平野 耕太

ヘルシング5巻です。
第一話目が全く意味の無い、ブルース・ウイリスのジャッカルは偽者だというただそれだけの話になっていて、おいおい大丈夫かよ・・・と思ったのですが、あれは嵐の前の静けさでしかありませんでした。
前半は空母イーグルを占拠したリップヴァーン一味の掃滅。
リップヴァーンはマスケット銃から発射される弾丸を自由自在にコントロールし、人間のみならずヘリや戦闘機まで余裕で撃墜してしまうと言う吸血鬼と言うよりは超能力者みたいな存在。
しかし前座を屠りまくって随分と能力をアッピールした割に、いざアーカードとの決戦になるとあっけなかったのが気になります。トバルカインよりもあっけなかった。
所詮はアーカードを引き付け、洋上に隔離しておくためだけの囮だったとは言え・・・その最期には一抹の憐憫を感じざるおえません。
てかね、ぶっちゃけ戦力差が圧倒的過ぎて、アーカードの方が悪役に見えるんですよw
これがアンチヒーローというものなのか。
後半は、アーカード不在のロンドンにいよいよミレニアム本隊が降下作戦を開始する展開。
流石にカタパルトからガンダムみたいに吸血鬼を射出しているのには笑ったけど、ヴィジュアル的なケレン味はたっぷりです。
この英本土決戦は最新刊でもまだ続いていますので、そういう意味ではこの巻が物語の折り返し点と言えるでしょう。
それにしても、兵士達はSSの生き残りを吸血鬼化したと言う事で問題無いし、服も軍装屋でレプリカを注文すれば済む事ですが、武器類が当時のままと言うのは物持ちが良すぎますね。
モノによっては弾薬が現在では入手しにくくなったものもありますし、敢えて古い武器を使わなくとももっと高性能で入手も容易なものが色々あると思うのですが。
ま、吸血鬼にとっては己の肉体こそが最大の武器ですから、錆びてて弾が出なくてもあまり問題は無いのかも知れませんが。
アーカード不在のまま進行する第二次ゼーレーヴェ作戦の行方やいかに。
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