2008年07月03日

アンリミテッド・ウィングス 1巻 松田未来 感想

アンリミテッド・ウィングス(1) (カドカワコミックスドラゴンJr)
藤森 篤
4047124281




リノ・エアレースを題材にした正統派スポ根系熱血漫画・・・なのかな。

何を置いてもあらゆる配置がずるい。
登場人物、登場メカ、すべてがずるい。

だってアナタ、エアレース常勝のダゴ・レッド(実在)を倒すべく、かつての日本陸軍エンジニアが経営する町工場を訪れ、陸軍の高速研究機「研三」の復元を依頼するなんて導入部からしてずるいじゃないですか。
しかも依頼主のレースチームオーナーは病弱で余命幾許もない金髪美少女と来た。
なにこの鉄壁過ぎる布陣。

実際には研三と言う機体は評価が大きく分かれていて、高速試験機のくせに時速700キロを超えられなかった点から駄作扱いする意見と、試験環境(高度や燃料のオクタン価)を欧米の高速機と同じ条件に設定すれば充分に世界水準ではないかという意見があります。
実際戦後米軍によって接収され、米国製の点火プラグや高オクタン燃料で性能テストした日本機は軒並みカタログデータ以上の性能をたたき出していますので、後者の意見もうなづけるところはあります。

作中では研三はオリジナルの形状から更に改良が加えられて、震電と足して二で割ったような奇天烈な形状に生まれ変わりますが、これはやりすぎじゃありませんか。
リノ・エアレースは基本的に低高度で行われますから、低空性能に疑問のある無尾翼形状はちょっと無理があるんじゃないですかね。


それにしても基本的にはマニア向け漫画です。
オーナーが可愛いとか、日米の爺さんズがどれも燻し銀の魅力を放っているとかそういう部分に隠れてはいますが、本来の見所はFw190にB-29のエンジンを無理矢理乗っけるとか、そういうエアレース機ならではの魔改造の楽しさ。
しかも絵的にはそこそこ格好良いからたまりません。
まあ、個人的に大好きなスピットファイア・・・それもマリーンではなくグリフォン搭載型が現時点では登場していないのが不満ちゃ不満ですが。
何にせよ航空機、それも大戦機が好きな人種ならば文句なしに楽しめます。


ところで絵にどことなく新谷かおる氏の面影が感じられるのですが、作者はアシ経験があるのでしょうか。



アンリミテッド・ウイングス 2巻感想


タグ:松田未来
posted by 黒猫 at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 角川書店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit

イレブンソウル PHASE:32 動如雷振(ストームブリンガー) 感想


たけちーの前に出現したつるりとしたシャヘル、それは螺旋力を持つ・・・訳ではないけど、特別な固体ではあるようです。
正直腕のドリルを見た時にはそのドリルで天を衝くが如くの痛撃を繰り出してくるのかと思ったんですけどね。

実際には超高圧の圧搾空気の渦か何かを放出する為の器官の様で、その攻撃力たるや某風の最終流法"渾楔颯 "すらも軽く凌駕する死と破壊の嵐。
いかなるものをも切り裂くその嵐の刃はまさに魔剣ストームブリンガーの名に恥じないものではあります。
しかし、いかに魂までも喰らう魔剣と言えど・・・たけちーの、というか人間の戦う意志、士の魂までも喰らう事が出来るのか・・・。


はい、なんだかいつクライマックスになってもおかしくない異常なテンションを維持しているイレブンソウルです。
ブレイドで一番熱い漫画なのは間違いないと思うのですが、掲載順位が気になるなあ。
それともこういうタイプの漫画が面白くて仕方ない僕は既にオールドタイプと言う事なのか。

だとしたらオールドタイプで良かったと胸を張りたい所。
生身でシャヘルに立ち向かい、見事2体討ち取った神永一佐に感動し、乱戦の中敵の攻撃パターンを見切った乃木一等侍尉の洞察力に感嘆し、たけちーの決意に心震える。なんと素晴らしき哉オールドタイプ。
・・・まあ別にオールドタイプ云々と言う話でもない気がしますが。


乃木の見切った敵の攻撃パターン・・・射程100メートル、チャージに1.2秒というこのデータをどう活かすかは最大の見所になるでしょう。
たけちーが100メートル移動するのに必要な時間は約3秒。何らかの手段で敵のチャージを2秒遅らせれば、計3.2秒と言う事で、0.2秒の隙が生じる訳ですね。
その0.2秒で仕留めなければあの刃の嵐を直接受ける事になる。迷いや怯えは死に直結します。
まさに一撃必殺、これぞ侍の戦いと呼ぶに相応しいものと言えるでしょう。
もちろんそれは実際の侍像ではなく、明治期以降に美化された侍像ではありますが、その辺はツッコミなしの方向で。
これはあくまで美学の問題ですゆえ。



←ランキングに協力していただければ明日への勇気が涌いてきます^-^;
posted by 黒猫 at 12:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックブレイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit

月刊コミックブレイド 2008年8月号 感想

月刊 COMIC BLADE (コミックブレイド) 2008年 08月号 [雑誌]
B001AW8ZM2



今号から「邪眼探偵ネクロさんの事件簿」がスタート。原作日日日と言う事で、悪ノリしすぎないかやや不安。


・邪眼探偵ネクロさんの事件簿

やっぱり結構悪ノリ系。しかし木下さくらさんの愛らしい絵が悪ノリを巧く中和していて口当たりは至ってマイルドです。現時点では。
内容的には探偵というより悪霊払い系ですが、この辺今後は色々とバリエーションがあるのかな。
ネクロさんはキスをすると邪気眼キャラになるのかな。微妙に頭身まで変化しているのは気のせいと言う事にしておきますか。

灰夜とピョコは多分この先もレギュラーとなる予感。


・FAIRIAL GARDEN

この作者本当に触角が好きだなあと思いつつ。
自分の気持ちに整理が付かず、あれは親心だと思い込もうとするのあにフイタ。
キスされたことに悔しさを感じている時点で違うだろう。

というか、世間の父親様が娘に対して持つ感情と言うのは恋人に持つ感情のそれに近いという話をどこかで聞いたことがあります。頭が残念なまでにシンプルなメリケンだと想いのあまり実の娘に・・・なんて話が結構あるとか無いとか。
ともあれ、自分の気持ちに正直にならないとライバルを撃退する事は出来ないよ。


ZODIAC GAME

まだ2話読んだだけなのでゲームのルールが良く判ってません。
なんつーか、やっぱりバトロワ系ですかね。
最近だと未来日記とかもそうですけど、こういう系統の漫画流行っているみたいですね。
リーブラさんがどことなく某ネクロダイバーのマネージャーっぽいのはムフフ。


びんちょうタン

なにあのツンデレwwwww
今回の主役はくぬぎタンパパですね。
パパがなかなか人を信じられなくなってしまった理由、そしていつも険しい顔をしているようになった理由がすげえ気になる。きっと今の地位を築くまでにあまりにも色々な事がありすぎたんだろうなあ。
いつかパパも心から笑顔になれる日が来るといいですね。


エレメンタルジェレイド


これまた話の推移は良く判ってませんが、毎度ながら恐ろしく作画レベルが高いのに驚かされます。
そのうち1巻から読んでみようかな。何せ70話以上の積み重ねがある作品だけに、新参者が理解するには壁が高すぎます。

ところで作中世界にもおせんべいが存在するんですか?


特務機甲隊クチクラ

やはり絵の雑さで損をしているなあ。
ところで亜連は日本を攻めるということは、当然米国の世界戦略の拠点に土足で踏み込む事になる訳ですがその辺どうなっているのでしょう。地政学的には日本列島を占領すると米国の正面圧力をモロに受ける事になり、治安維持や長大な海岸線防御のコストを計算するとあまり割に合わない事になるのですが。
もしかして米国は巨大隕石が落下もしくはシャヘルによって滅亡済とか?

とりあえず敗軍の哀れさは何となく伝わってきました。
戦争はやっちゃいけませんし、もしそれでも戦争になってしまったら絶対負けてはならない・・・とある人の言葉で〆ておきます。


戦国妖狐

タマさん良い事言うなあ。
万能はともかくも、最近はモンスターな人が多くて、自分の主張は猛烈にするくせに、他人の事に対しては自己責任論を振りかざして知らぬフリというのがブームですからね。
自分も含めてみんながタマさんみたいな考えを持てればきっといい世の中になる・・・かも。


タビと道づれ

ニシムラさんがセキモリだったという予想外の展開。
第一話からのレギュラーなのでまさか・・・ねえと言う感じです。
しかも彼が停滞を望んだ理由と言うのが、光源氏作戦に失敗した事と言うなんともアレですが。
でも中途半端な気持ちのまま機を逸して辛い思いをしてしまった経験は自分自身もあるのでなんとなく理解できるかなあ。
でもそうした過去に囚われて停滞の中に身を置くというのは、自分で自分自身を傷つけているだけだと思ふ。



ワルキューレの栄光

ロボティアンとかツインギラスとか懐かしいなあ。
なんでも携帯ゲームでリメイクされているらしいですけどやっぱり僕的にはファミコン版に思い入れありまくりんぐ。ピラミッドの中とか怖くて入れませんでした。敵の撃ってくる玉が半端じゃなくて、回避だけでなく剣で打ち消すのをマスターしてないと即死ものだったし。
ってレトロゲームの話になってるw


雨とこごめと鶫鳥

基本に忠実な妖怪もの。
絵柄や作品のテンポは全然違うんですけど、モノローグの入れ方等の演出面がどことなく蟲師っぽい気がします。
こういう演出技法なら終盤の派手な活劇は無くても良かったというか、八尋の変身後の姿が格好悪すぎると言うか(笑)。
ちなみに鵺と言うと、近衛天皇の世に現れて都を騒然とさせ、源頼政によって討たれた妖怪ですが、その鵺が住んでいたといか、昼間眠っていたと言う池が地元にあります。四国山地のど真ん中、秘境中の秘境にある赤蔵ヶ池というところなんですが。昔行った事ありますが猛烈に不気味な場所でございました。
でも最近観光地化計画によって公園になりつつあるんですよね。
以前は車止めてから1キロ近く原生林を分け入らないと辿り着けなくて、その分雰囲気満点だったんですが。


スケッチブック

作者さんの近所は猫まみれみたいで非常にうらやましかとです(猫好き)。
空さんは蒼君といる時はやたら少年漫画的センスを発揮しますねw

そして鳥飼さんは何時見ても貧乏ネタw
最早定位置となってしまったのでしょうか。
とりあえず着てみる位ならいっそ服のリメイク技術をマスターするのも良いかもしれませんよ?
posted by 黒猫 at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックブレイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | edit