2008年03月20日

ワイルダネス 5巻 伊藤明弘 感想

ワイルダネス 5 (5) (サンデーGXコミックス)
伊藤 明弘
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5巻はエノラ達がメイン。


またしても本編の4割近くが銃撃戦という、いつもの、そして期待通りの伊藤節が炸裂。
その一方で、クローズアップされるのはエノラ達の「本音と建前」。

芹間の身柄を確保するという目的はありますが、3人ともそれを第一義としていはいない。
エノラ自身、一番の目的は堀田だし、ディーはゴールドスミスの施設に連行されたマリアが、そしてローゼンマンにいたっては言うに及ばず。

DEA本局サイドでも、グレアムが本音と建前の板挟みに。
実に人間臭い。


ところで、今回主演男優賞並みの活躍をしてくれたのが、意外や意外のローゼンマン。

第一巻当時から徹底した小悪党ぶりを発揮してきた彼ですが、今回はいつも以上に底の浅い悪知恵と見え透いた嘘が冴えています。
この男、本当に憎めないです。
何せ彼は世に溢れる数多の悪人の様に、自分は絶対に安全な場所にいて裏から糸を引くのではなく、自らが体を張って行動する。本人にとって本位か不本意かはともかく、命を張ってやっている事だけは間違いありません。

立ち位置としても、物語をどうにでも出来る可能性と、いつ死んでもおかしくない可能性と、一番最後まで生き残る可能性が同率で揃っているという実にスリリングなポジション。
道化に見えて、実は重要キャラなのかも知れません。
頑張れローゼンマン。

間違いなく5巻の主役は彼でした。(100%主観)


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2008年03月19日

フルメタル・パニック! 6巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (06) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
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6巻は完全な短編集形式。
ASの登場しない、ラブ&スプラスティックなコメディですね。


もともとこの作品のギャグ回には、戦争しか知らない宗介を、平和な日本に叩き込めば・・・というコンセプトがある訳ですが、6巻は今までに無くその要素が強かった。
写生大会の話、料理の話、ラブレターを貰う話など、まさに宗介と一般人とのギャップを楽しむのがメインですからね。

ただ、似たようなノリの「迷彩君」と言う漫画が昔ありまして、これを昔読んでいたせいか、あまり新鮮味を感じないのも事実。

ちなみにどの位似ているかというと。

連載開始次期はほぼ同じ。
主人公は傭兵。(迷彩君は大学生)
いつも銃を持ち歩いている。
背後に大きな組織がいる。

位ですかね。
まあ、かなり似たコンセプトなのが判ると思います。
フルメタの方が絵がアニメ系でミリタリー臭もかなりライトになっていて、より一般向けではありますが。

・・・今書いてて気付いたのですが、この一般向けと言う部分が、僕みたいなミリオタには物足りなさを感じさせている原因かもしれません。
それこそ、銃を撃たない時にまでトリガーに指をかけている描写を見ただけで一気に興醒めしてしまう体質ですから。
そういう基本的な部分のエラーは放置したまま、プロの傭兵は一味違うと言われても、はいはいくまくま、そうですかそうですかとしか思えないんですわ。

だから、ギャップを楽しませるギャグパートよりも、SFロボットバトルとして割り切って楽しめるAS戦の話の方が、読んでて格段に面白く感じるんですよね。
もしくはミリ臭抜きのラブコメパートか。

この辺は完全に趣味の問題でしかないんですが。


という訳で、テッサが可愛い事しかあまり印象に残らなかった6巻でした。
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2008年03月18日

みなみけ 5巻 桜場コハル 感想

みなみけ 5 (5) (ヤングマガジンコミックス)
桜場 コハル
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通常版と、DVD付限定版があったけど、迷わず通常版ゲト。
だって、DVDの中身はおかわりの第一話だけだし。

それにしても・・・オマケとして付けられるという事は、それだけ売り上げが(以下略)。


という訳でみなみけ5巻でございます。

毎度の如く投げっぱなしのゆるいギャグ。
腹抱えて笑う程ではないけど、クスクス笑ってしまう微妙さが良いです。
全体的に白いコマも、左右のバランスが僅かにずれた絵も、それらのあらゆる微妙な要素が作風とマッチしていて、微妙漫画とでも言うべき不思議な魅力を醸し出しています。
この微妙感こそがみなみけの命だと再認識。


5巻で個人的に嬉しかったのは、リコの出番が多少増えた事ですねw
いつの間にか南家に上がりこむ面子の一人になってるし。
カナの同級生の中では一番個性的な娘だったので、本格参戦は嬉しい限り。
藤岡を巡る空回りっぷりは相変わらずですし、これはGJといわざるおえないw

あと悪魔チアキがいいですね。
あれが10年後のチアキの姿だとするなら・・・「成績」は遅咲きで伸びたって事ですねw
大人の姿でもあたまのうんこパーツ(アニメによるとホイップだそうだ)は健在也。


で、保坂は何処に行ったの(笑)?
アニメのせいでどうも保坂の存在が強く刷り込まれてしまって、5巻には出てこないのが寂しくて仕方ないw
保坂の舎弟であるところのナツキのバカっぷりは、それはそれで面白かったけど、やはり・・・ねぇ。
その点だけが心残り。

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2008年03月17日

怪異いかさま博覧亭 2巻 小竹田貴弘 感想

怪異いかさま博覧亭 2巻 (2) (IDコミックス REXコミックス)
小竹田 貴弘
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怖くない妖怪漫画、「怪異いかさま博覧亭」の第2巻です。


うん・・・。
怖くない妖怪漫画と言いましたけど、訂正します。
ちかっぱ可愛い妖怪漫画です。


特に。特に。特に。
八咫の可愛さは異常!!
なにあれ。あんな可愛いの卑怯だよ!

――ちょっくら烏捕まえに行って来るw


で。


かわいらしい妖怪だけでなく、人間の登場人物の方もしっかりと書き込んでいく姿勢にも好感が持てます。
前巻でほんの数コマ登場しただけの手長さんとか蛇女さんとか。
本来ならそれっきりになりそうな人達にまで、しっかりと見せ場を設けているんですよね。

そして、主人公の榊ですが、ただの惚けた妖怪馬鹿かと思わせといて、実は彼なりの信念を持って行動しているのが窺えます。

「見世物と晒しものは違う」

まことその通りなのですが、彼のその台詞を踏まえてもう一度読み直すと、惚けたキャラも実は故意にやっているんじゃないかと思えたり。
曰くのある妖怪たちを晒し者にしないために、敢えて自分が惚け者の役を演じているというか。
このさりげない榊の優しさが、ハイテンションコメディー基調の本作品の良いアクセントになってる気がします。


1巻の感想でお勧め漫画「かも」と書きましたが、今なら自信持ってお勧めと書ける。

読まない奴は人生損してる(笑)。

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2008年03月16日

フルメタル・パニック! 4・5巻 館尾冽 感想

フルメタル・パニック! (04) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
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フルメタル・パニック! (05) (ドラゴンコミックス)
賀東 招二 館尾 冽
4049262126



本来なら1冊ずつ感想書くのが流儀なんですが、今回は特別。
というのも、4巻、5巻の2冊でA21編という一つのエピソードが語られる為、別けるよりも一緒にまとめたほうが・・・と思ったんですよ。上巻下巻、前編後編という体裁ですから。

さてそんなA21ですが。
うーん、テロ組織としてのA21の成り立ちは理解できたのですが・・・。

あんな巨大なASを建造するだけの資金や技術が何処から流れてきたのかが語られないままと言うのは気になります。
タクマや「姉」の葛藤、愛情などがメインになっていて、テロとかASとかがただのガジェット扱い。
それはそれで良いんですけど、もう少し丁寧に描いてくれないと、唐突感ばかりが残るんですよね。

これならまだ2巻のガウルンの方が、敵としてあらゆる面で判りやすかった気が。

ちなみに、クルツによる走行中のトラック荷台からの精密狙撃は流石に無理があると思うぞ。


短編は、ポン太くん初登場とか、テッサが異界?に迷い込む話、そして日向家のガードマン3人組みによるリベンジ。

やっぱり日向家ガードマントリオはいいですね。
こういう頭の悪い、でも憎めない小物は大好きです。
お坊ちゃんが出てこなかったのは残念ですが、あの3人も今はフリーに戻ったみたいなので仕方ないか。

・・・ショタキャラ好きなんだけどな(笑)。

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苺ましまろ 2巻 ばらスィー 感想

苺ましまろ 2 (2) (電撃コミックス)
ばらスィー
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苺ましまろの二巻です。

今回は英語の喋れない外人、アナちゃん初登場。

何と言うか、結構おばかさんな人なんですね。
美羽とレベル的には大きく違わないというか。
ただ、この漫画における被害担当艦の役割は美羽で不動なので、扱いはわりと良いみたいです。


伸恵がどちらかと言うとツッコミ役で固定した感じもありますね。
1巻ではツッコミどころだらけで、千佳にツッコミ受けていた気がするんですが。
伸恵がツッコミに回ったせいか、千佳の影がかなり薄くなっているのが気になります。
気になるというか、レッドソーン。
露出自体もかなり減ってますね。やばいぞ千佳。


で、1巻の感想に作者の人となりが気になると書いたのですが。
2巻を読んでて更に気になり始めました。

モブキャラの笹塚に対して、執拗な仕打ちを仕掛けている部分とか。
笹塚個人はどうでもいいんですけど(笑)、結構作者は攻撃的な性格しているんじゃないかなと思った。
ここまでは笑えるけど、これ以上は笑えないという加減が無いんですよ。
一度叩きに入ると、ピクリともしなくなるまで叩き続けるというか。
ま、私らオタク属性の人と言うのは、大抵多かれ少なかれそういう部分を持ってはいますが。

他人の目から見たらこういう風に見えているんだなあと自省するには良い反面教師ではあります。


まとめとしては・・・アナ可愛いよアナ・・・って事で(滝汗)



苺ましまろ・感想
1巻
3巻
4巻
5巻


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2008年03月15日

怪異いかさま博覧亭 1巻 小竹田貴弘

怪異いかさま博覧亭 1巻 (1) (IDコミックス REXコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
小竹田 貴弘
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怪異とか妖怪とか言う言葉に弱い僕としましては、これを見かけた途端即手に取ったのは当然の成り行きでして。

表紙の明るい雰囲気から、そんなにおどろおどろしい話ではないだろうと思ってましたけど、予想以上に明るい、コメディータッチのお話でした。
でもこれが、面白いんだ。

まずは登場人物が本当に活き活きとしています。
見世物小屋博覧亭の主人榊からして、妖怪マニアのくせに、番頭の柏が算盤小僧なのも、雑用の蓬がろくろ首なのも基本的に完全スルー。
見た目が殆ど人間と変わらないから、妖怪とは認めないんだそうですが、この惚けた感じが実に良いんでよね。
思わせぶりな総白髪なのに、特別な能力は何一つ持っていないし。

個人的に好きなのは、博覧亭先代座長の娘蓮花ちゃん。
跡を継ぐのを嫌がって現在は絵師をしているそうですが、何かと博覧亭に顔を出しています。
大食い、ウワバミ、貧乳と三拍子揃った?本作品における最強のツッコミ役です。


あと、舞台となる江戸は両国の雰囲気がよく出ていて、時々述べられる豆知識が楽しい。
無駄に知識を披露するのではなく、物語に必要な部分だけピンポイントで解説されるので、話の腰を折ると言う事もありません。
漫画自体の面白さと、知る楽しみが巧く両立されているんですよね。
これは結構お勧め漫画かも。


絵柄的には90年代っぽい雰囲気があるので、若い人はちよっと慣れが必要かも知れません。
僕世代には何の違和感もなく馴染めるのですが(汗)。

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2008年03月14日

鉄のラインバレル 6巻 清水栄一 下口智裕 感想

鉄のラインバレル 6 (6) (チャンピオンREDコミックス)
清水 栄一 下口 智裕
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ファクターは死なない。

いや、死ねないと言うべきか。

今回は、そんな話。


6巻の舞台は東北は岩手県。
都市伝説によると、村民皆殺し事件があって廃村になったと噂される阿古呂村で、「鬼」の伝承を巡って浩一達と加藤機関、そして第三の男が火花を散らします。


この手のロボットバトルと伝奇物語を組み合わせる試みは結構珍しいですよね。
もっとも、物語の方向性はあくまでもSFロボバトルですからして、超自然的な方面に転がる事はありません。
あくまで伝奇的な匂いが多少するというだけ。


だけなんですが・・・それでも、普段とは違う雰囲気が物凄く新鮮です。

山奥の寒村。

老人しかいないその村に住み、信仰の対象となっている謎の若者。

そして、祠の底、地下の空洞に眠るもの・・・。

ワクワクするじゃないですか。
ま、この信仰対象の若者こそが、村に伝わるマキナ"タリスマン"のファクターなんですけどね。

しかしそれだけじゃ終わらない。
中盤以降は、このファクターを巡って物語は二転三転します。
ファクターの背負う運命、そして、彼らの居場所・・・。


ファクターは怪我も病気も一瞬で治る体質ですが、それだけではなく、何と歳も取らない。
不老不死の孤独に関しては、数々の作品で語られてきた事なので敢えて触れません。
ただ、村と言う共同体の、本来あるべき姿というのを見た気がしました。

特に先日の某アニメで、狂った村をまざまざと見せ付けられた後だけに、こういうのって心が洗われる気がします。

いい話でした。

・・・ラストで森次の裏切りを見るまでは。


果たしてキリヤマ重工は第三勢力となるのか。
急展開ですね。たぶん。


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2008年03月13日

みつどもえ 1巻 桜井のりお 感想

みつどもえ 1 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
桜井 のりお
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いやあ、正直なところかましてよかとですか?

この漫画、本日最新刊の4巻までまとめて買ってきたんですけど、それが正解でした。
と言うのも、この1巻だけ買って来たのだったら、確実に続巻を読もうという気は起きなかったでしょう。

なぜなら。

・絵が微妙。デッサン云々以前に線がゴチャゴチャして見づらい。

・ギャグが下品。おげれつとお下品の違いが判ってない。

・しかも全てのギャグがスベっている。


・・・と、駄目漫画の3拍子がきっちりと揃ってしまっているんですよ、これが。
しかし、最新刊の4巻をパラパラと捲ってみると。


・絵は萌え絵として一定のレベルに安定している

・おげれつとお下品の違いを弁えたギャグ。

・しかも過剰なツッコミ連打を避け、スベらない。


そう、全てが格段に進化しているのです。
だから、初期のグダグダした漫画も、作者の成長過程として興味深く思えてしまう。
前作の子供学級は未読ですけど、絵柄が大きく変化している事からして、1巻当時は迷走期だったのでしょうか。

そんな訳で、1巻は単品としてはとても評価は出来ません。
悪い部分はいくらでも指摘できますが、良い部分となると途端に考え込んでしまう状態で。
ただ一つ、サブタイトルの付け方だけは微妙に秀逸だと思いました。


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2008年03月12日

こはるびより 2巻 みずきたけひと 感想

こはるびより 2 (2) (電撃コミックス)
みづき たけひと
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先日AT-XでOVA最終巻の先行放送を見ました。

という訳で、積み山から発掘のこはるびより2巻です。

うん・・・1巻の時に比べると絵が微妙に変わってますね。
線がはっきりしていると言うか、いわゆる萌え絵になったと言うか。
僕みたいなアニオタにはこういう線のほうがなじみ易いのは間違いないんですが。


2巻は、皆で海に行ったり銭湯行ったりと、お色気シーンには事欠かないんですけど、村瀬の変態度数が低下しているのは気になります。
変態じゃない村瀬なんて・・・普通のお人好しなあんちゃんでしかないじゃまいか。

それどころか、ゆいが拉致される話とかを見る限り、ゆいの方がよりマニアックな変態度が上がっている気がするんですがw
「きれいなお水なんですよっ」
って何だ。
きれいなお水ってw

村瀬の変態が伝染したというよりも、ゆい自身が持ち合わせている変態魂に、村瀬が火をつけた様な気がしなくも無いです。
そう考えると、二人は実にお似合いって事ですねw
最初は村瀬の変態ぶりを嫌がっていたのに、気が付けば・・・というのは、時間の経過を感じさせるものがあって良。

誰にでもお勧めできると言う作品ではないですけど、そういう系統が理解出来る人なら、と言う感じです。


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