2007年10月31日

コミック 新旭日の艦隊2 紅海潜行3000キロ 飯島祐輔

新旭日の艦隊―コミック (2) (中公コミック・スーリスペシャル)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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う〜ん胡散臭い(笑)。
今回描かれるのは紅海に突入し、最深部アカバ湾のUボート基地を破壊するまで。
特徴を挙げると、陸戦シーンにある程度ページ数を割いている事かな。
戦車も形状から察するに、装甲がモジュール化されたいわゆる複合装甲の雰囲気で、いきなり世代をすっ飛ばす進化を遂げているのが胡散臭さ大爆発だけど、これに関しては敵味方共に大きな技術格差は無いので比較的安心して読める。
まあ、超人特殊部隊の暗躍という反則技が炸裂するのはいつもの事なんだけど。

そうそう、この先何度も活躍するくの一部隊が初登場するのは本巻だったんだね。
隊長の寿美少尉は後の巻で意外な正体が明かされたりもするけど、それはまだ先の話。現時点では亜由美に次ぐ貴重なレギュラー女性キャラという位置付けか。
なお、物語の舞台となる1952年ではまだ山田風太郎の忍法帖シリーズは始まっていないので、くの一という呼称は存在しないぞという突っ込みは禁止です。

こんな感じで突っ込みどころ満載なんだけど、それさえも吹き飛ばすのは例の如く必要以上に気合の入った砲撃シーン。特に今回なんか185P〜191Pの6Pを使って、砲撃〜着弾までをストップモーションで描いている。こういうの描かせると飯島氏は神がかってくるんだよな。
でかい大砲とでかい爆弾に無条件で血が騒ぐ僕にとっては、このカタルシスのみ目当てに読んでいた気がするなあ。

多分このまま22巻まで記事を書く。
タグ:飯島祐輔
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2007年10月30日

みなみけ 1 桜場コハル

みなみけ 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)
桜場 コハル
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アニメが面白かったので読んでみた。
成る程、アニメ版が結構動きが激しいので、もう少しテンションの高い漫画なんかなと思っていたけど、全くの正反対なんだな。
淡々とギャグをかますというか、ドタバタと言うよりはシュール。
アニメ版もネタは割と原作に忠実なんだけど、シーン毎に動きを加える事でまた違った味わいが出ているというか。あれはあれで良いアレンジだなと思った。

まあ、なんと言うか次女のカナが全てを持って行ってるというか、あずまんがのともみたいな感じで見ていて純粋に面白い。傍にいると迷惑だけど。
やっぱりこういう馬鹿キャラって強いですね。口の悪い妹との掛け合いがすげえ楽しい。馬鹿だから辛辣な台詞もあんまり効いてないっぽいし。
そういえば妹の同級生にも、馬鹿すぎて攻撃されている事にすら気付いていない節のある奴がいますね。ある意味空気読めない事って幸せなことなのかなあと思ってしまった(笑)。

強いて言うと、3姉妹揃った話に比べて学校での話はクラスメイトのキャラがどうしても3姉妹に負けている為、何となくインパクトに欠ける気がするけど、それも些細な事と言えば些細な事。
それ以上に独特の間の取り方とか、台詞回しとかが面白いので無問題です。
これも続けて読んでいこう。
タグ:桜場コハル
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2007年10月29日

フーファイター With heart of darkness 滝沢聖峰

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Who fighter


いわゆる戦記ものを中心に作品を発表されている氏には珍しい、SF要素の強い異色戦記もの。
タイトルは第二次世界大戦中、世界各地で目撃された謎の飛行物体のニックネームで、現在で言う所のUFO。
このタイトルが示すとおりの内容で、多分滝沢氏のファンの中には何だこれはと落胆した人もいるんじゃないかと思う。
僕はこういう与太超常ネタは大好物なので、結構満足しましたが。

与太ついでに、登場する日本陸軍の装備品も幻の試作型てんこ盛りで実に華々しい。試製二式機関短銃やソキ車、キ83等、見ているだけで楽しくなってくる。この辺り、作者の人は良く心得ているなあと感心してしまった。

もう一編収録されている中篇は、「地獄の黙示録」の日本版とでも言うものだが、いかんせん尺足らずなのが残念。
特に元ネタの地獄の黙示録における最萌えキャラであるところのキルゴア中佐に相当する人物が出てこないのが痛すぎる(笑)。
あの名文句「ナパームで石器時代に戻してやれ!」が無い。これは炭酸の抜けたコーラみたいなものとしか言いようが無い。
この辺り、作者の人は良く心得てねえなあとガッカリしてしまった。

ま、いつもと違う作風が楽しめたのは確かなんだけどね・・・。
タグ:滝沢聖峰
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コミック 新旭日の艦隊 1巻 海中戦艦日本武尊出撃 飯島祐輔

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新旭日の艦隊―コミック (1)
荒巻 義雄 飯島 祐輔
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ヤマトの作者繋がりという事で、引っ張り出して再読。
ああ、これ98年発行なんだなあ。完結したのが昨年だから、足かけ8年という長期シリーズだった訳で、しかも連載ではなく書き下ろし。連載でも8年続けるのは至難の技だと言うのに、これって実は相当凄い事かも知れません。

んで、改めて読み返してみて・・・絵が今と違うな(笑)。
これが8年と言う時間の重みかと意味不明なことを考えてしまった。
この新旭日は原作未読なので、漫画版との差異は良く判らないんだけど、物語導入部がヒロインの亜由美視点なあたりとかは多分漫画版オリジナルだと思う。小説の仮想戦記は中高年の読者が多いので、いきなり眼鏡っ子が出てきたら戸惑うだけだろうし(最近はオタ中年も増えたのでそうでもないかな)。
何というか、萌え要素が前面に出ているんですよね。
しかしその一方で、巨大戦艦バトルも作者の思い入れたっぷりに描かれていて、このなんとも微妙なバランスの取り合わせが実に良い。

一応紺碧(無印)の原作は途中まで読んだので、このシリーズが明朗勧善懲悪なのは理解しているつもり。だから、毎度毎度新装備が絶妙のタイミングで登場する事や、技術的にオーパーツとも言える兵器がばんばん登場する件に関しては気にしていない。
むしろ、そういうアニメ的、漫画的な展開だからこそ、飯島氏のアニメ系の絵が違和感なく嵌るんだと思う。劇画調で描くタイプの物語じゃないかも。

気が向いたら続けて記事書くかも知れません。
タグ:飯島祐輔
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2007年10月28日

轟拳ヤマト (1) 飯島祐輔

4120037851轟拳ヤマト (1) (CNC COMICS (い1-1))
飯島 祐輔
中央公論新社 2006-11-25

by G-Tools


これはいい

巨大ロボットが格闘戦を繰り広げる異色の仮想戦記。
雰囲気は「機神兵団」に似ているかな。
物語のガジェットとして、機神ではエイリアンのモジュールが使われていたが、ヤマトでは古代先史文明の遺産である全ての大陸を繋ぐ橋となっているのが差。
つまり機神世界ではモジュールを人類が入手した事を切欠に世界が変わって行ったが、この作品では現文明が始まった頃から存在している橋の影響で、かなり前の時代から多少違う歴史を歩んできている。
よって、巨大ロボットは機神の様な突然変異的に現れた秘密兵器ではなく、国家を象徴する存在(F.S.Sのモーターヘッドみたいなもの)として兵器体系に組み込まれており、作中では戦艦になぞらえられている。

まあそれはそれとして、ヤマトの初登場シーンがGガンダムのソレに酷似していたりして、この時点で掴みはOK。
主人公ジンが何だか目付き悪いのが気になるが、サポートのメイドロボ香恋が可愛いので許す。
敵味方ともにロボットのデザインは重量感重視のもので、ガンダムの様なスマートさとは無縁だが、いかにも鋼鉄の塊という雰囲気で好きな人は好きなんだろうと思うな。僕はかなり好きだし。
特にイギリスの噛ませ犬(笑)キングジョージX世級大艦機の微妙な不恰好さがたまらん。

前作の新旭日は兵器デザインにあまりお国柄を感じなかったが、今作ではいかにも〜なデザインが多くて、ちょっとニャリとしてしまう。
これは楽しみなシリーズ。
タグ:飯島祐輔
posted by 黒猫 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 中央公論新社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする