きづき あきら

最萌えキャラは欧次朗きゅんでFA?
それはいいとして・・・鬱です。
他のきづき作品に比べるとまだ痛くないとの評判ですが、僕自身ケースは違えど欧次朗みたいな立場に立たされて必死に空回りした記憶があるので、まるで10数年前の自分の姿を見せ付けられているようでとても鬱です。
あまり多くを語りたくないと言うか、語ると再起不能になりそうで怖い漫画ですね僕にとっては(笑)。
きづき漫画は侵蝕プラトニックに続いてこれが2冊目なんですが、この人の描写能力というのは本当に凄い。
少女漫画等ではよくモノローグ的な台詞を効果的に入れることで登場人物の心理描写をする手法が使われますが、きづきさんはモノローグすら無しで、ただ淡々と連続した絵を並べる手法でもって、心理の微妙な機微を描き出しています。
特に最近のラノベに顕著ですが、登場人物の心理状態や思考を一言一句余すところ無く書き連ねて、それでもって「心理描写」としている作品が非常に氾濫しています。そりゃ確かに心理状態を書き連ねるのも心理「描写」ではあるけど、何か違うような・・・と感じていただけに、きづき漫画の「語り過ぎない」姿勢には大いに感銘を受けました。読み手の想像が入り込む余地があるから、より深く感情移入出来るんですよね。
基本的には非常に楽しめたのですが、終わり方が唐突だったのは残念かな?
もっとも、展開的にはこの先ドロドロしたものが待ってそうですし、愛しの(笑)欧次朗きゅんもみさおに対する気持ちが強すぎるのがどうにも不安材料と言うか、まあ気持ちが強すぎると上手く行くものも行かない場合があるというか、そんな過去を思い出して悶々としてしまうというか、そんなこんなで幸せな結末が想像出来ないだけに、あの終わり方でよかったのかもなあと思ったりもします。
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