荒木 飛呂彦

相手が勝ち誇ったとき そいつはすでに敗北している
皇帝と吊られた男 その4〜6
ドコドン!
この上なくシリアスなシーンでありながらこの効果音にはフイタ。
J・ガイルの旦那は何処までも姑息なスタンド使い。
光のスタンドである事、そして反射できるものなら何にでも光速で移動出来る事という大きな武器を持つ反面、単純な戦闘力はあまり高くない感じです。腕のナイフでは一撃で相手に致命傷を負わせるのは難しく、だからこそ不意打ち専門でホル・ホースのサポートに徹しているのかも知れません。
花京院が果たしてそれを見抜いていたのかどうかは判りませんが、逃げるという形とは言えホル・ホースとJ・ガイルを引き離したのは正解。
女帝 その1〜4
ホル・ホースの逃げ足の見事さが素晴らしい件について。
いやいや、しかし吊られた男のJ・ガイルを倒せたのも、逃げる事でホル・ホースとの連携を断ち切った事が最大の理由だと思われるので、この漫画世界においては「逃げる」と言う行為は決して恥ずべき事ではないのです。
新たなる敵、"女帝"は不気味な人面疽状のスタンド。しかもどんどん成長して、人面型から更に人型にまで進化するとは嫌らしい。
とは言え、スタンドとしてのパワーは程ほど。確か遠距離でも能力を発揮できるスタンドは力そのものはあまり強くないんでしたっけ。
しかしホル・ホースも女帝にすっかり騙されていたようで・・・。
運命の車輪 その1〜3
家出少女再び。
この広い世界で、碌な手がかりもないままに承太郎達を先回り出来るとは、この少女一体何者?
過去の話を見る限りスタンド使いと言う訳でもなさそうですが・・・。
運命の車輪は車型のスタンド。
追い越した車が延々追撃してくるというと、映画「激突!」を思い出します。
人気の無い山道で繰り広げられるカーチェイス。
運転手の腕しか見えない不気味さ。
エピソード自体は第三部の中では割と地味ながらも、余分な贅肉が無いシンプルな展開と、元ネタそのものの完成度の高さが相俟って、個人的には結構好きな話の一つです。
しかし緊急事態とは言え承太郎に殴られたトラックは一番の被害者だよなあ、やっぱり(笑)。
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