2008年06月26日

鉄のラインバレル 9巻 清水栄一 下口智裕 感想

鉄のラインバレル 9 (9) (チャンピオンREDコミックス)
清水 栄一
4253231691




桐山英治が実はファクターだったというオチは全く予想してなかったのですが、何はともあれ9巻は桐山と加藤機関、そしてJUDAの三つ巴バトルがメインとなります。
メインと言うよりも全編がバトル。

結局8巻から気になっていたユリアンヌの立ち回りに関する謎は、9巻でもイマイチよく判らないまま。キリヤマ重工の迅雷は、アルマと桐山のマキナ"プリテンダー"の技術を融合させて作った機体であるというのは明かされましたけど、この辺はあまり直接的に物語には関係してきそうに無いですしね。
終盤で大きく物語が動きはしますが、桐山と森次のバトル中に桐山重工がJUDAに買収されて子会社化されるという微妙なものです。
しかも子会社化されたキリヤマ重工のCEOが森次なんですと。
まあ、ある意味実業家にとってロボットバトルで敗れる以上に屈辱的な話ではあります罠。とことん見下げていた相手が突然自分の会社の代表取締役になっちまった訳ですから。
もっとも、実業家と言っても所詮は親の七光りでしかない訳ですけど。

大まかな話の流れはそんな感じ。
物語が動いているのか、それとも動いてないのか、なんとも判じ難い巻ではあります。


バトル方面を見てみると・・・まずはキリヤマの迅雷ですが、量産型であるアルマをベースにしている割に機動性が恐ろしく高い秘密――それは無人機だからだそうです。
人が乗っていないからGなどを考慮する必要が無い、中の人の限界に縛られない機動が行えるという理屈でしょうね。
ちなみに無人機と言っても、ヴァーダント&ラインバレルと戦っている最中にあれやこれや富野喧嘩をやらかしていた点からして、完全自律型ではなく遠隔操作タイプだと思われます。
いずれにせよ、無人機なんてエレガントではありません(笑)。

桐山のプリテンダーは、外見は某エウレカセブンのLFOにしか見えませんが(笑)、LFOには無い変形機構搭載で2次元の嘘バリバリな変形をぶちかましてくれます。
更にプリテンダーと言う名称は仮の名前で、実体はディスィーブの発展型"ディスィーブW"。やっぱりナーブクラックを使った精神攻撃がお得意みたいです。
そういう特性上、元祖ディスィーブとのバトルも当然ある訳で。

シズナの使ったナーブクラックによるアルマ遠隔操作は面白いアイデアでしたね。同時に、迅雷の遠隔操作技術もプリテンダーのナーブクラックをヒントに開発されていた事が明かされて、小さな伏線を回収?
違いは有線誘導か無線誘導かという点のみ。
シズナは無線誘導は僅かながらタイムラグが生じるので、それが弱点だとか言ってましたが、有線でもタイムラグは発生すると思うんですが。実際どうなんでしょう。
電磁的な妨害措置・・・いわゆるソフトキルに対しては有線の方が強いとは思いますが。


そういえばバトルも遠藤姉弟と森次ばかりが目立って、宗美さんは悲しいほどに出番が無かったなあ。
終いにはお爺ちゃん呼ばわりされているし・・・。
一応は早瀬軍団の一員なんだし、もう少し見せ場を与えてやってくださいお願いしますw



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posted by 黒猫 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 秋田書店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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