2011年12月19日
めだかボックス 第127箱『だからめだかちゃんには』
ジャンプ03・04号、めだボ感想です…が、今回は粗筋とか敢えて触れないで(だってウチより早く記事アップしている人たくさんいるし)、安心院さんの例の台詞について考えてみたいです。
例の台詞とはなんぞやというと、読んだ人はもうお分かりでしょうけど
「10巻以上続くコミックスは惰性」
というアレです。
この言葉は基本的にめだかボックスという作品自体をメタ的に自虐しているのだとは思いますけど、過去ネット上での漫画の話題の際には幾度も提出されたお題でもあり、漫画ブログなんてやっておられる人達にとってはそれなりに考える所があるんじゃないかと思うわけです。
で、どんな漫画でも10巻以上続くと駄目かというと、決してそう言う訳でもないと考えます。
例えばジャンプ漫画で言うと、ワンピースなんて本当にクソ長いですけど、露骨な引き伸ばしは余り感じません(全く感じないわけではないが)。更にはH×Hなんかだと、連載開始当初からの話の密度をしっかりと維持できている数少ない作品だと思っています。
一方、ブリーチは(以下略)。
マイホームグラウンドであるチャンピオンだと、ブリーチ以上に引き伸ばしが酷い範馬刃牙、ここ最近密度の希釈加減が酷くなった弱虫ペダルあたりはどうしたものかと考えてしまう訳です。
冒険漫画、バトル漫画、スポーツ漫画等、10巻までには必ず一度は大きな山場が訪れる訳ですけど、その山を超えたあとにより大きな山を用意できるか、そして用意できたとしても、単純に敵を強くしただけのインフレになってないか、そうした点がきちんとクリアできていればたぶん10巻超えても惰性にはならないんでしょう。
しかしインフレに陥ったり、急激なインフレ化を恐れて展開速度を緩慢にしたりするのなら、いっそ山を超えた時点で円満終了にした方が良いのかも知れない。
そういう意味での「10巻」なんじゃないかなあ。
余談ですが、10巻で過不足なく綺麗にまとまっていた作品というと、月並みですが惑星のさみだれですかね。最初から結末までのネームが出来ていたのかと思えるくらいに良くまとまってました。10巻縛り(?)のベンチマークと言っても差し支え無いでしょう。
あと、ギャグマンガに関しては10巻と言わず、ネタが続く限り描き続けて欲しいですね。ネタが飽きられたらほっといても自然淘汰されるだけだから、無理に終わりを見据えて描く必要なんて無いでしょう。むしろ「マンネリ化した時期をどう乗り越えたか」的なブレイクスルーもひとつの見所になると思いますし。
と、最近グダグダ述べましたが、今回一番気になるのはやっぱりアニメが始まるまでに〜宣言ですねw
まあ、原作未完のためアニメ版ラストはオリジナル展開とか、そういうのはアレなんで、安心院さんの宣言どおりになる方が良いと俺も思います。
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引き伸ばさずに、終わりを見据えて作品を作りたい。同じ紙面の「バクマン」の作中でも、主人公達が新連載でそれを試みるところです。
ジャンプ連載陣に、そういう機運が出てきているのかもしれません。
この作品もなんだかんだで路線変更強いられたりしてますからね…原作者のネームバリューがなかったら切られていた可能性も大ですし。
ブリーチ並の引き伸ばしは読者側からしても御免被りたいものですから、読者と漫画家両方が声を上げればジャンプに限らず他誌含めて空気も変わってくるかもしれません。