【概要】
第二次世界大戦当時を舞台に、日本軍情報将校(所属は不明)三菱と部下の秋山、坂本の三人が中国大陸からヨーロッパ戦線まで縦横無尽に駆け巡る冒険活劇。
丁度今から一年ほど前にチャンピオンに短期集中連載された『ファランクス』という作品の雛形に該当するというか、『ファランクス』もブンダバーシリーズの一編に該当するというか、そんな感じ。
【感想】
ファランクスの時にも感じたことですが、内容が結構行きあたりばったりなのは最早このシリーズの仕様なんだろうかと思った。
行きあたりばったりと言っても論理的な矛盾点が多いという意味ではなく、物語のどこに重点をおいて読者に見せたいのかという部分が掴み所がないという意味です。
それはまさに主人公三菱のキャラクター性そのままで、しかも作者自身キャラクター解説に行きあたりばったりと書いているあたり、故意でこういう展開にしているのか、それとも自覚はあるけどどうにもならないという意味なのか…。
エピソードの収録順も時系列バラバラで、第一話では秋山が古代の英雄の霊を降霊させて変身できる設定になっていると思えば、第三話では秋山が軍属?の技術者としてヨーロッパに赴いててまだ三菱の部下という感じではなさそうですし、執筆した順なのかどうなのかよくわかりませんけどやや不親切かなと感じた。
一応はギャグ漫画らしいので、時代背景にまつわる主にミリタリー的な考証のミスを突付く気は全くありません。この年代にアレが開発されているのはおかしいだろうとか、そういうのが気になる人は気になると思うけど、そこは各自脳内補正をして頂くとして、やはりこれだけは触れずにいられないのが七式丁型軽戦車・通称ななちゃんですね。
この本では第一話にしか登場しませんが、『ファランクス』では全編を通してその愛嬌を遺憾なく振りまいたブンダバーワールドのアイドルです。
日の丸鉢巻に九八式軍衣、そしてプリーツスカートの組み合わせが芸術的過ぎますね。
七式というのはもちろん皇紀2607年に制式化?されたからなんですけど、2607年ということは昭和22年。作中の時代は昭和16年〜18年辺りだと思うので、何故未来の兵器が存在しているのかという謎がありますし、それ以上に昭和22年は既に戦争は終っているはずではないのかという疑問もあります。
この辺多分作者の人の中では色々と裏設定がありそうですが、残念ながら本書の中では描かれず。
もしチャンピオンで正式連載化されていたら色々と謎が明かされていたかも知れません。残念。
まあ、正式連載は無理でもまた機会があれば再登場して欲しいかなと思ったり。
ブンダバー (TOEN COMICS)
吉田 創
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ブンダバー様の本を読んでました。
またメッセージを書きます。
ありがとうございました。
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