松原 あきら

ノッカーズと呼ばれる特殊能力者を集めた犯罪組織ロッセリーニファミリーの新たなる「王」を決めるべく開催された『ロッセリーニ杯』。
それは複数の後継者候補同士が、「騎士」と呼ばれる自らの配下のノッカーズ能力者を戦わせ、最後まで勝ち残ったものが王の座を得ると言うもの。
組織の下っ端構成員で、ノッカーズ能力を持たない銀殺人は、後継者候補の一人、雫・ロッセリーニによって「騎士」に選ばれる事になるが・・・。
うー。
何だか色々な漫画やライトノベルから様々な要素を少しずつ拝借して組み上げましたという感じが強いです。
物語の設定部分もどこかあやふやな感じがして、どうにも地に足が付かない。
登場人物も結構定型タイプ(でもアレキサンダーは可愛いw)ですし、独自性というのは余りありません。
絵的にも、中途半端に癖があって、中途半端にプレーンなアニメ絵で、どっちつかずな印象。
でもまあ、絵柄そのものはいずれ慣れるものだからたいして気にはならないのですが、いかんせんバトル漫画なのにバトルシーンにあまり迫力が無いのが痛いです。
特に利根梨戦なんかは、やたらシーンが飛ぶ上にバトルにすらなっていません。
恐らく作者がバトルを端折ってでも描きたかったのであろう、利根梨と師匠との関係はベタながらも良い話だと思うけど、いつの間にか師匠は死んだ事になっていたのはどうかと。
こういうのを見ると、敢えてバトルシーンを端折ってまでやる意味があったんだろうかと思ってしまいます。
最後まで読んで感じたのは、まず結論(オチ)を考えて、それに逆算的に物語を合わせる形で描いているんじゃないかと言う事です。
結論部分に至る過程よりもまずは結論ありきというスタンスなので、過程部分をバッサリ切り落として結果だけを見せる構成になってしまっているんじゃないかなあ。
何せ一番面白かったのが番外編の温泉話という有様では・・・ねえ。
いや、貧乳菌は斬新すぎる新解釈でしたよ。そうか、貧乳は感染するのか。何て恐ろしいんだwww
なお、全体的に中二病っぽいスメルがかなりきついです。
青臭い程度なら心地良いのですが、この漫画のスメルは青臭さの上限をオーバーしておりますので、駄目な人は全く受け付けない恐れも。
要するに、あまりお勧めは出来ないと言う事で。
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