桂 明日香

叔父のファミリーレストランでアルバイトをすることになった主人公御手洗と、その店で働いているちょっと変わった人たちとが繰り広げるある意味レベル高いコメディー。
1話数頁のショートコミックですが、毎回毎回各登場人物にきちんとスポットを当てメリハリの利いた展開になっているのがポイント高いです。頁数が少ないからこそ作者として一番見せたい部分に焦点を絞って描いているのだと思いますが、これが1冊の単行本にまとまると作品に無駄か無い分本当にハチミツの様に濃厚な味わいになっているからたまりません。
登場人物もオタク少女、赤貧少女、ちょっと腹黒なデブ専少女、謎多きホールリーダー、それにどこかピントのずれた店長(御手洗の叔父)に、さり気にポイント高いコックさん・・・と、なかなかに賑やかな面子揃いです。
その中でも最萌えはもちろん愛され系赤貧少女の鐘成さんですよね。
ツンデレと言う事で気位の高い所があるのですが、基本ド貧乏なので空腹には勝てない姿に落涙。
「もう米が無い・・・」とか見ててすげーつらいんですけど。
格差社会、なんとかしないと。
で、いつの間にか御手洗と鐘成さんで軽くフラグが立ってからはラブコメ要素も入ってくるのですが、このラブコメがまたレベル高い。
当人同士のもどかしいやり取りに終始するのではなく、周囲(と言っても主に二人)が応援したり時々かき混ぜたりと生温かくヲチしている様がすごく楽しいんですよ。
とりあえず御手洗は鈍感なのにも程がある。
こうなった以上ちゃんと男として責任取るべきだと思うぞ(笑)。
後コックの米斗さんが良い味出していますね。
マイペースでお天気さんかと思いきや、御手洗とは逆に結構的確に空気を読んでいるのが憎い。
鐘成さんに対して意地悪したり、そうかと思うととことん優しかったりと言うポジションも美味しい。
そりゃ舞ちゃんじゃなくても優しすぎると言いたくなるでしょう。
ああ、なんだか二十代の始め頃某外食産業でホール係のバイトやってた頃を思い出した。
ホール係やる人って、色々な意味で個性的な人が多い気がすると言うと偏見か。
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