2008年04月17日

ブルーゲイル 伊藤明弘版権物作品集 感想

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ブルーゲイル (ダイトコミックス)
伊藤 明弘
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硝煙漫画のマエストロ、伊藤明弘御大が若き日に描いた数々の版権もの漫画をまとめたもの。

取り扱われている版権作品は、戦闘メカサブングル、勇者王ガオガイガー、ARIELの3つ。
ザブングルは80年代、後の二つも90年代の作品(ARIELが完結したのは2004年ですが、シリーズが始まったのは80年代後半で、人気を博していた時期は90年代だったと思う)との事で、今の若い人はもしかしたら知らないんじゃないかなあと思ったりもします。ザブングルってお笑いコンビ?みたいな。


それはともかく。
収録作品は絵的にこそ90年代の香りがしますが、注目すべきは絵のディティール。
緻密な作画で知られる伊藤氏ですが、この本に収録されている作品を執筆した当時は今に輪をかけた緻密さで、銃のみならずメカの描き方には鬼気迫るものを感じます。

ロボットが出てくる漫画は色々ありますが、その巨大さや重量感を絵で伝えられる作家はそう多くありません。
これはザブングルよりもARIELの漫画に顕著で、(もともとの設定からしてARIELの方が巨大とは言え)エリアルの手持ち散弾銃から発射された流れ弾が数発ビルに当たるシーンでは、1個の散弾が戦車砲並みの破壊効果をもたらしている描写を入れて、エリアルの巨大さを表現しています。
・・・そんな巨大な代物を、フルトン回収で引っ張って行けるのかどうかは色々議論の余地があると思いますがね。


ストーリーの方に関しては、漫画作品としてはきちんと自己完結しているのですが、元ネタに比べてどうかと言うと。
ザブングルは確か視聴していたものの、小学生低学年の時期だった気がするので殆ど記憶に残っていませんし、ARIELも何冊かは読んだ記憶があるものの、これまた昔のことなのであまり覚えていない。
そういう次第なので、ラグはこんな娘じゃない!とか、三人娘よりSCABAIのじーさまの方が目立ってるじゃねえかとか、そういう印象はありません。

いずれにせよ伊藤節の方が前面に出ているのだけは間違いないですけど、そもそも伊藤漫画を読みたくて手に取ったんですからそこは全くの無問題ですしね。


あと、頁合わせ?で収録された「法男」は、もともとは同人誌掲載作品。
元ネタは知りませんが、何故かジオブリーダーズでお馴染みの入江省三が登場するのが面白いですね。
雑魚が持ってるリボルバーは26年式拳銃と思われるので、時代設定は明治でしょうか。
収録作品の中では恐らく一番新しいだけあって、今の絵柄に近い雰囲気があって馴染み易い一本です。

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タグ:伊藤明弘
posted by 黒猫 at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大都社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit
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