梅田先生の夢が一杯詰まった幻仔譚じゃのめ第6巻。
もともと週刊連載で一話完結の読み切りを描くのが夢だったというだけあって、この巻に収録されている読み切り&前後編のエピソードはどれをとっても梅田先生の作品や登場人物、そして舞台となる神緒の街に対する愛情に満ち溢れています。
初期の頃のバトル展開はやや影を潜めていますが、しかししかしぺろんだけは影を潜めるどころか自重要請を出したくなる程に健在すぎて
ここからクライマックスに向かって、ぺろれろぶちゅレロな世界は首尾一貫どころかより先鋭化して激烈さを増してゆく事になるのですが、それはまた別のお話。
ともかく6巻です。
冒頭の話で朝灯の幼馴染み登場なんてやらかしてみたりして、もしかして邑のライバル登場かと思わせてみたと思ったら、それもまた『読み切り』としてあっさりと使い捨ててみたり、イノリやんの事実上最後の登場回があってみたりと、いくつかの要素が『読み切られている』一方で、出流が加速度的に可愛らしさを増してみたり、陽さんが実はとんでもないフラグ王(笑)だったりと、単行本で読んでみると実は結構波乱に満ちた短編集?であることに気付かされます。
また、雑誌掲載時に某秋田書店伝道師の方もその愛くるしさにハートをピンポイントで打ち抜かれて(局所的な)話題となった都きゅんが登場するのもこの巻。
人の姿でありながら(いや、人なんだけどさ)春兎以上に兎っぽいデザインは素晴らしいです。
小動物的なキャラクター性と外見がここまでベストマッチしたケースはなかなか稀有ではないかと思うとですよ。
掲載当時はできる事なら準レギュラー化して欲しいなあと思っていたのですが、残念ながらその後間を置くこと無く物語はまとめの方向へと向かう事となってしまったために、残念ながら…という事で涙を飲んだ記憶が。
吉藤や紗矢さん程度には出番があっても良かったと思うんだけどなあ。春兎と絡んで欲しいという希望もあったし。
恒例オマケ4コマは、パワーアップ形態の鈴雷が素敵です。
あの姿で一度でも本編に出てきて欲しかった。
陽さんは陽さんで早速神緒に馴染まなくてもいい所まで馴染みすぎているし、やっぱりこの人は只者じゃない。序盤はほとんど置いてけぼり状態の扱いだったのに、終盤では主役級になりましたからね。とりあえず彼のフラグ立て能力はなんとか真似した…くもないか。
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