岡本 倫

岡本倫と言えばエルフェンリートで素敵なバイオホラーを見せてくれたのが記憶に新しいところですが、新作は趣向を変えてスキージャンプを扱った作品。
正直スポーツ漫画はあまり読まない方なんで、それほど期待してなかったんですが意外に、いや、すごく・・・面白いです。
主人公の野々宮悠太は男装の美少女。
個人的には女装少年の方が萌えますが、そこはそれ。
ともあれ、彼女はオリンピックに出場するために、男でいないといけないらしい。
何故オリンピックに拘るのか、そして、いくら男装したところで、戸籍を見れば一発で女とばれるんじゃないかという疑問はあります。
おそらくはこの疑問部分が物語の核心部分なんだろうなあ。
1巻巻末で「悠太」と呼ばれる少年が出現したことで、恐らくは双子で、何らかの理由で入れ替わっているのだとは予想できますが。
この作者はエルフェンリートの頃から、こういう思わせぶりな展開が実に上手ですよね。
ストーリー展開の巧さが画力を補って余りあると言う、ジャンプ系では珍しい作家だと思います。
と、エルフェンリートの話が出たところで。
悠太(女)は普段はオドオド気味なのに、ことスキージャンプになると人格が変わってとことん傲慢キャラになる訳ですが、この傲慢モードの時の表情が、本能に目覚めたディクロニウスみたいでちかっぱ怖いとです。
あと、メガネを外すと人間のオーラが見えると言う主任。
瞳孔が人間のソレとは思えません。
・・・もしかしてこの漫画もバイオホラー方面に持ち込む気ですか(笑)。
1巻と言う事で、まだまだ展開は地味ですが、どこと無くはっちゃけそうな素質を感じさせるキャラが配置されていて、それらに火が付くと一気にテンションが上がりそうな予感がします。まさに、今後が楽しみな漫画。
その一方で、エルフェンリートに比べるとエロ度数が低いと言うか、フェチな感じがあまりしないのが残念です。
ここは是非倫たん節全開でフェチ方面にも全力疾走して欲しいところ。
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