やまむら はじめ

これはレベルの高い妹萌え漫画ですね!
案山子を巡る村の因習めいた諸々とか、何となく伝奇っぽい雰囲気は確かにあります。
しかし主人公匡平は生まれ育った村を後にして上京しており、少なくともこの巻を読む限りにおいては村や案山子について積極的に掘り下げる気配はありません。
もちろん案山子の存在は物語の大きなギミックである事は確かなので、いずれは掘り下げざるおえなくなるとは思いますけど、それはまだまだ先の事でしょう。
それより匡平の妹詩緒ですよ。
東京に出た兄を追って案山子と共に上京してきたという事なのですが・・・。
作者によると詩緒をあらゆる羞恥責めにする漫画というコンセプトらしいのですが、(責めっても別にエロい訳じゃないよ)それはもうあらゆる局面で赤面して何かに耐えているような詩緒の姿が拝めるという、この上なく画期的な漫画に仕上がっているのですよ。
田舎で純粋培養された無垢な少女が羞恥に堪える。こう書くと何とも語弊のある響きではありませんか。(なら書くなよ)
ちなみに牛乳には関心が無いので日々乃はどうでもいいです。
と、1巻時点では詩緒萌え著しく、そのせいで若干マイルドにされてしまってはいますが、上のほうで触れた因習・・・故郷の村では案山子の使い手"隻"はあらゆる意味でアンタッチャブルな事、そして今は詩緒が操っている案山子は本来は匡平のものだった事など気になる伏線は大量に散りばめられています。
特に匡平が"隻"の座を返上し、村を出る原因となった何らかの出来事に関してはかなり血腥い雰囲気が漂っており、パステルカラーの表紙に代表される表面上ののほほんとした雰囲気の裏には、ものごっつい深淵が口をあけてそうな予感。きっと中盤以降は血の雨が降る展開になりますよ。
あ、既に1巻でも降る時には降ってるか・・・。
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