2008年01月27日

ジョジョの奇妙な冒険 8巻 最終試練!の巻 荒木飛呂彦

ジョジョの奇妙な冒険 (8)
荒木 飛呂彦
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おれがどくのは道にウンコがおちている時だけだぜ




"血時計"の戦いの巻

ジョセフの新必殺技・・・と言うか即興技「クラッカーヴォレイ」炸裂の回ですね。
鋼鉄製のアメリカンクラッカーをヌンチャクの様に振り回しているだけに見えますが、何せモノが鋼鉄だけに当たればそれなりにダメージになりますし、傷口から波紋を流せば柱の男とて無事ではすまない・・・という事なんですが。
まあ。
当たらなければどうと言う事はない
訳でして。クラッカーによる全方位攻撃も、ジョジョ関節を更に荒木スティックに改良し、ゴムゴム並に気持ち悪い関節変形で簡単に回避されてしまうとですよ。
しかしジョセフの全方位攻撃は実は囮で、本命は別に・・・。
この、囮を使って目眩ましをかける戦法は2部通して使われる、ジョセフの常套戦術です。


ヒーローの資格

ヒーローの資格とは何か。
当時の一般的な少年漫画ならば、決して逃げない、敵に背を向けない・・・でしょう。
しかし荒木漫画は微妙に違います。仲間を逃がす為には無様な事も平気でやってのける、これが荒木流ヒーロー。ワムウの神砂嵐を喰らって瀕死のジョジョは逃げるふりをしてワムウをおびき寄せ、仲間を救おうとします。仲間のピンチになると秘められた能力に覚醒して突然強くなる百凡の漫画とは一味も二味も違う。


ヒーローの資格

何とかワムウを仲間から引き離したものの、打つ(予定の)手は全て読まれて大ピンチのジョセフ。
万策尽きたと思われたが、ここでジョセフならではのハッタリが。

「一か月ありゃあおれはおまえなんか倒すほど強くなってみせるのになあ」

勝負に拘るタイプのワムウを挑発して、この場を逃れようという危険な賭けですね。
どうもワムウは長く生きているわりには精神年齢は子供みたいで、卑怯者がどうとか、勝負がどうとか、かなり青臭い。人間の時間尺度に変えるとまだ青い若者なのかも知れませんが。
で、とりあえずはジョセフの挑発に乗る事になりますが、彼の言葉どおり一ヶ月を物理的なリミットとする為に、ジョセフの心臓の血管に毒入りリングを埋め込みます。
一ヶ月以内にワムウを倒し、解毒剤を手に入れないと毒が流れ出して確実に死んでしまう・・・どうするジョセフ。エシディシからもオマケのリング付けられてしまったぞ?


ヴェネチアの達人の巻

一ヶ月以内にワムウ(とエシディシ)を倒して解毒剤を手に入れるのは、今のジョセフでは不可能。
かと言って医学的にリングを摘出するのも不可能。
ジョセフ自身がワムウに宣言したように、実際強くならなくてはならない・・・。
と言う事で、ベネツィアにいるシーザーの師匠の元に向かう事になります。
街に着くなりいきなりゴンドラの船頭に喧嘩を売られますが、実はその船頭はシーザーの師匠が変装した姿で・・・。
まだまだこの頃の女性キャラは、女性的なラインを保っています(笑)。


波紋戦士の試練の巻

師匠リサリサに連れられてエア・サプレーナ島にやってきたジョセフ達は、いきなり「地獄柱昇」の試練を命じられます。シーザー曰くはかなりハードな試練みたいですが、リサリサはこの程度こなせない様では、波紋の修行を受ける資格は無いと言う。
のっけから本気モードの修行編で、どこかのエロ仙人とは随分違いますが、修行に費やす話数自体もさほど多くないので、びゅんびゅん飛ばして行く感じですね。


一点集中波紋パワーの巻

一点集中・・・コンセントレーション=ワン・・・すいません、忘れてください。
知ってる人もそんなにいないと思いますけど。
さて、つるつるに磨き上げられ、さらに常に油が表面を流れ続けているの石の柱を、波紋の力だけで上り詰めるのが「地獄柱昇」。
ジョセフは早速服を使ってロープを作り、それで昇ろうとしますが、リサリサ先生に怒られてしまいます。
そりゃそうだ、一体何しに修行に来たんだ?って話で、本当に強くなってワムウを倒したいのか疑問に思えますからね。
しかしこの一話だけで55時間も経過してしまうんですから、飛ばし加減がよく判ります。


一か八かの賭けの巻

ジョセフが柱に仕掛けられた罠を作動させてしまったため、超高圧の油が噴出してそれ以上昇れなくなった一行。シーザーは柱にくっつく波紋と、高圧で吹き出す油をはじく波紋を同時コントロールして何とか突破しますが、そこまで技術の無いジョセフは・・・。
いやあ、この試練クリアに要した時間は実に61時間。当然その間不眠不休で食事もなしだった訳ですが、生理現象のほうはどうやって処理したのでしょうか(笑)。
それが一番気になった。


波紋達人JoJoの巻

地獄柱昇をクリアした二人は、続いてロギンズとメッシナ両師範代から鍛えられる事になります。
これで一気に19日消費。改めて読むと異常に早いペースの修行です。
ちなみに、一秒間に10回呼吸が出来無きゃならんそうですが、1秒間に10回レイプと言えるクラウザーさんは波紋使いの素質アリでしょうか(笑)。


最終試練!の巻

柱の男たちが捜していると言うエイジャの赤石。その持ち主こそがリサリサであるという、衝撃なのかご都合なのか判然としない真実が明らかになります。
そして、彼らを真の究極生物に変える力がその石に秘められている事も。
ならそんな石壊してしまえとジョセフは言いますが、壊すと柱の男を滅ぼす事が出来なくなるとかなんとか。
今回はその辺の設定を明かすのがメインで、サブタイトルの最終試練本番は次回まわしです。
もっとも、ジョセフの最終試練を担当するロギンズ師範代は、何処からともなく現れたエシディシによってSATSUGAIされていた訳ですが・・・。


しごきの成果の巻

最終試練は図らずもエシディシとの実戦になってしまったジョセフ。
本来はロギンズと戦う筈だった針地獄の闘技場で戦闘開始です。
強化された波紋の力で、柱の男に触れられても取り込まれなくなったものの、絶対的な肉体の強さは向こうが上。エシディシの力押しでピンチに追い込まれると見えましたが、そこはジョセフ、以前からの小細工は健在で、逆にエシディシの腕を切り飛ばすことに成功。
はたして反撃開始なるか・・・。




8巻は修行編がメインでしたが、分量的には1冊の2/3程度。
ジャンプ系バトル漫画では修行だけで数冊使う事も珍しくないのを考えると異例のハイペースですが、それは逆に言うと、無駄な話数稼ぎをしていないと言う事でもあります。
ネタに詰まればとりあえず修行か天下一武道大会やっとけという、かつてのジャンプ漫画の悪癖なんか何処吹く風。当時の人気漫画が次々と賞味期限切れで消えていく中、未だにジョジョが生き残っていられるのは、このテンポ良く次々と新展開を持って来る部分があるからではないかと思います。

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タグ:荒木飛呂彦
posted by 黒猫 at 13:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジョジョの奇妙な冒険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit
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