清水 栄一 下口 智裕

アニメ化されるってんで読んでみました。
気弱な少年がある事故をきっかけに大きな力を手に入れて・・・と言う話ですね。その大きな力とはこの作品の場合「マキナ」と呼ばれる巨大ロボット。
何と言うか、この主人公浩一は物凄い中ニ病です。
この点に関しては作中でも「中学生らしい思考」とか「彼は最低です」とか評されているので、作者も判ってやっているのだと思います。自分だけが手に入れた(と思い込んでいる)力に酔い、根拠無き万能感に浸る・・・読んでてなかなかに痛い奴ですが、では自分が中学生のころはどうだったかというと、やっぱり邪気眼的な妄想もありましたし、みんなこの年頃はこんなもんなのかもしれません。
むしろ矢島の様に自分自身の姿を客観視出来る奴の方が極少数派なんでしょう。
この辺りの中二病的要素も含めて、これはなかなか良い少年漫画です。
で、基本はロボット漫画なんですが、まずデザインについて。
エバンゲリオンがどうという人もいますけど、僕世代のオタクから見ると、かなり幡池裕行デザインぽいですよねコレ。特に森次のヴァーダントなんかは思い切り聖刻シリーズに出てきても違和感の無いデザインです。
幡池デザイン自体は結構好きなので、メカ的には満足です。
一つ苦言を言うと、ロボバトルの際の絵なんですけど、かなり描き込みが激しいせいで状況が把握し図らい部分が結構あります。
絵そのものに勢いがあるので、スピード感は抜群なんですが、それだけに見づらいコマでテンポを損ねているような。
逆に言えばそれ位しか欠点が無いと言う事なので、ロボットアニメや漫画が好きな人なら大いに楽しめると思います。
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