タビと道づれ、最終話です。
緒道での事件は前回で一段落し、最終話ではあれから5年後の世界…つまり第一話冒頭シーンの直前からスタート。
結論から言うと、セキモリの力とかの舞台装置に関する謎は謎のままでした。というか、作品の中ではあくまで「謎でも何でもない、そういうもの」として扱われていますから、これはある種のおとぎ話と理解して、論理的な何かを求めてはいけないものだと理解した。
それでもさすがに夢オチなんて事はなくて、一応は時間の円環らしきものを作り、さらに円環から一歩先へと希望を感じさせる〆にはなっていましたが。
そういう次第なので、最終回はネタばらしではなくタビに関わった人達の後日談がメイン。
我らがヒーローニシムラさんは相変わらず交番勤務…警察官の異動は3〜5年に一度らしいので、そろそろ異動があるかも知れない。
5年前に比べるとほんの少しだけどおでこが広くなった気がするwけど、キャラクター的には一番変化が少ないかな。30過ぎたらそんなに人となりなんて変わりやしませんよね。
クロネくんはイケメンになりニシムラさんに嫉妬される役どころに。ニシムラさんとの関係は5年前のユキタがいたポジションに彼が収まったと言う感じでしょうか。
ツキコさんは前回登場したとおり街のプラネタリウムで働いていて、5年前の時間が閉じ街から現在に戻ったタビを、再び緒道に誘う役どころですね。
ぶっちゃけ航ちゃんの夢を継いだかたちで、ニシムラさんなんてどうでもよかったみたいですw
ま、世の中なんてこんなものさ。
カノコちゃんは大学生で、相変わらず我の強い性格で周囲を振り回して、ユキタはオーディションに落ちて田舎帰ってきたり、また東京に出たりを繰り返しながら少しずつではあるけど夢に近づいている雰囲気。きっと普段はココイチでバイトしながら頑張っているんだろうなあ。昔そんな人がいた気がした。
でもって死んだ筈の航ちゃんがあの車掌さんだったというオチ。
じゃ、あの流れ星が現れる前までいた航一という人物は何者だったのかという話ですが。
ではこの物語は土砂崩れに巻き込まれて生き埋めになった彼の幽霊が引き起こした出来事だったって事でしょうか。この辺、またしばらく後に読み返してみると何か違ったものが見えてくるかも知れない。
5年前の世界での出来事で、現在のタビの周囲の諸々がほんの少しだけど変化していて、この先に希望(ばかりでもないけど)を繋ぐ形で締めくくったのは良かったと思います。
疑問が残ってない訳じゃないけど、少女の成長ものとしては良い作品でした。
次回作に期待…してもいいですよね?
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