2008年02月23日

新旭日の艦隊 22巻 星に願いを 飯島祐輔 感想

新旭日の艦隊―コミック (22) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
4124106122




最終兵器トリスタンとイゾルデを起動し、ニューヨークに対する核攻撃を宣言したヒトラー。
これを迎撃できる可能性があるのは日本武尊ただ一艦。世界の命運をかけた最終決戦が始まる――。

と、さんざっぱら煽り気味で始まる22巻。いよいよ長きに渡る戦いにも終止符が打たれます。
艦内の全エネルギーを集中した必殺のレールガンで衛星軌道上を周回するトリスタンとイゾルデに打撃を与え、ニューヨーク上空への軌道を強制的に変えさせるも、怒ったハインリヒは大石長官の魂を強制的に軌道上のトリスタンとイゾルデ艦内に引き寄せて最期の対決を挑んでくる。

ちょwwかめはめ波wwwwww。

このあたの原作は未読なので漫画版オリジナルだとは思うけど、まあ原作自体結構アレっぽいので油断は禁物ですなぁ。ハハッ。
色々あってとうとうハインリヒは宇宙の藻屑と化し、軌道を外れたトリスタンとイゾルデは重力に引かれて大気圏に突入して燃え尽きてしまう。
そしてメイン登場人物の一人もその墜落に巻き込まれて消息不明に・・・。
この辺りは最期のオチに関ってくる部分なので詳しくは書きません。

ラストバトルは某種死みたいな、妙な思想を若干含んでいますが、おそらくこれは荒巻氏的に絶対外してはならないものだったんでしょう。だって「描かなきゃならないから描いた」という感じがそこはかとなく漂っているもん。飯島センセお疲れ様です。

さて、一番の見所は巻末の次回作予告編。
やっぱりWWUの時代を舞台に、今度は巨大二足歩行兵器が大暴れする作品。
この手の作品としては「機神兵団」なんて言うのもあったなあ。そういや機神の最終巻サブタイトルも「星に願いを」でしたね。
無口なメイド型アンドロイドとかヤマトとかいう巨大ロボとか、今度の敵はスターリンだとか、いかにも悪の要塞ぽいクレムリン宮殿だとか・・・そう、「轟拳ヤマト」です。
この冗談予告を本気でやったのが、ヤマトなんですよね。
まるで先日放送されたマジカルおとはみたいですねw

原作はあくまでモチーフとして使う程度に留めて、大半がオリジナル展開なので、どういう結末になるのかハラハラしましたけど、奇麗に纏めてくれたと思います。
主要登場人物の後日談もちゃんとあるのもいいですよね。軍に残った人、軍を辞めて芸能界入りした人、NATO情報部にスカウトされた人、美術品専門の盗賊になった人、海運業を始めた人・・・様々な人生模様がまた楽しいです。

いや、面白かったです。原作はどうか知らないけどwこの漫画版は読む価値大と言っておきましょう。

←ランキングに協力していただければ明日への勇気が涌いてきます^-^;



※この記事は、22巻発売当時、本館ブログにアップした記事を一部修正ののち転載したものです※

タグ:飯島祐輔
posted by 黒猫 at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中央公論新社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit
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