シドニアの騎士 2 (アフタヌーンKC)

つい先日思うところあってマクロスFを視聴したので、1巻当時に指摘されていた類似性とやらがなんとなくどの辺りなのか見えた気がした。
しかし本作品のプロトタイプに当たる短編「戦翅甲虫・天蛾」という作品で既にシドニアに類似した宇宙船と、奇居子と戦うロボットという基本設定は完成しており、しかもマクロスF放送より一年前に発表されている点からして、所謂オマージュなどの類ではなさそうな予感…。
宇宙船の閉鎖環境内における有機物の再利用などは長期にわたる旅では避けて通れない要素なので類似性もなにもあったもんじゃないですし。
ただ、2巻で突然の退場となった星白の台詞
『奇居子は本当は人類の友達になりたがってるんじゃないかって思うことがあるの…』
には確かに何か感じるものは確かにあります。お互い異質な存在過ぎて対話の方法が分からないだけではないかと。それどんなバジュラだよ。
しかし星白はこの後の戦いで戦死する事になるまで奇居子に関して触れなかったので、上記の台詞は世間の反応を見た二瓶先生の仕掛けた釣りではなかろうかと思ったりもします。
星白戦死の裏には岐神による谷風に対する私怨があり、人間もまた本当の意味での対話が困難な存在であると描いた手前、不可能とされている奇居子との対話にも今後踏み込んで描く展開もあるかもしれませんけどね。なにせ谷風は奇居子に機体を捕えられても食われなかったし、彼の存在自体に秘密があるのは間違いないと思うし。
とか、類似だオマージュだという話はそんなに好きではないのでこの辺でやめておいて、2巻は上記の如く星白まさかの退場劇が一大イベントなので、そこに到るまでの道筋…つまり谷風と星白の急接近ぶりが見所。二人で宇宙を漂流するシーンでは脱水症状を起こした谷風に対する星白由来水の補給とかマニアックすぎるプレイが飛び出してびびった。こんな事があればそりゃ急接近もするだろうな…。
SF的に考えれば、宇宙では水も循環させるギミックがあったとしても普通だと思うんですよ、SF的理屈では。しかしそういう理屈とは別のところで胸が高鳴るのを止められない。
二瓶先生トバしてるなあ。
いずれにせよ結果的にイザナきゅんにヒロインの座が回ってきた訳ですけど、また星白みたいにあっさり退場になりやしないかと心配でならない。中性という事で今わりと旬の属性なので、ある程度の補正はかかるだろうけど、安心材料と言えるほどのものではなさそうだし。
とりあえず由来水は死亡フラグと認識したので、また出てきたら要注意ですね。
シドニアの騎士 1巻感想




