ジャンプ33号、めだボ感想です。
【今週のあらすじ】
新設されたマイナス十三組は、教室を確保するために真黒のいる旧校舎に目をつけた。
真黒達を排除すべく送り込まれてきた第一の刺客?江迎怒江に立ち向かう"理詰めの魔法使い"(チェックメイトマジシャン)黒神真黒だが、"荒廃した腐花"江迎には触っただけで人間を含むあらゆる物体を腐敗させる能力があり…。
ただ、江迎は危険な能力を持ってはいるものの、身体能力自体はそれほどたいしたことがなく、くじらちゃんキックを食らってダメージを受け、さらに騒ぎを聞きつけて旧校舎に現れためだかさん達一行が現れるに至って、一時退散となる。
差し当たっての危機は回避できたが、江迎はあくまでマイナス十三組の一人でしか無く、まだまだこの先彼女のような不可解な能力を持つ敵が次から次へと現れるかも知れない。
一方この場にいなかった人吉はというと、何かにつけて付きまとってくる母親から逃亡中だった。
母親の事や欠席中の不知火の事を考えながら廊下を走っていた人吉は、旧校舎から退散中の江迎と廊下の曲がり角でぶつかるという古典的な出会い方をしてしまい、そして不穏なフラグが生まれる。
【感想】
・新キャラ江迎怒江の存在が孕む危険性
過負荷組(適当に命名)第一号の江迎の能力は、その手で触れたものを腐敗させてしまうという恐ろしいもの。外見的にも、昏い目といい手に持つ刃物といい、非常にメンタルな意味で病的な雰囲気を醸し出しています。
そんな彼女を見た時に瞬間的に閃いたのが、異物という言葉。もっと露骨に言うと、クラスの中で異物として排除対象になっている人間。早い話がいじめ対象って奴です。
"触られると腐る"なんてまさにキモ女子のいじめ対象に付与される王道設定であり、この点でマイナス十三組に集う過負荷達のポジションが伺えてくる気がします。
くじらちゃんキックを喰らって蹲っている時の江迎の台詞
「…うわあ、ひどいなああなた達」
「二対一なんて卑怯だなあ」
もどことなくいじめ行為に対する抗議的なものに思える。
作中におけるアブノーマルと過負荷の分類としては、エリートでありある種羨望の対象でもあるのがアブノーマル能力者、異物であり排除の対象であるのが過負荷能力者ということなのかも知れない。
まさにこの上なくわかりやすい位置付けではあるものの、比較的小中学生の読者が多いジャンプでこういういじめ設定的なものをネタとして使うのはどうかなあと思うところも無きにしろあらず。
別に人道や博愛を語るつもりなんざありませんが、ネタをネタとして解釈できない人には結構劇物だと思うんだぜ…。
・過負荷能力は本当に無意味な能力なのか
もがなちゃんが"めだかさんならどんな能力者が出てきても「完成」の能力でどうにでもなるんじゃね?"と言った事から、過負荷能力に関する真黒さんの講義が始まる訳ですが、その中で真黒は過負荷能力を「完成させても欠点にしかならない、完成させる意味が無い能力」と斬って捨てています。
確かに江迎の触れたものを腐らせる能力なんて、他者とのマトモな関わりもなかなか持てなくなる能力ではあるのですが、しかしそうした欠点の大きさは過負荷だけに限ったことではない気がする。
アブノーマル能力にしても、例えば行橋の能力や王土の能力は一歩間違えるとマトモな人生送れなくなる類のものではなかったか。
王土が能力を封印しようと苦闘し、それが叶わず能力に振り回されたのは何だったのか。
逆に、江迎の能力だって使い方次第では意味を持たせる事だって出来るのではないか。
どんなものでも腐敗・分解させる事が出来るのなら、有害な物質を即座に分解処理する事も可能だろうし、結局意味があるか無いかなどは本人の考え方一つでしか無いと思う。
なので、江迎の台詞にあった
「無意味で、無関係で、無価値で、何より無責任☆」
というのは、能力自体を指すのではなくて、その能力を行使する人間の考え方或いは生き様の事を指しているのかも知れません。
意味を持たせる意志が無いのならそりゃどんなものでも無意味ですわ。
・人吉ロリ母は何故出てきた
この手の漫画においてはロリ系キャラというのは必ず一人はいるものです。
それがクラスメイトか妹か先生か母親かという違いはあれど、様々な属性の女性キャラを配置していく上でも欠かせない属性の一つなのは間違いないことです。
なんですが、ロリ属性キャラとしては、この作品では既に不知火がそのポジションにいたはず。
俺は不知火のスク水を決して忘れてはいない。一点の曇り無きロリ体型だったあれを絶対に忘れない。
なのに、今この段になって突然ロリ母を登場させた真意が気になる。
ロリは確実に一定の需要がある反面、女子小学生漫画でも無い限り複数登場させる必要がある程の裾野の広さはないと思います。
なのに敢えて登場させたということは、元祖ロリキャラであるところの不知火の扱いに関して作者なりに何か考えがあるのではないかと勘繰ってしまう。
と言っても流石にいきなり頭身がめだかさん並になったりはしないと思うので、例えば球磨川サイドの人物になってしまうとか、そういうのかも知れない。
仮にそうだとしても、ロリババアがロリJKにキャラ的に勝てるとは思いませんが。
伏線すら自在に雲散霧消させてしまう"理論放棄の魔法使い"西尾先生だけに、どんな斜め上な事をやってくるのか全く予想はつきませんが、ロリ母の登場に時期を合わせるかのように不知火が欠席になったのはそれなりの意味があるのではないでしょうか。
めだかボックス 5 (ジャンプコミックス)
暁月 あきら 西尾 維新






臨!
と擬音が入れられていたのに笑った。
もうね、見るところがそういうところしか無くなってきてる。真面目な考察の対象外な感じ。
それと、真黒アニキがせっかく変態かましているのに、読者より先にキャラが突っ込むのは無粋です。面白さ半減だよ。
>もうね、見るところがそういうところしか無くなってきてる。真面目な考察の対象外な感じ。
球磨川の登場で物語の論理性は完全に放棄されて、一発芸の集積になった感はありますよね。
>読者より先にキャラが突っ込むのは無粋です。
これはジャンプ全体に言える気が。例えば銀魂とか過剰なツッコミ廃するだけで五倍は面白くなると感じてますからねー。