末の次回作予告編。
やっぱりWWUの時代を舞台に、今度は巨大二足歩行兵器が大暴れする作品。
この手の作品としては「機神兵団」なんて言うのもあったなあ。そういや機神の最終巻サブタイトルも「星に願いを」でしたね。
無口なメイド型アンドロイドとかヤマトとかいう巨大ロボとか、今度の敵はスターリンだとか、いかにも悪の要塞ぽいクレムリン宮殿だとか・・・そう、「轟拳ヤマト」です。
この冗談予告を本気でやったのが、ヤマトなんですよね。
まるで先日放送されたマジカルおとはみたいですねw

原作はあくまでモチーフとして使う程度に留めて、大半がオリジナル展開なので、どういう結末になるのかハラハラしましたけど、奇麗に纏めてくれたと思います。
主要登場人物の後日談もちゃんとあるのもいいですよね。軍に残った人、軍を辞めて芸能界入りした人、NATO情報部にスカウトされた人、美術品専門の盗賊になった人、海運業を始めた人・・・様々な人生模様がまた楽しいです。

いや、面白かったです。原作はどうか知らないけどwこの漫画版は読む価値大と言っておきましょう。

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※この記事は、22巻発売当時、本館ブログにアップした記事を一部修正ののち転載したものです※
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新旭日の艦隊 21巻 最終兵器発動 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (21) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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いよいよ大詰めって事なんで続けて行きましょう。
米軍の上陸、ロンメルのベルリン入城と、一気に戦局はナチス敗北へと流れ始めますが、既にナチスの指揮中枢はベルヒテスガーデンの総統要塞(すげえネーミングだw)に移されていました。
そのベルヒテスガーデンもいよいよ米軍に包囲されてしまいますが、ヒトラーには最後の切り札とも言える「戦略兵器B」、通称「トリスタンとイゾルデ」が・・・。

遂に出現した戦略兵器B、ドンナー対ビーバーのガチ勝負、日本最後?の新兵器である巨大ドリル、そしてようやく明かされるヒトラー誕生の秘密・・・等々見所満載の21巻。
まずは初期の巻から伏線が張りまくられていたヒトラーの秘密ですが、彼はネオナチの科学者によって再生されたクローンが転生したものでした。
クローンのほうは、身体的特徴こそオリジナルと同じで、オリジナルの記録も人為的に植えつけられていますが、あくまで中の人は別人です。
以前の巻で亜由美が「この世界にヒトラーはいない」と言っていた意味はこれだったんですね。本人が転生したのではなく、本人の擬似的記憶を持つ別人が転生していたという。
しかし、ネオナチの都合で勝手に生み出され、散々記憶を改竄された挙句に、最後はモサドの工作員に射殺されたクローンはあまりにも哀れ。こうした一連の記憶が、後世ヒトラーの行動原理に繋がっていて、彼は自分(クローン)を生み出し、そして殺した人類の文明そのものへの復讐の為に戦っていたというのが真相。

まあ・・・最早戦記という枠を逸脱していますが、これはこれでもう、突っ込むのが野暮なだけですから。

で、21巻の目玉である戦略兵器B。
これの正体は、200キロトンの核兵器を72機搭載し、衛星軌道上から地球上のあらゆる場所を攻撃できる衛星兵器でした。
核兵器を70発以上搭載し、人が乗り込むスペースまであるってどんな巨大衛星だよと言う気がしますが・・・そして何より、中に乗っているヒトラーは一体どうやって地球に帰るつもりなのかという謎がありますが、衛星を破壊できる兵器が存在しない時代だけに、これは人類最大の危機となる訳です。
直接戦略兵器Bを攻撃できなくても、おなじ軌道上に自爆衛星打ち上げてデブリで穴だらけにする事は出来そうな気もしますが・・・。


もちろんツッコミどころ満載なのは仕様ですし、むしろこの破天荒さこそが味ですからして、終始テンション高めに無茶をやってくれた展開には大いに満足しています。
火葬も突き抜ければ面白いという良いサンプルですね。

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新旭日の艦隊 20巻 連合軍欧州上陸 飯島祐輔 感想

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新旭日の艦隊―コミック (20) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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ラング大佐の男の魅力(笑)が光る新旭日20巻。

いよいよ連合軍の総攻撃が始まり、次々と大部隊が欧州に上陸を開始します。
15巻でドイツ軍が使用した誘導ミサイルV3は、米軍によって更に改良されたものに生まれ変わり、独軍陣地を次々と撃破。
また、ドンナーにヒントを得て陸艇を水陸両用化したビーバーは、その巨体で戦車を踏み潰して快進撃です。ちなみにビーバーですけど、舟艇にキャタピラを装備した姿は、個人的にはドンナーよりも、リアル世界の日本軍が使用した内火艇に似ている気がします。

と、そのような連合軍の猛攻撃に対し、占領地を放棄して戦線を縮小し、反撃密度を上げる決断をしたドイツ軍。そんな中、北イタリアでは現地で接収した大量の美術品をドイツに持ち帰るべく、フレーべ中将が暗躍していた・・・。

という訳で、今回は接収された美術品を取り戻すと言う、これまた地味なお話。
しかし、前回の囮艦隊みたいなピントの外れた話ではなく、密偵として送り込まれたラングとフレーべの腹の探り合いなど、物語としてはなかなか面白いものでした。
一方で「戦略兵器B」など、最終決戦に向けた準備も着々と進んでいて、物語に緊迫感を持たせてあります。本当、前巻は何だったんだろうww

と、それはいいとして、前半登場した雷蜂という新型戦闘機はデザイン的に無理がありませんか?
Ba349ナッターみたいに、機首部分全体が武器(ナッターはロケット弾の束ですが、こっちは37ミリのガトリング砲)なんですけど、これだけデカイ機関砲積んだら一体何処にエンジン収めるんでしょう。
インテークが見当たらないのでロケット戦闘機かもしれませんけど。
それにしても37ミリで多砲身タイプとなると相当な重量になる訳で、あのレイアウトではまず飛べません。

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2008年02月21日

新旭日の艦隊 19巻 囮艦隊出撃せよ 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (19) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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16巻から一連の怒涛の超展開が続いてきた漫画版新旭日ですが、ここに来て急にトーンダウン。
もっとも、残りはこの19巻を含めて4冊、うち21、22巻の2冊は最終決戦編となりますから、ラストバトル前の小休止みたいなものかもしれません。

そんな19巻は、ドイツの新型小型潜水艦Sボートによる攻撃から、輸送船団を守るという地味な物。
その切り札となるのが、敵の魚雷を片舷に装備した対魚雷ネットで絡め取るという、偽装商船なんだそうです。偽装商船で船団を魚雷から守り、随伴する駆逐艦で着実に潰してゆく、と。
・・・。
うん。あのさ。こういう、極めて汎用性に欠けた場当たり的な新兵器って、猛烈に原作小説の匂いがするんですけど?もしかして原作準拠??
こんな手が込んだ割に、他に使い道の無い防御兵器を開発するくせに、対潜ヘリの1機も登場しないと言うのが実に荒巻ワールド臭を発散しています。
最近何かと「原作破壊」「原作レイプ」と言う言葉を耳にしますけども、新巻ワールドに関しては徹底的に破壊してレイプし尽した方がより良いものになると思います。

後半、敵の潜水母艦を捕獲するミッションも、寿美さんが乗り込んでから僅か4ページで完了しちゃいますし、作者自身モチベーションがあまり上がってないのが手に取るようにわかっちゃいますね。
前の巻なんかノリノリで描いていたと言うのに、この落差は・・・。
どうも、作者の人の本心は原作無視で好き勝手に描きたいと言う事らしいのですが、一応原作者付きである以上、原作エピソードも盛り込まなきゃいけないという縛りに四苦八苦している雰囲気です。多分。

何というか、作者の飯島さんは、その時々の状況がダイレクトに作品に顕れてしまう所がありますよねえ。

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2008年02月16日

新旭日の艦隊 18巻 黒き巨兵の森 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (18) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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漫画版の新旭日艦隊では、間違いなく最もスリリングで最も面白いと噂される(マイ噂ですが何か?)18巻「黒き巨兵の森」。サブタイトルからしてそそるじゃないですか。

舞台は人口5万の小国ヴァルビニア。
表向きにはナチは撤収し、独立を回復した事になっていますが、実際にはナチの研究施設が残り、ある兵器の開発が継続されています。
その「ある兵器」とはパワードスーツ。しかしこの時代の技術では各ユニットの充分な小型化が出来ず、かなり大きな物になってしまってます。
具体的には全高9.5メートルの人型兵器・・・。

もう、無粋な突っ込みはしますまい。僕はそんな野暮天ではないつもりです。

で、このガルガンチュアに対抗するのは、ヴァルビニア王家が25年前に開発し、そのままお蔵入りになっていた移動要塞とも言うべき巨大多砲塔戦車ベヒモス。
ああ、なんて燃えるシチュエーションなんだ!!
対決の詳細な経緯は敢えて語りますまい。気になる人は是非読んでみてもらいたいです。

ただ、ガルガンチュアを開発したヘルベルトは、ちょっと可愛そうでしたね。
前世で彼は日本製ロボットに衝撃を受け、自分達で日本製のロボットに負けない物を作ろうと技師になります。しかしどうしても日本の技術に追いつく事が出来ません。
やがて、自律型はあきらめたのかパワードスーツを完成させますが、試運転中に事故で還らぬ人になってしまいます。
こちらの世界に来てから、彼はただ技術者としての意地だけでガルガンチュアを開発したものの、それさえも超重戦車とは言え25年も前の旧式兵器に打ち負かされてしまい、ヘルベルトは砲弾の直撃を受けて・・・。
哀れすぎる。


ところで、ピンと来た人もいるかもしれませんが、この巻が後に「轟拳ヤマト」が生まれる基になった気がします。ガルガンチュアのデザインは後の大艦機に通じる物がありますし。
パンツァーカバリエっぽいとも言いますが。
ガンダム系のスマートなロボットよりも、いかにも鉄の塊ですって感じが萌えポイント(笑)。
いや、面白かった。

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2008年02月14日

新旭日の艦隊 16巻 大西洋の嵐 飯島祐輔 感想

02376788.jpg新旭日の艦隊―コミック (16) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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先日17巻の感想書いたんですけど、改めて考えてみると16巻飛ばしていたのに気付きました。
だめじゃん・・・。

16巻は、ドイツ最後の水上打撃戦力となったバルチック艦隊と、アメリカ大西洋艦隊との大艦巨砲バトルです。シリーズ屈指のガチバトルですね。
そもそも何で航空機の時代に、戦艦同士が・・・と言う点については、是が非でも地中海入りを目指すバルチック艦隊と、是が非でも地中海入りを阻止したい米軍とが、航空機を使えないのを承知で巨大低気圧内にて会戦するから・・・だそうです。はい、細かいツッコミ禁止。

米軍の主力艦は、アイオワ級を小型化したマウス級という戦艦、対してドイツ側は改ビスマルク級と、新造艦のグロース・ドイッチェラント級ですね。
このドイッチェラント級はフェルゼンのノウハウを生かした3胴艦なので、嵐の中でも安定した砲撃ができるのがウリなんだと。
はい、細かいツッコミ禁止。

それにしても、今回は米軍がテリーマンの役目しか果たしてないですよね〜。
前座というか。
よく言われている、米軍=物量でしかなく、技術的にはドイツが上という俗説ですが、これは結構間違った認識です。量産を行うには相当に発達したインフラと、高度な技術水準が必要不可欠です。
小火器を見ても、最初に末端まで自動火器を行き渡らせたのは米軍ですし、逆にドイツの自動火器は意外にもソ連から鹵獲したシモノフを参考に開発された位です。(日本は米軍から鹵獲したM1を参考に5式自動小銃を開発していた)
ですので、米軍が世界最強と言われるのは、質、量共に秀でているからなんですよ。
車に例えると、ドイツの技術はガレージで作られるスーパーカー、アメリカの技術は工場で作られるスポーツカーとでも言いますか。

とは言え、作者(漫画版)の人もその辺は承知している様で、いよいよ欧州に主戦場が移るという頃になると米軍のトンチキ兵器もババンと出てきますのでご安心を←誰に言ってるの?

やっぱりガチ展開よりもイロモノ展開の方がいいなと思う黒猫でしたw

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2008年02月12日

新旭日の艦隊 17巻 第三帝国包囲網完成 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (17) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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第三次世界大戦もいよいよ大詰め。
米軍も日独の艦に匹敵する新型潜水艦を完成させ、自由ドイツ軍も日々規模が大きくなり、いよいよ苦境に立たされ始めたナチスドイツ。
そんな中、ナチスは近づく欧州での陸戦を意識した新型戦車の開発を行っており・・・。

今回の話もオリジナルなんでしょうか。いかんせん原作小説読んでませんし、読む予定も無い(汗)ので、何処から何処までがオリジナルなのか良く判らんとです。
ちなみに次の巻は完全オリジナルみたいですが、それはまた別の話。

で、今回登場は運転手の脳波でコントロールされる新型戦車プードル。
以前北極海で日本武尊と戦ったゲシュペンストの操縦装置を、機能を簡略化して小型にしたもので、運転手は考えるだけで自在に戦車を操れるそうです。
ま、技術的なことは言いますまい。
しかしながら、この手の思考に連動して動くメカって、操縦している人間がテンパったら、それすらもきっちり動きに現れてしまいますよね。
手動でもそういう部分は無い訳じゃないですけど、手動なら脳で考えて手を動かし、機械を操作すると言う風に段階を踏んでいるだけに、途中で冷静に戻る機会がある訳です。
それが、考えがダイレクトに伝わるものだと、余計にパニックになって・・・と言うことで、使えない兵器だと思われます。
某ガンダム00の超兵一号みたいに感情の起伏が殆ど無い人ならバッチコイかもしれませんが。

しかし今回最大の見所は、プードルにあらず。
終盤、プードルを奪取しての脱走劇の果てに、日本武尊が待つアドリア海に辿り着いた寿美と亜由美が、待ち受ける独軍の包囲網を突破するシーン、ここで「どんなピンチの時も絶対あきらめない!それが可憐な乙女のポリシー!」と寿美さんがトチ狂ったような事を言い出して・・・ここからの流れが凄い。火葬とは言え戦記ものでこれは予想外でした。
しかし、個人的にはこういうおバカなノリは大好きです。
上で触れた次の巻も、好き勝手大爆発で物凄いことになっていますが、これが無ければもしかしたら轟拳ヤマトは生まれなかったかも・・・というある意味問題作なんですよね。


なお、乙女のポリシーは10代〜20代前半の人にはちょっと判りにくいと思いますが、その辺は下の動画を見てくださいって事で。



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2008年01月21日

新旭日の艦隊 15巻 ジブラルタル奪回 飯島祐輔

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新旭日の艦隊―コミック (15) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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ここまで連合軍に圧される一方だった独軍が反撃に転じる第15巻。
先のドニエプル河渡河作戦の際に大和武尊から発射された巡航ミサイルの不発弾を回収した独軍は、これを徹底解析し、より高精度の巡航ミサイルV3を完成。
これと、潜水可能に改造したドンナーでもってジブラルタルの連合軍陣地を襲撃、更には特殊な誘導装置を搭載したV3ミサイルでロンメルの爆殺を計りますが・・・。

・・・とか書くと、ハイテク兵器飛び交う近代的な戦闘を連想しますが、実はかなりオカルトな内容となってます(笑)。
V3そのものは米軍のUAVみたいな形(というかまんまそのもの)で、それ自体は特に笑える驚くに値するものではないのですが、問題はその誘導方式。
ジブラルタルの陣地攻略に使用したのは通常の慣性誘導だと思われますが、ロンメル爆殺に使用した型は、謎のインド人によって遠隔地から念力で誘導されるカオスっぷり。
しかも誘導に失敗して誤爆すると、何故か誘導に当たっていた謎のインド人が死亡するという意味不明な世界です。
で、その遠隔誘導ミサイルを完全に防御できる人物は7 1/2課の少年、その正体は何と26代目の安部晴明・・・(笑)。
更に言うと、今回のメインキャラは以前ケネディ暗殺を阻止した電光コンビです。

・・・これで面白くない訳が無いですね。
もう好き勝手やっているのが手に取るように伝わって来て、こっちまで楽しくなってきます。

ちなみに、この巻でもラストの伏線がさりげに埋設されました。

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2008年01月07日

新旭日の艦隊 14巻 沸騰!北極海 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (14)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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ゲシュペンストとの潜水艦勝負決着編。

ヒトラーのクローンが操る新型艦ゲシュペンストは、脳波コントロールによって1人で操縦できる、潜水艦と言うよりはモビルアーマーみたいな奴です。可動式のフィンで水中ドリフトも可能ですし、いわゆる潜水艦の定義を大きく逸脱してますね(笑)。
ここまで無茶をやるくせに、クローンはというとまだ子供。MAは作れても、オリジナルと同じ年齢、外見のクローンを作るほどの技術はまだ無いようです。

で・・・どうも日本武尊は潜水艦戦は苦手なのか、亜由美のインチキ超能力で何とか勝ったものの、今回も相当際どく追い込まれました。
潜水艦と戦艦の合いの子である日本武尊には、純粋な潜水艦程の水中性能は無いと言う事ですかね。
さすがに原子炉搭載艦をレールガンで打ちまくるのはあらゆる意味においてデンジャラスだとは思いましたがね。そういえば以前もアメリカに対する核テロの話で、核弾頭を素手で触ってましたし、もしかして作者の飯島氏は被爆なんてサヨクの捏造!とか言うタイプの人なんでしょうかw

・・・と、色々ツッコミはありますけど、バトル漫画としてはなかなかヒネリのある展開で面白かった。
惜しむらくは前の巻で思わせぶりに出て来た「回転寿司」には特に深い意味は無かった事でしょうか。うどんの一件もあったので期待していたのに(笑)。

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2007年12月24日

新旭日の艦隊 13巻 モスクワ消滅作戦 飯島祐輔



今回は事実上の2本立て。
前半は自由ドイツ軍に寝返ったモスクワ方面軍に対する核攻撃を阻止する話。
後半はヒトラーのクローン(少年)の操る新型潜水艦と日本武尊とのバトル。
前回のドンナー戦で一気にテンションが盛り上がった訳ですが、今回もそのテンションは維持したままに進行します。
前半の核攻撃阻止編には正義や平和と言ったお題目はありますが、そんなに気になる程のものでは無いでしょう。原作が原作なのでそういう要素をカットする訳にはいかないですし。
そんな事よりも、漢の浪漫であるところの超巨大爆撃機に萌えるのが正しい楽しみ方。
AAMを3発喰らってもびくともしない辺り、大艦巨砲漫画家の意地を感じますね。
明らかに航空機の限界を超えているw

後半はというと、まずは米軍の新型潜水艦サラトガと、ドイツの新型艦ゲシュペンストとのバトルから。サラトガはレヴィアタンを参考に作られた強力な艦ですが、ゲシュペンストは更に一歩進んだ思考制御システムと、新機軸の推進制御装置を搭載したインチキ兵器。
思考制御とは脳波で艦をコントロールするシステムらしく、これのおかげで乗組員は1人で済むそうです。1人と言う事は、長期の航海になると、食事は自分で作らなきゃ不味いレーションしか食うものが無いし、怪我や病気になった時も軍医はいないと言う事で、中の人も実に大変なシステムです。
まあ、その辺は考えちゃ駄目ですがw

それはともかく、未知の推進制御システムでサラトガを圧倒。
この機動力は日本武尊を大きく凌ぐものです。確かレヴィアタン戦は日本武尊の実質的敗北だった訳ですが、果たしてこの難敵にどう立ち向かうのか。そして回転寿司の謎は・・・次巻に続くですね。
終盤に向けた伏線も着実に張られつつありますし、確実に面白くなって来てます。


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2007年12月18日

新旭日の艦隊 12巻 鉄の防衛線 飯島祐輔

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新旭日の艦隊―コミック (12)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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この巻辺りから敵にも破天荒な兵器が登場し始めて、面白さが増して行った気がします。
何せ原作のコンセプト自体、何が何でも日本最強!!というものですからして、破天荒上等というか、むしろこういう姿こそが艦隊シリーズの醍醐味じゃね?という気がしております。
そんな12巻。

冒頭から後の巻への伏線張りまくってますね。
戦略兵器「B」とか、ヒトラーの悪夢とか。これらの伏線が活きて来るのは20巻以降ですから、かなり先を見据えた伏線と言えますな。
問題は、昨年リアルタイムで最終巻を読んだ時には、そんな伏線があったことは綺麗さっぱり失念していた事なんですが(笑)。

さて、それはさておき、12巻の主役は何と言っても防御兵器「A」です。
独軍の切り札である「A」、通称「ドンナー」ですが、その姿とサイズは、そのままモスラの幼虫もしくは王蟲です。
鋼鉄の巨大な芋虫が群を成して街を押しつぶしてくる様は、某Vガンダムにおけるモトラッド艦隊の巨大ローラー作戦以上の視覚的衝撃をもたらしてくれます。
これですよ。
このバカバカしさを待ち続けていたのですよ。
作者自身大いに楽しんで描いているのが伝わってきます。やはりこうでないと。
ここでドンナー阻止の為に大艦機が登場すればもう文句は無いのですが、まあそれは作品が違うので置いておくとして。
このドンナー、構造上バックできないという、やわらか戦車とは正反対のあまりにも漢らしい設定があるので、後の巻ではあんなことやこんなことになっちまいますが、兎にも角にも初登場時は大きな脅威でした。
さすがに延長砲身装備のレールガンで、超長距離砲撃による撃破というのはどうかと思うけど。
多分砲弾の衝撃波で街が滅茶苦茶になる気がする。
とまあ、多少ツッコミどころはありますが、やっぱりこういう荒唐無稽さは好きです。

ちなみにバックできないなんてそんなアホな・・・と思った人。
事実は漫画より奇なりで、昔イギリスが本土防空に配備していたある戦闘機は、後部座席に大型の連装機関銃塔を装備して、後方の敵に対しては圧倒的な弾幕を張れるものの、前向きには豆鉄砲の一丁すら積んでなくて、正面の敵には手も足も出ないという漢らしいものでした。
防御兵器と言うのは、得てしてそういう偏ったコンセプトを持っているものです。
だからドンナーも・・・許してやって。

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2007年12月08日

新旭日の艦隊 11巻 ケネディ暗殺計画 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (11) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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11巻は、米国の大統領を標的にした核テロを阻止する話。
主役を務めるのはいつもの日本武尊乗員ではなく、レヴィアタン戦でデビューした電光組。
もみあげロールパンの澪お嬢様と、小十郎コンビですね。
ツンツンしたりデレたりおぱんちゅだったりと、一体これは何の漫画だという感じですが、それがまた良いんですよ。

ストーリーがテロ阻止というだけあって、いわゆる戦争描写はありませんが、この電光組の2人がキャラが立っているだけに、前巻よりはずっと面白く感じられます。
特に11巻のメインとなるカーチェイスシーンは、作者の趣味が思いっきり反映されていますし、かつて作者が師事していたという望月三起也氏の「ワイルド7」を髣髴とさせる迫力のあるカット割りが随所に使用されていて、何でもかんでもレールガンで一撃で完勝する日本武尊パートに比べると、かなり手に汗握る展開。
実は作者はこういう作風の方が向いているんじゃないかと思えますね。
キーキャラになるマイントイフェル(前シリーズの黒幕だった奴らしいが、未読なので良く知らない)の清濁併せ持つ人物描写も魅力的ですし、個人的には22巻中でもベストエピソードの一つです。

・・・うん、しかし剥き出しの核爆弾を素手で触るのは良くないと思いますよ澪お嬢様。

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2007年11月30日

新旭日の艦隊 10巻 超戦艦黒海突入 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (10)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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コミック版新旭日も10巻目。劇中時間では、既に開戦より3年以上経過している模様です。
レヴィアタンとの戦いで大破した日本武尊はまたしても本国で改修され、とうとう戦艦の面影など全く無い宇宙船の様な姿になりました。空を飛ぶのも目前ですね。

で、改修後の初任務はというと、黒海に配備された、ドイツの新兵器「クレーブス」の破壊。
8巻の気象兵器に似た、洋上に浮かべられた建造物ですが、洋上飛行場として使用出来るのに加えて、内部に大量の報復兵器2号を搭載して、海上ミサイル基地にもなっていると言う、最早何でもあり設定。
外部から破壊するのは難しいので、例の忍者部隊を潜入させて、内部から破壊する事になる・・・。
と言う事で、後半はほぼ完全に寿美さんのターン。マペット使いの殺し屋なんかも出てきて、仮想戦記というよりはアクション漫画になってます。

ところで、どうでも良いんだけど、忍者が出てくる火葬戦記ってどれもトンデモですよね。
確か火葬界の大御所であるところの霧島那智現人神も忍者が大好きだったような・・・。
うーん、この漫画版の作画に飯島氏を選んだ担当さんは神ですよ。
アニメ絵っぽい絵柄や、SFっぽい艦デザインなどは、従来の劇画調が中心の戦記漫画界では間違いなく異端なんだけど、これだけ無茶な設定の原作の場合、リアルな絵柄の人だと物凄い違和感を感じてしまうのは確実。むしろ飯島氏の作風だからこそ許容できる訳で、原作読めとか言われたらかなり苦しい。

レヴィアタン編がやけにハイテンションに盛り上がっただけに、一気に燃え尽きた感じの10巻でした。
やっぱり強敵がいないとつまんないです。

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2007年11月23日

新旭日の艦隊 9巻 灼熱のカリブ 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (9)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
4124104987



潜水艦がドリフトしたりボディプレスを仕掛けたり空を飛んだりする話。

まあ、一言で言うと滅茶苦茶です。

滅茶苦茶なんだけど・・・なんだよー、この無駄な熱さがすげえいい感じじゃねえかよ。
本来の主役である筈の日本武尊とその乗組員達は、前回レヴィアタンに敗れて戦線離脱、かわって駆けつけた電光とレヴィアタンとのガチ勝負となる訳ですが、艦デザインが水の抵抗に対してアレだとか、何でそんなところに武器搭載しているんだよとか、そういうツッコミを抜きにして面白いです。
まさか沈底して隠れている敵潜水艦を探す為に、潜水艦で海底にボディプレスを仕掛けるなんて発想は、マトモな思考回路をしている限り絶対に思い付きません。ガンダリュウム合金製の船体なのかも知れませんが、その割には最後はロケット弾であっけなく沈んだし、実に謎が多い。
でも、その謎さえもが面白さに繋がっている。

恐るべき確信犯か、はたまた超天然か。毎巻こんなのなら文句無いんだけどなw

・・・ところで、作中にこの戦争も大詰めに入ったとか何とか言う台詞があるんですが、まさかこの後更に13冊分も続くとは作者自身思ってなかったんだろうなあ。

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2007年11月19日

新旭日の艦隊 8巻 気象兵器破壊指令 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (8)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
412410491X



4巻でフェルゼンを指揮していたナトルプ元帥が、最新鋭潜水艦レヴィアタンを得て日本武尊にリベンジを挑む第8巻。
6巻、7巻と胡散臭い展開で、若干テンションが低下していましたが、ここに来て怒涛の燃え展開です。
もちろん怪しいところは多々ありますけどね。

例えば独軍の最新鋭潜水艦は、日本軍のソレと同じく電磁推進とやらで、動力は原子炉なのですが・・・。
果たして核兵器開発にすら成功していない国が、原子炉を作れたりするのでしょうか。
もともとジェットエンジンより先にターボプロップが開発されたりと、技術的には極めて怪しい世界なので、こんなの気にするほうが間違いなのは重々承知しておりますが、何となく言わずにいられなかった(汗)

例の如く無茶苦茶なんだけど、ひたすら燃える展開です。相手の一手二手先の行動を読んで罠を仕掛ける、沈黙の艦隊ばりの潜水艦バトル。毎巻ユートピア思想よりも、こうした燃え展開をメインにしてくれていたら、傑作認定するんですけどねー。
ヴァイタールパートだけが分離する蝉モードには腹の皮捩れるまで笑った。真面目にこういうギャグをかませる所が荒巻節なんですかね。

さて、バトルは日本武尊が事実上敗退し、新型艦電光にバトンタッチした所で次巻に続くとなります。
電光の艦長は熱血バカで、副長はツンデレお嬢様というふざけた艦ですが、この作品にはそれ位が丁度良いのも事実。

と言うか、この2人がメインの回の方が、大石長官メインよりも面白かったりするんですよねー(笑)。
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2007年11月17日

轟拳ヤマト 3巻 飯島祐輔

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轟拳ヤマト Vol.3 (3) (C・NOVELS COMICS い 1-3)
轟拳ヤマト Vol.3 (3) (C・NOVELS COMICS い 1-3)飯島 祐輔

中央公論新社 2007-06-10
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いよいよアメリカが参戦してきて、物語はより混迷の度合いを深めてゆく3巻。

まずは、2巻からの続きでマジノ線での攻防ですが、いよいよヤマトに続いて日本の誇る大艦機、長門と山城が登場。特に長門は古武士の雰囲気を持つデザインで、ヤマトより格好良いです。太刀でもってウラル級の腕を一刀の元に切り落としたりと、力任せに暴れるヤマトに比べると戦法もスマート。
一方の山城はというと・・・まあ、山城だからね(笑)。

この戦いの後ジンが敵に捕まり、それを香恋が大暴れして救出したりと言った展開を挟んで、後半はいよいよアメリカの大艦機アイオワ級が大西洋特急で海を渡り、欧州に上陸、イタリアの大艦機と対決です。
ムッソリーニがソ連寄り(この作品中ではドイツは戦後日本の様な平和国家となっている)というのもどうよという気がするが、まあファシズムも本来はマルクス主義から生まれたような物だし、細かい設定を突付く様な作品でもないのでよしとしましょう。

アイオワ級は2機が連動して動く事で隙の無い攻防が可能だそうで、大艦機には珍しく手持ち火器を装備しているのが特徴。まんまオートマグを巨大化させたような火器だけど、これはこれで何かカッコイイな。対するイタリアのローマ級はというと、ローマ時代の闘士みたいなゴツイ機体で、ちよっと意外だった。イタリアって事でスマートで洗練されたデザインを期待していたのに。
この戦いはいかにもイタリアらしい結末でした。良い意味で。


少しずつ各国の思惑が出てきて、これまでのロボットプロレス漫画よりは戦記ものらしくなってきました。しかし日本軍の、平和の為に戦争行為に武力介入するって設定、つい最近どこかで見たような(笑)。
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2007年11月14日

新旭日の艦隊 7巻 アフリカ奪回作戦 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (7) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
4124104871



基本的には6巻に似て、いかにして戦う事無く戦闘を終結させるかという話。
舞台は北アフリカという事で、6巻のモアイに続いて、今度はピラミッドかと思ったりもしましたが、幸い2巻続いての遺跡シリーズにはならなかった模様。
ヨカタヨカタ

さて、ロンメルの後ろ髪がウルフヘアだっりして、巻頭から盛大に吹きましたが、序盤ではロンメルとマッカーサーの格闘戦(文字通りの意味で格闘やってる)に苦笑いし、終盤ではロンメルサブリミナルアタックで簡単に投降する独兵にこれまた苦笑いです。
いくら戦わずして勝つ事が戦争の究極の形とは言え、戦争漫画(小説)なのに戦闘行為を拒否するかのような展開はアカンだろ常考。

まあ、戦車が沢山出てきたので、それである程度は満足してますけどね。
日本の戦車だけ、何故かどう見ても複合装甲なのはインチキ臭いですが、実は作者の飯島氏があまり戦車に詳しくないからかなという気も。というのも、作中の小火器類を見ると、かなり謎なデザインが多いんですな。
陸戦兵器には疎いのかなあ。以前の巻でも戦車砲で空母を沈める話があったけど、一体どんな砲弾やねんと著しく身悶えした記憶があるし。


・・・次の巻は久々にSFっぽい戦艦バトルに戻るので、あんまり野暮な突っ込み入れなくても済みそうです。
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2007年11月10日

新旭日の艦隊 6巻 イースター島攻略戦 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (6) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
4124104863
 


ある意味胡散臭さにおいては22巻中最強ではないかと言う気がする6巻。
そもそもドイツ軍がイースター島を占領する意味が判らないんですが、きっとあれですよ。モアイが見たかったんだろうなと。特に原作者の荒巻さんは、仮想戦記に手を染める前はムー大陸だアトランティスだという、そっち方面を題材にした作品を書かれていた(しかも最近の作品よりも面白かったりします)ので、忘れていた血が騒いだという所でしょうか。

さて、イースター島に孤立した独軍を、そっくりそのまま連合国に寝返らせると言うとんでもない展開ですが、その求心力となるのが亡命中のロンメル将軍なんだそうで。
僕の中ではロンメルに対しての評価は決して高くないんですが、なにせ当時のナチの面子で一番好きなのがヒムラーで、その宿敵ソ連の面子で一番好きなのがベリヤ様という惨状なので、僕の評価なんて真に受けてはいけませんよ。ちなみに我が国では辻タンしかいませんよね常考。

・・・もしかして眼鏡属性萌えなのか俺?(絶賛違)

そんな眼鏡萌えな話はさておき。
6巻は大規模なドンパチはありません。両軍申し合わせて、ドンパチに見せかけた大芝居を打って、守備隊が全滅したとドイツ本国に思わせておいて、連合国側に寝返るというウルトラC展開でございます。
敢えて突っ込みません。
ただ、事前工作に奔走していた寿美さんが、何故か、有明とかコミケという言葉に魂の深いところで反応していたのが微笑ましかったかな。実はこれも終盤の巻への伏線なんですよね。
何だか原作準拠?部分よりも、漫画版オリジナル部分の方が楽しいと言うのも、正直どうなのよ。
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2007年11月07日

新旭日の艦隊 5巻 超秘密兵器搭載 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (5) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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正直なところ今時こんな胡散臭い仮想戦記ネタ取り扱って、果たして見てくれる人がいるのだろうかという気もしなくないが、本館と違ってこっちは趣味を前面に出しているブログなので、誰も見てないならないで別に良いかとも思います。その分好き勝手書けますし(笑)。
あ、本館の方に登場予定の新管理人キャラも、もしかしたらこっちに出張してくる事が度々あるかも知れません。

それはさておき。
紅海でのフェルゼンとの戦いで受けた損傷を修理し、更に新装備を搭載する為に一度日本に帰った日本武尊。遂にインチキ兵器であるところのレールガンが搭載されます。しかし、作中の解説はレールガンなのに、図説はどう見てもコイルガンなのはいかがな物か。

今回は新章に向けたインターミッションみたいなものなので、やや盛り上がりに欠けますね。
新たなる任務としてドレイク海峡を突破し、大西洋に向かう事になりますが、やる事は大西洋上でレールガンのテストを兼ねて(またか)、噛ませ犬としか思えない敵艦隊をイジメる事位ですし。
まあ、原作自体がそうなんだけど、ここまで一方的なワンサイドゲームって見ていて楽しいですかね?僕が原作を途中で切った理由として、このあまりに一方的な戦闘に対して、何か素直に楽しめなかったというのがあります。
では何故漫画版を、それでも最後まで読んだかと言うと、作中で登場人物が所々原作の設定に対するツッコミを入れている部分が微笑ましかった事、そして終盤の巻では相当好き勝手にオリジナル展開を盛り込んでいる事・・・でしょうか。はっきり言って原作クラッシャーですが、原作自体がアレなので、これはむしろ良い原作クラッシャーです。

それにしても5巻は巻末おまけ漫画が無いのね・・・。
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2007年11月05日

コミック 新旭日の艦隊4 鬼神咆吼紅海海戦 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (4) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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インド洋〜紅海編の最終巻に当たる4巻。
地中海からスエズ運河を経て紅海に現れた超戦艦(笑)フェルゼンとの戦いが描かれます。
一言で言うと、PCゲームの鋼鉄の咆哮のノリですな。

さて、いよいよお待ちかね?の、都合の良い新兵器総登場でございます。
基本的に散布系の兵器が多いのはこのシリーズの伝統か。
敵との命のやり取りの最中に新装備のテストって、どんだけ戦争を甘く見ているんだよ!
なんて無粋な突っ込みを入れてはいけません。新兵器とは何時如何なる時にも状況を打破し、活路を示してくれる奇跡の兵器なのです。いきなり実戦に投入しても充分な働きを示すのは、宇宙戦艦ヤマトやガンダムの事例が示している通り。これは定説です。たぶん。

後半のフェルゼンとのガチ対決は、色々な意味においてかわぐちかいじの世界ですな。
敵艦の真下から真上に対艦ミサイルを打ち上げて、落下してくるミサイルでダメージを与えるとか、それなんて沈黙の艦隊?みたいな。
VSLから対艦ミサイルを発射できるなんて、それなんて"みらい"?みたいな。
何でもアリ展開に笑ったw

ちなみに、本来対艦ミサイルでは大型戦艦の装甲は抜けません。
あれは装甲の薄い現代の艦船を攻撃する為の武器で、全長500メートルとか言う、お化けみたいな戦艦に対しては何発発射した所で蟷螂の斧。
まあ、核弾頭搭載の巡航ミサイルなら何とかなるかも知れませんがね。

さて、これで紅海編はひとまず終了。日本武尊は改修のため一度日本に帰る事となります。
次の巻ではいよいよインチキの極みみたいな武装が追加されますよー。
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