鈴木 ジュリエッタ

人を模して造られたモノが、人に憧れ人になろうとする話は昔から沢山あります。
この作品もそんなうちの一つ。
人間になりたい(厳密には「人と同じ」になりたい)アンドロイドの少女オデットの学園ライフを時にユルく、時にせつなく描いた物語。
設定が設定だけに、ストーリーは男性にも比較的受け入れ易いものになっているのが特徴です。
作者のPNの由来からしてエアマスターの変態美形男坂本ジュリエッタから来ているという事らしいですし、その辺も含めて考えるとあまり作品の雰囲気が乙女乙女していないのもうなづける様な。
それでも一応は少女漫画なので恋愛要素もあるにはあるのですが、1巻で描かれているのはよくあるべったり甘々ワールドではなく、機械であるオデットと周囲の人たちとの関わりや、感情(この作品における最も重要なキーワード)の機微を描き出す上での手段の一つに恋という要素を使っているという感じですね。とは言えオデット自身にはまだ恋という感情は無さそうですけど。
もっとも、相方候補の男も登場しているのでこの辺、巻が進むとどうなるかは判りません。多分甘々展開もあると思います。
ちなみにその男と言うのが喧嘩バカで結構純なところがあり、更には微妙にツンデレ・・・と、外見以外は実に少女漫画らしくないとことん憎めない奴だったりします。なんだかなー。
ああ、それにしてもオデットの愛らしさは異常。
自我を持って間もないオデットはまだ複雑な感情を持つに至らず子供のような純粋さが前面に出ているのですが、それがクール系の外見と素敵なミスマッチ感を生んでいて、お持ち帰りしたくて仕方がありません。
なにこの凶悪コラボ。
何よりも表情の変化に乏しく、朴訥なしゃべり方なのが最高にポイントが高い。
私的アイドルに認定したいところですw
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