月の裏側は自転の関係で常に地球側からは隠された未知の世界。
昔からそこにはいかなるものが存在しているのか、様々な憶測を呼んできました。
宇宙人の秘密基地があるという話は現在でもオカルトファンの間ではまことしやかに語られていますし、映画などでは地球侵略のための艦隊が集結していたりするシーンが度々描かれてきました。
また、ラテン語で月の事をLunaと言いますが、Lunaticという英語は狂気を意味しています。美の女神の名前でもあるLunaを表とするならば、狂気を示すLunaticは月の裏の面と言えると思います。
今回ツキコさんから感じたのは、まさにその狂気(Lunatic)の片鱗。
普段は優しい笑顔で、あらあらうふふと言っても違和感の無いツキコさんがほんの一瞬見せた不気味な笑みが怖くて怖くて仕方ありません。
航ちゃんを巡るタビとツキコさんの立ち位置もだいたい明かされましたが、前回の感想にも書いた様に、航ちゃんは果たして生きているのだろうかという不安がますます大きくなるばかりです。
ツキコさんの、
「コウイチさんは遠くに行ってしまうことになった」
「町の時間が元通りになったら手の届かない所へ行ってしまう」
という独白、そして他のあらゆる出会いを切捨てでも時間を停滞させていたいと願う態度・・・厄いわ。
もちろんミスリードの可能性はありますけど、もし予想通りだとすると鬱展開スタンバイOK?ですね。
さらにタビの本名を知った途端にツキコさんの目にNiceboatな昏い光が宿ったのも厄い。
航ちゃんが「遠くに行く」事になった原因にタビが関わっているという事なんでしょうか。
ああ、このままだと単行本2巻の帯みたいなしまなみ街道サスペンスに直行しそうです。
しかしサスペンスになれば警察官であるニシムラさんの出番にもなるかな。
ツキコさんの狂気をとめられるかどうかはニシムラさんにかかっている――かも知れません。ツキコさんと手形が同じなので航ちゃんハウスに入る事が出来る筈だし。
★タビと道連れ1巻感想
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