
知人に借りた漫画です。借りた漫画で記事書くなよという話はさておき。
少女漫画なんだけど、文法的には全然少女漫画っぽくない作品ですねえ。
作者の人は漫画よりもファンタジー系小説の挿絵でおなじみ。
イラストを主体に活動している人が漫画を書くと×××な事になる例は決して珍しくないんですけど、この作家さんの場合凄く手馴れた感じに仕上がっていて驚いた。
イラスト的な一枚絵の魅せ方と、漫画的なテンポの良さが高次元で融合しているというか、レベル高すぎるだろ、的な。
耽美的なキャラクターがいくらか出てくる部分はやつぱり女性向けかなと思えるんですけど、その一方でヒロイン?は空から降ってきた(実際には窓から飛び込んできたんですけど)幼女だし、タブロウと呼ばれるタロットカードが具現化した存在の中にもろりぃ幼女がいるし、基本的に男女どちら向けにもセールスポイントがあって、読者を選びませんね。ファンタジーっぽい作品が好きな人ならすんなり馴染める気がする。
ちなみに読書メーターではCCさくら的な雰囲気の作品と書いておられる人もいますが、タロットから解き放たれてしまったタブロウを回収するという導入部がちょっとだけ似ているかなあという程度。
主人公はメガネ男子だし、ケロちゃんのポジションにいるのは生意気でツンデレ(というよりも情緒不安定かw)気味の幼女だし、別にコスプレさされたりと言ったこともないので、あくまで言われてみれば、という話。
むしろ主人公サツキとヒロイン?レディでは、同じタロットのタブロウを召喚しても容姿と性格が違っていたりと言った独自設定が盛り込まれていて、より面白いです。
特にエリファスなんかサツキ版とレディ版の差異がハンパなさ過ぎる。
1巻は、世界観を紹介しつつ今後の伏線を張っただけ、という感じではありますが、練られた設定とレベル高い絵でぐいぐい読ませてくれました。
続きを読むのが楽しみで仕方ない作品です…連休明けたら続刊借りに行こう(こら)。





