棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (3) (まんがタイムKRコミックス)
きゆづき さとこ

そろそろ出るんじゃね?と言われ続けて4年半、もしかしたらもう出ないかも知れないとも思いはじめていた3巻が遂に発売となりました。
これだけ間が開くとそのままフェードアウトしてしまってもおかしくない位なんですけどねー。それだけ読者に根強く愛されている作品と言う事なんでしょう。
いや、もちろん俺もこの作品大好きです。
棺担ぎのクロ1巻感想記事
棺担ぎのクロ2巻感想記事
とりあえず過去記事。まだこのブロクが始めた当初なんだなー。
内容に関しては魔女の呪いを解くために旅をするクロのロードムービー的なものという事で、綿密な伏線が張り巡らされているわけでもないですから、いきなり3巻から読み始めても全く意味がわからんちんという事は無いです。多分無いです。
気になれば遡って読めばいいだけのことですし。
ブランクが開いた事で作品自体の持ち味が変化しちゃってるんじゃないかという心配もありましたけど、そういうのも無いので安心ですね。もっとも、3巻収録ぶんがいつ頃描かれたものなのかは雑誌買ってないので把握してないんですけど。
で、実を言うとこの作品、結構感想記事を書きにくい部類に入るんですねえ。
これは4コマ系全般に言えることではあるんですが、特にこの作品の場合は登場人物の心情などをあまり明確にせず、抽象的にぼやかしている部分が多くて、何かを考えさせるというよりは何かを感じさせると言う雰囲気。
と言っても3巻ではニジュクとサンジュの存在を通してクロの内面に迫るエピソードも含まれていて、ある程度は明確性もあるのかなー。エピソードの内容まで書いちゃうとネタバレ?になりそうなので触れませんが。
うん、まあなんというか、クロちゃはツンデレですねと。
この作品を味わう上で欠かせない一番の要素である、作画レベルの高さとそこから生まれる世界観の描き込みは相変わらずでした。背景に至るまで…と言うよりも、むしろ緻密な背景とそれが醸しだす作品世界こそが核と言っても良いでしょうねえ。
4コマでこういうのって唯一無二の存在。
3巻はかなり凄い所で終わっちゃってるので、4巻の発売が待たれます。今度は何年も間が開いたりしませんように…。
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そんなときにクロを知って何度も何度も読み返しました。そして所々の問いかけ、心の変化、キャラクターの言葉の意図、それを理解できたときにこそ、この作品の空想の中に描かれた現実の姿を感じるんじゃないんでしょうか?
もちろん自分もそういう部分も含めて大好きです。自分と向き合い、自分を見つめ直し、そして受け入れるものを受け入れる。本来自然なことなんですがなかなか出来ないそんな事を、諭すでもなく淡々と描いています。
読む時の心理状態によって感じ方が変わってくるのも奥が深いですよね。
しかしまあわからないうちはまだ楽しいですよね。悲観的な時の自分が考えたことに近いものがあったりするので、少し知りたくないような気もしたり、わがままですけどもう少しの間迷っていたいなぁって。ほら!この話って心が暗くなると呪いが身体をむしばむじゃないですか?
だから心がいつも真っ黒って言われたりしたとき、この本のことと一緒に悪いことばかり思い出してしまうから。謎が解けちゃったら、クロが可哀想に思えてしまって。
なんて、なんかチュウニビョウみたいなコメントですけど、やっぱりクロは現実を冷静かつ正確にとらえてると思います。
確かに落ち込んでる時に読むと心が重くなりますねえ。でも楽しいだけが漫画でもないというか、こういう自分の心の中のあまり表に出せない部分を顧みてしまう漫画もありだと思うのです。
謎に関しては全部明るみにすることはないかもと思ってます。旅の果てに何処に向かうのかが見えてくればそれだけで充分かなあと。
>チュゥニビョゥ
大丈夫、皆心にチュゥニを飼っています。
自分もなかなかに肥大したチュウニを飼ってますから。
だといいんですけど、
僕は漫画を描いたりするんですけど、
投稿前に友達の意見を聞くんですが
僕の描く話は設定は深くて惹かれることは惹かれるけど、全体的に暗いと、
そして主人公が最後には死んでしまうバッドエンドになっている、と。
だから僕は・・・
クロが人ごとに思えないんです。
劣性の存在は必ず差別されて、
受け入れられず、存在を否定され、必要がなくなったら消えるしかない。
この考え方が主になっているから上記のような話になってしまう。そしてみんなはそれを深く考えすぎだとか、意味不明だとか言ってくる、怖いものですね、その友達も形だけで、
陰では僕の悪口を言いまくっている人間に指摘されるとは、まあ僕は特殊な性癖のオンパレードみたいな人間らしいですけど、
元潔癖だったり、元同性愛主義者だったり、女性恐怖症だったり、などなどその他いろいろと。
クロの話の中にもこれに似たものがあったじゃないですか?
ただの現実逃避かもしれませんけど、
「棺担ぎのクロ」は僕の理解者みたいな気がして・・・
親にも、友達にも、関わる人みんな、カウンセリングに行けとか、人を突き放しやがって、
もう人間の理解者なんかいない、だったら自分の殻にこもるしかないんでしょ?
もう生きる価値もない、ただ親より長く生きなきゃいけないから生きている、
それだけなんですよ。
・・・・・・
すみません、感情的になってしまって。
もうそろそろ終らせたほうがいいですね、悲観的になり始めてますし、粗相を働く前に・・