2008年07月31日

イレブンソウル 3巻 戸土野正内郎 感想

イレブンソウル(3) (BLADE COMICS)
戸土野 正内郎
4861273811




2巻の派手な展開に比べると若干おとなしくなった感のあるイレブンソウル第3巻。
どちらかと言うと若き侍達の日常にスポットを当てた形ですが、それだけに終わらず物語の重要な伏線も着実にばら撒かれたと言う点では結構重要な巻かも知れません。


――何が重要って、そりゃもうたけちーの一発目が女教師で小五でさあ大変という部分に尽きる訳です。
小五ですよ。小五。年齢で言うと11歳。
これはちよっと捨て置けない話でございますなあ。
さらにその話を聞き流しているように見えて、その実かなり気にしている九十九さん。最初は怖い人という印象でしたが、最近どんどん可愛くなってますよ。

いや、それは別に良いんだ。良くないけど良いんだ。
ともかく、この小五の時に星を見ていた彼が見つけたもの、それが彼が心待ちにしている彗星なんですね。
この発見がどういう意味を持つのかは判りませんが、物語の大きなポイントになってくるのは間違いなさそうです。個人的には彗星の発見よりも、女教師のもう一つの側面を発見する秘め事(以下略)


対シャヘルのK計画に関してはとても剣呑な空気を感じます。
第7段階に至ってはシャヘルもろとも地球ごと自爆でもするかのような危険な匂いが漂っているのが恐ろしい。
まるで最期に1体でも固体が残っていた方が勝利とする終末戦争の暗示ではないですか。
幸いと言うか、現時点では第2段階がほぼ完了して第3段階へと移行する直前という状況なので、まだ最期の禁じ手に至るには猶予がありそうです。

しかしシャヘルの物量に対する解決策というのが、一機当千(一騎当千ではない)の機体をもって質で対抗というのは実に危うい。
過去の歴史においても、戦場単位では寡兵が大軍を退ける事も度々ありましたが、戦争と言う行為のグランドデザインを描き替えるに至った事例は殆どありません。
まして人類とシャヘルとの間の戦いは殲滅戦である以上、物量に勝る側が常に優位であり続ける筈なのですが。
あるいはそうした事も考慮済みだからこそ、より上の段階が用意されているのかも知れませんが、どうも"シャレム"は胡散臭く思えてなりません。
この戦い、単純な生物としての覇権争いだけではないような・・・。


イレブンソウル・感想一覧

1巻
2巻


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2008年07月30日

マイティ・ハート 1巻 マツリセイシロウ 感想

マイティ・ハート 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
マツリ セイシロウ
425321391X




ついにねんがんのマイティハート1かんをてにいれたぞ!


チャンピオン誌上で初めてこの漫画を読んだ時は、そんなに面白いとは思いませんでした。
ヒロインである舞島の肉付きの良いプロポーションにもほとんど魅力を感じず、ただお馬鹿なコメディーだなあと感じただけ。
そう、最初の出会いはあまり良い印象を残さないものでした。

評価が上向いてきたのはメラク師匠が登場して、舞島と天河との距離が積極的に接近モードに入ってからでしょうか。やはり最終的な目的地点が提示され、それに至るまでの障害が見えてくると、物語に緊張感が生まれます。
ただ漫然とドタバタやっているより俄然面白い訳で。

そんな訳で、連載の方が面白くなってきた事もあり単行本購入。
実は先月からあちこち探していたのですが、なかなか売ってなくて困りました。
連載中作品の単行本が手に入らないって、他の3誌では絶対考えられないよ・・・。


で、何とか入手したMHですが・・・。
基本的にやっている事は現時点での連載とそう変わらないんですよね。
大きく違うのは、上でも触れた通りに天河と舞島の態度・・・つまり、"お互いにどうしたいのか"という気持ちが固まっているか否かと言う部分。
ただ、初っ端から気持ちが固まっていたらそれこそ出来レースでしかないので、出だしとしてはベターな形だと思います。

そんな中でひたすら異様な存在感を放っているのがイケメン怪人シュヴァルツシルト。
ラブコメにおいてイケメンはどちらかと言うとお邪魔虫であり、憎き敵でもあります。この作品においても如何なくお邪魔虫ぶりを発揮しているのですが・・・言動がいちいち阿呆過ぎてどこか憎めないw
しかも阿呆な事を言いつつも、その台詞には微妙に認めざるおえないこの世界における絶対の真理が含まれているもんだから、ただ単に馬鹿だコイツと笑い飛ばせない、何とも煮え切らない気分にしてくれる実に画期的なキャラです。
マツリ先生センス良すぎwww

また、力天使形態時の胸を隠すのに絆創膏を使ってしまう舞島のハズレっぷりもすんばらしい。
この絆創膏で乳首を隠すのは一体誰が考案したのでしょうか。
ある方によると手塚御大の可能性も無きにしろあらずと言う事で、実は歴史が深いのかも知れない形態ですが、時を経ても変わらぬ絶大な破壊力を持っています。
というか、包帯ではなく絆創膏をチョイスした舞島は相当ピントがずれていると思うよ。性的な意味で。


秋田書店はもっとMHを増刷すべき。


マイティ・ハート感想一覧

2巻


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2008年07月29日

聖結晶アルバトロス 1巻 若木民喜 感想

聖結晶アルバトロス 1 (1) (少年サンデーコミックス)
若木 民喜
4091203469




現在絶賛連載中の「神知る」と比べると、わりとありふれたバトル漫画な本作。
連載当時のことはよく知らないのですが、最終的には打ち切りに等しい終わり方だったという話は耳にしていたので、ある程度身構えて読んでみたのですが・・・。


うん?それなりに面白いじゃないですか。
構造的には王道的展開をキャラの魅力で牽引しているパターンですが、ただ単にかわいい女の子を登場させて萌えるだろ?とやっている訳ではなく、ゴミ子とアルバトロスのキャラクター性部分にミスリードを誘う描写を入れてみたりとなかなかに芸が細かい事をやっています。
初見ではまったく逆の性格に見せているものの、根本的な部分では紛う事なき同一人物である事をしっかりと納得させてくれる見せ方。こういうキャラ描写の巧さが、後の「神知る」のヒットに繋がって行ったのでしょう。


・・・しかし、主人公(男)のユウキがあまりにも類型的な少年漫画型主人公な所は損をしていると思います。
熱血漢なのは別に良いんですが、のべつまくなし熱いというのはちょっと他のキャラとの絡みの幅を制限してしまっているのではないでしょうか。
せっかくゴミ子(アルバトロス)や、若木センセ永遠の憧れとも言える体育少女緑川といった個性的なヒロインがいるのに、それらの魅力を完全に引き出せていません。

ヒロインというものは、主人公が引き立て役になってこそ輝くのでございます。
特に萌えラブコメ的要素を加味する場合は、主人公の味が勝ちすぎるとヒロインの存在が薄味になってしまいます。それじゃ萌えエナジーが不完全燃焼だ。
もっとこう、ヒロインとの会話は脱線気味でも良いと思うし、サブヒロインにもっと死ぬれと言われても良いと思います。


もっとも、そう感じるのは神知るを先に読んでしまっているからというのはあるんですけどね(汗)。




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2008年07月28日

屍姫 1巻 赤人義一 感想

屍姫 1 (1) (ガンガンコミックス)
赤人 義一
4757515065





アニメ化されるって事で読んでみました。

これ、スクエ二よりも角川辺りから出た方が違和感ないんじゃね?というのが第一印象。
女子高生が両手にサブマシンガンで血煙上げて、腕は千切れる足は飛ぶ頭は吹き飛ぶ・・・とかなりスプラッターな内容です。バトロワっぽいのが好きな人向けと言う感じですかね。派手にこれでもかとスプラッタしますが、あまり臓物は出ないのが救いか。


ホラーとしてはB級っぽさが感じられてこれはこれで好きかもしれません。
特に第一話の人食いビルや、第二話の吊家など、閉鎖された空間を舞台とした話はゾンビものとしては結構珍しいパターン。大抵ゾンビものは街そのものを舞台にしてサバイバル劇方面に振った作品が多いだけに、限定された空間で展開する"ひゅうどろ"的な和風ホラーテイストを盛り込んだのは興味深いです。
ゾンビ(作中では「屍」)にしても、強い未練によって蘇ったという設定で、どちらかと言うと肉体を持った怨霊や自縛霊という感じですし。


その一方でいただけない部分もちらほらと。
まずは何と言っても、登場する女性キャラは大半がミニスカートだというのに、1カットすらパンティーラが無いという事(笑)。
結構派手なアクションしているのに、絶対に見えない。
その守りの堅さたるや鉄壁のマジノ線か。そのスカートは鉄のカーテンか。
もっとも、主要女性キャラはほぼ「屍姫」と呼ばれる対ゾンビ用ゾンビなので、下心を持とうものなら即座にネクロフィリアの烙印を捺されるであろう事は間違いありませぬが。

続いて、ガンアクション風味を取り入れつつも、肝心の描写が結構アバウトな事。
MAC10の大きさがどう、ディティールがどうと言った話はしませんが、何気に持ち歩いている時にもトリガーに指がかかっているのだけはいただけない。
こういう部分にはもっと神経を払って欲しいですね。横撃ちとかそんなのはやらなくてもいいからさ。


総じて大味な漫画だなあとは思いつつも作品事態のテンポは良く、リーダビリティはわりと高いので、もう何巻か付き合ってみようかな。



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疾風伝説特攻の拓 1巻 所十三 感想

疾風伝説特攻の拓 1 (1)
所 十三
4063510476




諸般の事情によって更新を2日ほどお休みさせていただきましたが、本日から通常ペースにて再開させていただきます。
と言ってもこの数日間は漫画読むどころじゃなかったので、ネタのストックがあんまり無いのです(泣)。



伝説のネタ満載ヤンキー漫画・・・だそうです。
噂だけは散々耳にしていたものの、読むのは今回が初めて。

まあぶっちゃけ、ついこの前まで不良&ヤンキー漫画と言うのは、社会不適格者を美化して云々かんぬんと声高に叫んでいたクチなんですが、チャンピオンのレビューを始める際に、個人的な好き嫌い関係なく全作品をちゃんと読むという誓いを立てまして。
で、いざ読んでみたら昔ほどその手の漫画に対する拒否反応が起こらなくなっていたという次第。
ナンバMG5とか普通に面白いですよ。


という訳で"ブッタク"こと"特攻の拓"感想になってない感想ですが。
うわナニコレ?なんかスゲー面白いんですけどw
ヘタレ少年拓が強くなりたくてヤンキーの真似事をし始めるという導入部に関しては、割とありがちなんですけど、喧嘩の現場を見てすっかり尻込みしてしまう描写とか巧いなあと。憧れの秀人と拓の間にある壁――本来は越えてはならない壁――の高さを良く表現していたと思います。
流石にコンクリートブロックや刃物を出してきたら、もうそれは喧嘩とは言えないと思うんだけど。

ただ、この派手な抗争のシーンは連載開始前の読みきり編での話であって、1巻後半の連載本編になってからの話においてはあまり無茶な抗争シーンはありません。
もちろんこの先どうなるのかは全く判りませんが、喧嘩で許されるのは木刀までではないかなあ。武器がどんどんエスカレートして、拳銃とか出たら・・・どうしよう。
いっそRPG-7で敵のバイクを狙い撃つとか、車の屋根に12.7mmDShK据え付けたり、ピックアップの荷台に106mm無反動砲乗せたりして、それ何処のタリバーン?状態でのガチバトルやってくれるならそれはそれでアリだと思いますよ。ええ、漫画のジャンルが違うのは百も承知ですとも。


しかしこれ、まだ1巻なので早計は禁物ですけど、所謂不良漫画――主に80年代に流行した、エスタブリッシュメント階層の価値観や文化に対する抵抗や嘲笑を含む作品とは何かが違う気がします。
むしろそうした要素は上記のナンバMG5の方が強い。
ではこの漫画は一体何かというと・・・。
うん、バトル漫画かな?
良くも悪くも読後に残るものが無いということは、きっとそういう事なんでしょう。
だからこそ、登場する不良のファッションに時代を感じつつも内容そのものに関しては結構普遍的で、時代背景を抜きに楽しめるのかも知れません。




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タグ:所十三
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2008年07月25日

お知らせ

身辺で色々ありましたので明日の更新はお休みします。
明後日にはまた再開したいところですが、ちょっとなんとも言えない。

週明けには通常営業に戻りますので、いつも見てくださっている方にはご迷惑をおかけしますがご容赦ください。
posted by 黒猫 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

週刊少年チャンピオン 2008年34号 感想

ここ最近表紙がグラビアばかりですね。
その方が売れるのかもしれないけど、もう少し漫画誌らしくしようよと思う今日この頃。



弱虫ペダル

待ってましたの巻頭カラー。
いよいよ渡辺先生による脅威の猛追撃が始まる!!

ロードレーサーを手に入れた坂道にとって、最早今泉と鳴子以外の存在は全く目に入ってない模様です。
坂道のイメージの中には今泉と鳴子しか登場していない訳ですし、もしかすると最初から目に入ってなかったのかも知れませんが。
少なくとも彼のオタク属性を理解してくれている(と勝手に思い込んでいる)二人ですからね。
そう考えるとライバルというのとも違いますね。
順位よりも同じステージに上がる事を望んだ事からしても、そんな感じ。



元祖!浦安鉄筋家族

高鬼というのは初めて見た遊びですね。
こういうのもあるんだ。

確かに子供の頃は夏休みの1日って本当に貴重で、寝過ごしたりするとすげえガックリした記憶があります。
大人になった今、あの頃より休みは貴重な存在となった筈なのに・・・ゴロゴロして終わるパターンのなんと多いことよ。



範馬刃牙

なんか今回の話、今野敏氏の格闘系小説のノリでしたね。
弛緩した状態から鞭の様な打撃を放つとか、手は軽く握るとか。
これだけの事で1話まるまる使うのはどうかと思う訳ですが。
そろそろ克己の実力の程を見たい。



侵略!イカ娘

俺ならイカちゃんの御真影一つあれば丼飯すらいらないさ。

それはともかく、千鶴さんのあんな慌てた様子は初めて見たでゲソ。
刃物を持たせると天下無双の彼女ですが、自らの重大な秘密を守る為となると手刀すら鋼の刃を凌駕する脅威の切れ味と化すとは・・・。
イカちゃんの体重の秘密よりも、千鶴さんの強さの秘密の方が気になります。



クローバー

安藤の弱さにフイタw
モジャ男ですらもう少しマシな勝負していたと言うのにね。
これで安藤編は終わりかな。
どうせなら安藤にはこの先も逆恨みパワーで陰湿かつ姑息な手段で頑張って欲しいところです。



ギャンブルフィッシュ

うーん、ちょっと脱線してきたかなあ。
色々と詰め込んで無理したのが阿鼻谷センセの説明的な台詞に顕著に顕れていて、なんともやるせない気持ち。

ギアスには一応理屈らしきものがありました。
でもあの理屈なら「夜明けの虹」はきっとイカちゃんにも使えると思うぞ。
これで侵略も思いのままだねっ♪。
まあ普段目が開いてないあのお方に瞬殺されてジエンドな気もしますけど。

とりあえず天狗の呼んだ犬達がどこかで見たような面子で可笑しかったとです。
1匹だけ変なのが混じってるしw



サナギさん

お中元って心霊現象だったのか!
八つ目のカドを血に染めたお中元、果たして次は何処を血に染めるのか・・・。
来年はあなたのもとに・・・



ナンバMG5

オバちゃんのパンチラに萎えたwww
良い話に持って行ったなー。一時はどうなる事かと思ったけど、こういう着地点でしたか。
しかし吟子を語る際の純一のキラキラした瞳にはお茶フイタぞ。
恋は盲目と言う奴か。
個人手にはオバちゃんの意見も結構理解できるんですよね。

いずれにせよ吟子にとってはプラス方向に働いたって事で。



鉄鍋のジャン!R 頂上作戦

中国料理のカオスぶりが良く伝わってくる話でした。
あの悪食こそが彼らのタフさの原動力なんだろうなあ。
しかし地球的拡大解釈といっても、つまる所「別に豚肉じゃなくても良い」という程度なのは拍子抜け。
何か隠し玉があるのかな・・・。



みつどもえ

長女はマジで絵の才能があるよ。
小奇麗にまとまった絵よりも、ある意味ギリギリの絵が好きな僕としては、長女画伯に萌えざるを得ないww
というか今回次女が一番お姉さんだった気がする。



悪徒―ACT―

針塚きゅんのヒップがヤヴァイ。
ここまでダイレクトに狙われるとぐうの音も出ません。
上半身は細くても一応男の子のラインなのに、下半身のラインと来たら・・・考えるだけで食が進んじゃって進んじゃって・・・ということは無いです。べ、別に無いんだからね!



ANGEL VOICE

どう見ても美浜が主役です。本当に(ry
こういう王道青春もの、好きですねー。
監督も渋い。



ストライプブルー

なんという釣り師。
野球漫画でこういう心理的な駆け引きを最前面に持ってくるというのも珍しい。



マイティハート

いいなーいいなーこういうラブコメもいいなー。
ラブコメ原理主義者は厨二病臭くて嫌いなんですが、でもやっぱりこういうむずむずする展開はいいなー。
しかしここまで来たらもう舞島は後には引けないぞ。
ここで素直になれなかったらもう駄目ぽ。



聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話

アローンが一体何をやってあの数の聖闘士を全滅させたかが気になります。
判らないからこそ不気味。たった1コマの間に何が起こったのか。
もしかしてキングクリムゾン!?
テンマと童虎の大技が出ましたが、まだ決戦は始まったばかり。何らかのダメージになるとすら思えません。



ドカベンスーパースターズ編

ホームランとは言え所詮シングル、たかが1点、しかもランナーも溜まらない。
岩鬼の後は堅調に討ち取るも、オーラ力が暴走した(嘘)山田の登場でまた先行き不透明に。
しかしこういう巨大化技法、最近ではあまり見ないだけに新鮮。



PUNISHER

うわあ、なんだろうこのモヤモヤした読後感は。
なんだか最近のあんな世相やこんな世相を連想させて色々な意味でデンジャーゾーンなんですが。
ミルキィにとってのアルトとの出会いの意味の大きさは良く理解した。
今回結構表情で語るシーンが多かったのは個人的に評価したいところ。



ヘラクレススピリッツ

んー、全編に比べると絵が荒れている様な・・・。

総じて舌足らずで終わった感じです。
歯車工学と侍、革新と伝統の狭間に一体どんなものを見せてくれるのかと期待していたのですが、あの性格悪い軍人をはり倒しただけ。予想していた展開とは言え、予想どうりすぎて拍子抜けです。
テーマを活かしきれなかったのは残念。



D-ZOIC

何だかんだ言いながらゴッロはいいヒトモドキだと思う。
主人公のヘタレ度数が急上昇しているのが気になりますが、ルルの心変わりの早さにもワロタ。
実は君誰でもいいんじゃないの?

で、ビキビキ言ってる狂乱の貴公子はどうなった?



ヤンキーフィギュア

明かされた母の死の真相・・・。
ベタではあるけども、こういう作風の漫画だから変に捻られるよりは良いかも知れません。
これで父親との誤解も解けるのかな。
次回最終回と言う事で、爽やかに〆てくれる事に期待。



LOOK UP! −上向いて行こうぜ!−

ここに来て良と銘城監督との因縁が浮上。
実は良って結構有名人だったの?

銘城3軍との試合は常に西祥ペースで推移。これまでに描いて来た積み重ねがきちんと活かされているので、チームとしてのレベルアップ振りに説得力があります。
ああ、これは良いサッカー漫画だ。

しかし、残酷にも次回最終回。
最初は知らねどもここ最近は着実にネット上での支持を得つつあった矢先だけに、これは痛い。
所詮ネットの力なんてこんな程度なのか。
ちんこびろーんが監督になる話は夢のまた夢で終わるのか。
ショックですよ・・・。



覇道

開幕3コマ目の剣にフイタwww
誰だよお前w

しかし剣のヨシハルに対する思いは、最早忠誠を超えて愛の域に入っていますな。
キヨマサが幼馴染である事も彼のジェラシーに火をつけているのかも知れません。ウホッ。
そんな剣がキヨマサのパンチを巧みに回避できていたのは、握った手の力み加減で攻撃のタイミングを察知していたから。故に、自ら関節を外して腕を弛緩させたうえでの攻撃は回避できずKOでした。

いよいよ登場したヨシハルさんがいきなり剣の公開処刑を執り行おうとしたのには驚いた。
何もあんなところでやらなくても・・・キヨマサの存在がヨシハルさんの平静をかき乱しているのか?
と言うか碁石責めはしないのか?ww



現代怪奇絵巻

一対一の家庭教師はなかったですけど、2人組みで営業していた頃、片割れの口臭が結構へヴィでした。
彼蛇スモーカーだったし。
特に営業車の閉ざされた空間にいる時は辛かったとです。
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2008年07月24日

るくるく 9巻 あさりよしとお 感想

るくるく 9 (9) (アフタヌーンKC)
あさり よしとお
4063211894




9巻に来てなんだか作品の空気に若干の変化が感じられ始めました。

特にこれまで主役だったるくや六文達がよりも、ヨフィエルやジョージ荘司と言った天使とその僕?側の出番が圧倒的に増えたのと、るくの言動に黒さが滲み出始めたが最大の変化。
これには一体どういう作者の意図が??
もしかしてワッハマン化フラグですかい?


うん・・・そういう構図の変化はさておくとして、この世界に人種と宗教と言語と風習を超えて分かち合える共通の価値観があるとしたら、それは多分金とエロだと思うわけです。
だから、エロ本を悪書として駆逐しようと言う荘司は、自らの手で人類が分かち合える可能性の芽を潰していると言うと大袈裟か。結局彼女も最後は数の持っていたBL同人誌を見て、その虜となってしまったと言うオチではあるんですが。
というか数がBL本を集めたりコスプレしたりと、腐女子属性だったとは。
最初登場した頃はただのツンデレキャラだと思っていたのですが、侮れない。

それにしても部屋に置いてあったBL本を荘司に見られてしまった際のヨフィエルの狼狽振りがとても気になります。
下世話な噂では神や仏に仕える人たちはウホッな趣味の方が時々いると言われていますが、ヨフィエルもその手合いか。いやいや、そもそも天使には性別は無いから、性的な興奮も無い筈なのではないか・・・と、思考の迷宮に陥ってしまいそうです。
いずれにせよあの必死ぶりは只事ではないですね(笑)。


こうして見ると、ヨフィエルを数に憑依させたのは大正解だったかも知れません。
数にしろヨフィエルにしろ単体ではお邪魔キャラでしかなかったのに、二人合わさった途端にこれまで見えなかった魅力が開花して事実上メインを張れるだけのキャラになってしまった訳です。
漫画の構図にすら影響を与えたと言う意味では混ぜるな危険レベルの劇物に化けたとも言えそうですが。
個人的にはこの組み合わせは支持します。
もう最終回まで憑依したままでいいよw


あと雑誌掲載時に話題になった、はちゅねるく&ウッーウッーウマウマ扉絵もしっかり収録されています。
今となっては懐かしいネタではありますが、作者のソツの無さが感じられてこれはこれで楽しい。
やっぱりあさり氏は永遠の萌え漫画家だと思うのですが、どうか。



るくるく・感想
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2008年07月23日

明日のよいち! 4巻 みなもと悠 感想

明日のよいち! 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
みなもと 悠
4253209661




ラブコメ作品が持つ構造的な問題点として、マンネリ化と言うものがあります。

特に少年漫画系や萌え漫画系のラブコメは主人公とヒロインとの付かず離れずの間隙にその存在全てを置いているだけに、得てしてこのマンネリ化の罠に落ち易い。

それを防ぐにはキャラクターを増やして複雑な相関図を作り上げるという手法が昔から使われてきましたが、これは度が過ぎると途中から読み始めた人には全く意味不明になってしまう危険性がありますし、インパクトの強いヒロインを多数登場させてキャラクターの魅力で押し切ろうとすると、力のインフレならぬ萌えのインフレに陥ってしまいます。


この漫画も4巻目にしてそろそろマンネリ化の色が見え始めました。
一向にどっち向いているやら判らないよいちといぶきの関係、よいちとわっさんの間でこれまたどっち向いているか判らない次女。そしてその膠着状態を打破しようと投入された三女・・・。
度重なる戦力の逐次投入によって、戦線はマンネリと言う敵陣に対して水平方向に薄く広がってしまっています。
今この作品に求められるのは、戦線を縮小する英断と、戦力を再編成して反撃密度を上げることに他なりません。

具体的には次女とわっさんの煮えきらない関係に何らかのケリを付けるべき。
そういう意味では次女が高橋ヒロシ調の雑魚どもに人質に取られる回では、わっさんの見せ場に期待したのですが・・・。
うん、なんつーか、よいち君。君は某枢木ウザクかね?(笑)

しかし考えてみると、戦線を拡大するでもなく戦力を集中するでもなく、一戦終わる毎にリセットがかかる「神のみぞ知るセカイ」はまさにコロンブスの卵ですね。
もちろんあれはあれでやはりマンネリ化の魔手から完全に逃れられた訳ではありませんが、他の作品の様にただただ話を引き伸ばすだけの展開に陥る危険性が極めて少ないのは事実。


まあぶっちゃけ、付き合い始めるのをゴール地点ではなく、通過点の一つとすれば展開の幅は大きく広がるんですけどね。少女漫画のラブコメみたいに。
僕個人もどちらかと言うとヒロインと共に苦難を乗り越えてゆくスレ的な展開の方が好きなんですけど・・・。




明日のよいち!・感想
1巻
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2008年07月22日

ヴィンランド・サガ 1巻 幸村誠 感想

ヴィンランド・サガ 1 (1) (アフタヌーンKC)
幸村 誠
4063144232




今更ながらヴィンランド・サガです。
結構前から周囲の評判は耳にしていたので、いつか読んでみようと思いつつズルズルと来て・・・まあそう言う事です。


物語に関してはもう説明する必要も無いですね。11世紀のヴァイキングの物語。
タイトルになっているヴィン・ランドと言うのは諸説ありますが、おそらくニューファンドランド島の事ではないかと言われています。(別の説によるともっと南の北米大陸本土だとも言います)まあこの辺りに関しては1巻では深く触れられてはいないので、軽く流しておくとして。


第一話からその圧倒的な迫力にすっかり魅了されてしまいました。
緻密にして重厚。躍動感に満ちた作画は戦場のリアリズムをこの上ない形で活写していて、さすがプラネテスの作者だと唸らされます。

しかし個人的に一番強く感じたのは、やはり当時の一般的な人間達の命に対する価値観です。
現代人の感覚からすると恐ろしくドライなもので、目の前で部下や仲間が斃されても感傷的になる事さえほとんどありません。
それは命のやり取りが日常茶飯事である戦士階級の者たちだけでなく、トルフィンの姉の様な一般人にしても同様。
もっとも、現代においても某隣国や十数年前まで存在していた某社会主義連邦、そして60年前の我が国もこの時代の人間に負けない位に命が軽く扱われていた訳ですけども。


そういう背景を踏まえて読んでいると、トルフィンの亡き父トールズの感性は周囲と比べて著しい違和感を感じてしまう位に現代人・・・それも戦後の、良くも悪くも甘い日本人の感性に近い。
それは物語の世界に読者を感情移入させる上で必要な措置なのかも知れませんが、同時にそういう感性を持つ人間にとってこの時代は実に息苦しく過酷な世の中であった事も想像されてしまって、この先の展開に一抹の不安を感じさせています
。要するに鬱展開の予感と言う奴ですね。


トルフィンがヴィン・ランドの大地を踏みしめるのはいつの日か、見守って行きたい作品です。


ヴィンランド・サガ感想一覧
2巻


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