施川 ユウキ

漫画家に限らずクリエイティブな仕事をされている方には、我々常人とは違う一種独特な思考回路や感性を持った方が多数おられますが、この作品の作者もまさにそうした方々の一人。
ここでどうしてこのネタが思いつく〜〜と悔しくなってしまう位にネタの着眼点が見事です。更に驚くべきは、毎回特定のテーマを設けて、サナギさんゆマフユちゃん、時にはサダハル君等の立場から多面的にネタを掘り起こしている事。一つのネタを三者三様に描いてなおかつオチを付けている4コマ漫画はそうはありません。
作者は頭が良いというか、根本的に脳の構造が違うんじゃないかとすら思えます。
施川センセの脳のブヨブヨした部分、明らかに他のブヨブヨとは色々な部分が違うもん。
個人的にこの漫画は当たりだ!と直感させてくれたのは、「轢き逃げ天国」かなあ。
全くノーガードだった足元掬われた感じで、不覚にも笑いのツボに入ってしまいました。今思い出しても笑いがこみ上げてくるから恐ろしい。
まさに、気付いたらこの1冊で2時間笑ってた!!という感じですね。
そうそう、無駄に濃いあとがきも必読。
あとがきそのものはかなりの悪文ですが、漫画の方はシンプルな絵と美学すら感じるほどに余分を削ぎ落とした言葉でもって組み上げられている点を考慮すると、多分この悪文は故意です。
くそう、テクニシャンだなあこの野郎。
何と言うか、秋田書店はこの漫画をもっと売り出すべきだと思います。チャンピオンと言う雑誌の持つ、良く言えば懐の深さ、悪く言えばカオスな雰囲気をこれほど全身全霊で表している漫画は無いと思いますよ?
★感想まとめ一覧は→こちら
←ランキングに協力していただければ明日への勇気が涌いてきます^-^;タグ:施川ユウキ



