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2010年08月01日

めだかボックス 第61箱「愛だ恋だのほざくのは」


ジャンプ35号、めだボ感想です


【今週のあらすじ】

母の愛vsヤンデレ愛。
人吉瞳vs江迎怒江のバトルが始まるに当たって、善吉から瞳さんへ注意がなされる。
それは江迎はバトル向きじゃないので、手加減してやれというなんともお優しい台詞です。
自分を包丁で刺した相手まで気遣ってやれる善吉に半ば呆れつつ、それでも息子の申し出を聞き入れる瞳さん。ちゃんと手加減はしてあげるわよん、と。
しかし、足加減はしないけどっ!と江迎の脇腹に強烈な蹴りを叩き込む。
もともと善吉にサバットを仕込んだのは瞳さんらしく、なかなかに足癖が悪い。

やりすぎだろと母を責める善吉だが、しかし瞳さんは江迎の恐ろしさを見抜いていた。
蹴りを受けて吹っ飛んだ筈の江迎は何事もなかったかのように起き上がる。

「…お母様、あなた昔どこかで私と会ってますかあ?
今の蹴り、何だか身に覚えがある感じなんですけれどお」

瞳さんは医師だった当時江迎のカウンセリングを担当したことがあるので、彼女の危険性は熟知しているのだ…と思うが、江迎に対してはあんたなんか知らないよとすっとぼけた返事を返す。
それを受けて今度は江迎のターン。自己紹介のふりをして瞳さんの周囲の空気を腐らせ、呼吸困難に陥れる荒業で反撃に出る。
これには瞳さんも不意を突かれてしまい、一気にピンチに。
優位に立った江迎は勢いに任せて球磨川の目的――十三組抹殺――に関して口を滑らせるが、これに関しては読者は既に知っている情報なので、特に驚くことではない。

瞳さんを倒して人吉にレッツマリッジを迫る江迎だが、倒れたと思われていた瞳さんはその隙を見逃さなかった。
含み針を吹いて江迎の拘束から脱し、一気に縫合格闘技六の技『針漬』でもって江迎をコンクリの床に縫いつけてしまう。
今度こそ決まったかと思いきや、今度は江迎は校舎丸ごと腐らせて崩落させ、その隙に乗じて逃走。

一旦場から逃げたとは言えまだ人吉の事を諦めてない江迎だが、そこに球磨川が現れ、人吉に傾いた彼女の心をいつもの白々しい会話と能力?でもって球磨川自身に向けさせてしまう。


一方生徒会室に戻った人吉達は、球磨川たちに対向する策を練るべく会議に入る。
風紀委員と手を組む案が出るも、雲仙が戦列から外れている今それは難しい。鍋島先輩の柔道ならたいていの過負荷にも通用するかも知れないから頼んでみてはどうかという案も出るが、人間性がアレなのでこれも困難。
そんな中めだかさんが提案したのは先代生徒会長日之影空洞なる人物を呼べばどうかという話。
恐ろしく存在感がない能力を持つ人物で、誰にも気づかれること無く会長任期中箱庭学園の平和をひっそりと守り通した人物らしい。
果たして球磨川への切り札となるのか…?




【感想】

瞳さんを実年齢を意識の隅に追いやって愛でるとこれがなかなかイケるのに戦慄を感じる。作者の人も結構愛を込めて描いてるフシがあるなあ。


江迎が昔どこかで会ったことがないかと尋ねる際に、蹴りの感触を出してきたのに笑った。
つまり医師時代にも瞳さんは彼女に蹴りを入れてるって事ですよね。
確かに診療行為自体が命がけな状況なので、身の危険を感じたら反射的に足が出ることもあろうけど、流石に患者を蹴ったらまずいよね。ひとみさんが病院を辞めた理由はその辺にあったりして。

なにぶん足癖の悪い人なので、手加減はしても足加減は出来ないとのことですが、このセリフ回しを見てシュガーレスのタイジを思い出した。

「俺はお前らのモメ事に口を出す気はない」
「が」
「手出しはするぞ」

のアレ。言葉の組み方のパターンは同じですわな。


江迎ちゃんも江迎ちゃんで、一応はシリアスなバトルやってるはずなのに、さりげに瞳さんをお母様と呼んでたりするところに強かさを感じる。
もう嫁になったつもり満々なのねえ。
そんな江迎ちゃんに反撃を加える際に、愛だの恋だのほざくのは赤子の一人でも産んでからにしなと厳しく指導するあたり、なんとなく鬼姑入ってますねえ。
もうあれだ、この二人で嫁姑の拳でもやってくれやと。



人吉に対してはヤンデレ丸出しの江迎ですけど、時々表情が素に戻るのは何かの伏線でせうかね。
球磨川に対しては完全に乙女になってるし。
そういえば人吉は包丁で刺してみたりと結構酷い事やってんのに、球磨川に対しては彼が江迎の手を取ったらそれは危険だからいけないと言う。
なんだろうこの温度差は。
彼女にしたら人吉は恋愛の対象であって、基本的には同格と見ていて、球磨川は限りなく崇拝に近い憧れの人って事なのかも知んない。
恋の対象と憧れの対象が別々で、色々とややこしい事態に至るなんてのはよくある話ですしね。ええ、よくある話ですよハハハ…。

いずれにせよ球磨川の"なかった事にしてしまう能力"でもって、人吉に対する爛れた恋心はなかった事にされたのかな?球磨川の性格的には面白そうなのでそのままにしてたりしそうだけど。


永久自習の日之影空洞に関しては…また新キャラですかって感じ。そろそろどこかで歯止めをかけないと収集付かなくなりそうだなあ。
もっとも、めだかさんの記憶からすら消えることが出来る男だけに(その点では球磨川もそうだよね)、またいつの間にか(主に読者の)記憶から消えて行くんだろうけど。





posted by クロネンコ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ系 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月31日

週刊少年チャンピオン 2010年35号 感想



バチバチ

必ず勝つるは死亡フラグじゃないか。


弱虫ペダル

箱学の面子は濃いからなあ。
伏見の場合御堂筋が人外パワー振り撒いてはいるものの、あとの面子はザク。
さぁアブには全身で噴いた。


ナンバデッドエンド

ペダルに続いて主人公不在なのに面白い(というのとは少し違うか?)。
何げに教師の間にも桐山の態度への不信感が生じつつあるな。


新連載・キガタガキタ

夏と言えばホラーということで新連載開始。
ホラーという程怖くはないというか、むしろシュールな感じですが、。これは恐らく狙った上でのこと。でなきゃ「痛トラ」なんてやらないでしょ。
初回なんだからもう少しページ数が欲しかった。


浦安鉄筋家族

まさにサヴァイヴァル。


将軍様バレー

2話目にしていきなり必殺技習得訓練。やはり一話目があまりにもインパクトが強かったために、若干スケールダウンは感じるが、短期集中連載当時のノリには近いかもしれない。


はみどる!

まさか天地さんパンツで締めるとは予想外…!


侵略イカ娘

格好が変わると気の持ち方も変わるってものです。
個人的には栄子にも男の格好してもらいたいでゲソ。


みつどもえ

くすぐったいおがちんがえろすぎて困る。一朗太に射殺されてしまう…。
しかしいつ見ても松岡さんは小学生には見えないね。


釣り屋ナガレ

なんだかヒロが嫌な奴に見えるんだが気のせいか?
なんだか意地の張り合いみたいな試合になって来たな。魚釣ってた頃が懐かしい…。


不安の種

うーんなんだろう、この漫画の基本スタイルをよく知らないのであまり怖くなかった。


ドカベンSS編

色々な意味で面白かった剣編が終わり…チームは不調続き。
微笑の腕の故障がきになるちゃ気になる。


ANGELVOICE

チームメイトの成田へのダメ出しに噴いた。
口に出したら猛烈な波乱になりそうだよ…。


クローバー

矢吹のウザさは異常。こいつが殴られないのが不思議でならない。


聖闘士星矢LC

何気にパンドラ様の立ち位置の重要度が増している。


任侠姫レイラ

カムイさんと愉快な仲間たち勢揃いの図に噴いた。
レイラもあの連中に混じってて違和感ないのがなんとも。


ハンザスカイ

なんというハンザデッドエンド…。
教頭の言い分も最後の一言以外はそれなりに筋が通ってるだけに厄介。
佐倉さんもうメインヒロインの座固めちゃったねえ。


SBJ

パートさんズ、そういえば実年齢はアレなんだよね…忘れてた。


AL

自分から頭を地面に打ち付けたら脳震盪おこすんじゃないのか?


MOB

カオス過ぎて乾いた笑いしか出てこねえ…なにこの有り余るパッション。
とりあえずあの弟はアリだな。


木曜日のフルット

そうめんには良くない思い出が付きまとっているので、夏場弱り気味の時そうめんを見ると結構ヤバイんだぜ。




ケルベロス 感想はこちら


シュガーレス 感想はこちら



posted by クロネンコ at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | チャンピオン系 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

ケルベロス 第二十九刻『神は、戯れ』



【今週のあらすじ】

仰岐の吐く消化液の雨は森の小動物たちを殺傷し広範囲に降り注ぎ続ける。
崩の本能に従い人間をいたぶる事に悦びを見いだす仰岐は消化液の濃度を調節し、人間が丁度苦しむ程度の濃さで散布を…。

穴の底に身を隠していた友恵と春告だが、上から降り注ぐ消化液に対して身を隠す場所すら無い状況となってしまい、穴から脱出する事となる。
すったもんだあって穴から這い出した二人だが、仰岐は別の方角を探しに行ったのか消化液の雨は止んでいた。
状況が一旦落ち着いたところで、仰岐の消化液の恐るべき性能を目の当たりにして驚く春告だが、友恵さんは割と平気だった。実際服が溶けているとは言え、露出しているわけではないのだが。

再び仰岐に挑む決意をする春告だが、彼を待っていたかのように仰岐の方から姿を現し、糸で絡め取って高い木の上に吊るされてしまう。
春告の降ろせというセリフを聞いた仰岐はならば降ろしてやると、高所から彼を落下させるが、間一髪でそれを受け止めたのは友恵さん。
しかしこの仰岐の一連の行為には更に恐ろしい悪意が込められていた…。





【感想】

やっぱり服を溶かす消化液でしたか。実際には服を溶かすだけでなく苦痛も与える効果があるようですけど、それは副次的な効果ですよね?よね?
幸いというかなんというか、友恵さんは少々服が溶けた程度では平然としているタイプでしたけど、例えばもし冬子先生とかが浴びていたらかなり素敵な事になったかも知んない。
残念至極なり。

とは言えここ最近はフクイ節の真髄たる女の子虐めがかなり自重されていたところだけに、以前のような直截的な表現ではないとは言え虐め愉しむ崩の登場はおおー!って感じですよね。
いや、ぼくはほんとうはりょなはどちらかというとにがてなんですけどね。←棒読み

仰岐の虐めは服を溶かしたり体液ぶっかけたりするだけでなくて、春告の生殺与奪を無理矢理友恵さんに預けて苦しめるという、精神的に嫌らしい事もやらかしてくれます。
春告の首に切断用ワイヤーに見立てた糸を巻きつけた状態で友恵さんに支えさせる。もし友恵さんが姿勢を崩したりして糸が春告の首に食い込めば一巻の終わり…的な。
これまでの崩とは一味違う、人間的な厭らしさを感じる手口です。
仰岐さん一体何者なの?
それ以前に、崩って永年生きて年経た獣がなるものだと聞いてたけど、虫も崩になれるんだろうか。
崩の定義もなにやら怪しくなってきたぞ…。



posted by クロネンコ at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | チャンピオン系 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

シュガーレス Vol.27「春雷」感想




【今週のあらすじ】


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「俺からのプレゼントだ」

「受け取れ嘉上」


嘉上を背後の壁に打ち付けるような三田さんの渾身の一撃。
長かったエクレア編もこの一撃で決着。嘉上が負けたのを見た雑魚たちは算を乱して逃走、場に残ったのは三田とタイジ、そして播磨達だけ。
嘉上が冷酷さでもって集め、組織した嘉上版エクレアは事実上消滅と相成った。


事の終わりを見届け、三田さんの一撃を食らいノビている嘉上に手を差し伸べたタイジだが、それは嘉上にある出来事を思い出させる。

かつては嘉上も倒した相手を必要以上に痛めつける行為をよしとはしない人間だった。


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仲間がオーバーキル気味に相手を痛めつけるのを止めさせ、手を差し伸べる程度の人間性は持ち合わせていた。しかし、痛めつけられた相手は嘉上の手を取る事はなく、落ちていたガラス片を掴んで嘉上に切りかかる。
嘉上の鼻の傷はその時に受けたもので、それ以来彼は甘さを捨て徹底的に相手を叩き潰す主義に変わってしまった…らしい。

そんな事を思い出した嘉上は、タイジの手を払い除け、アンタの世話にはならないと一人で立ち上がる。何かを察したタイジは嘉上の頑なな態度と傷の関連性を問うが、俺は優しくはないから教えないと憎まれ口を叩いただけで、質問には答えない。
それでもタイジは嘉上に手を差し伸べ続けるが、そんなタイジに嘉上は言う。

「…丸母さん」

「俺は…」

「――人は、優しくしなきゃダメですか…?」




「もし世界中の人間がアンタたちみたいに優しかったらと思うと、俺は悲しくなります」

「皆優しいせいで色んなもん背負って傷ついて」

「けど優しいから周りに心配かけないように無理して笑って」

「悲しいのも辛いのも表に出せずにやせ我慢と作り笑いばっかの世界になったら」

「俺は嫌ですね…」

それに対して三田さんとタイジは言う。倒れそうな花瓶に手を差し伸べる程度の優しさでいいんじやないかと。
それでその手を払われたら、両手でがっちり掴むと。


そんな問答の場に空気を読まずに現れた二人の人物。
それはすっかり存在を忘れかけられていた主人公岳と卜部。
タイジを気にかけて追ってきた彼らは、尾行していた奴をシメたついでに播磨の弟も確保していたらしい。
岳達の登場で一気に大団円モードに突入したその時、嘉上の目が妖しく光る!
タイジの手を振り払い、通路の窓際に出た彼は何をしでかすかと思いきや、突然上着を脱ぎ始める。

「…心のどっかで待ってたのかもしんないスね」

「冬に来る三田さんからのプレゼント」

そして窓から上着を投げ捨てる。
次は春を探しに行くと言って。




【感想】

あらすじ長えよという話はさておき。
結論としては、やっぱりかがみんは良いツンデレでしたよ、という話。



・傷と苦い記憶

まずかがみんが元々はあんな人じゃなかったという話から。
前回の話の回想で、倒した相手に馬乗りになって徹底的に殴りつけるシーンがありました。
この時彼は完全に無力化した相手を見下ろして「これでもう動かないだろ」と言っていて、その様子からは何かに対する恐怖心を必至で振り払おうかとしている様な余裕の無さを若干感じていたのですが、その答えが今回描かれた傷の話。

何気に相手に情けをかけたら、仇で返されてしまった。だからもう情けなんかかけてやんない。
簡単に言ってしまえばこれだけの話なんですけど、ここにかがみんのチキンハートぶりが伺えてもう可愛くて仕方ないです。
バイオレンスの世界に身を置く以上は、窮鼠猫を噛む的に不意打ちを食らうことも、恩を仇で返されることも本来なら覚悟してなきゃなりません。
仮にバイオレンスの世界でなくても、良かれと思ってやった行為に対して、相手がきっちりと応えてくれる保証なんてどこにもない。
それだけに、思わぬ反撃を受けた事が原因でひねくれてしまったかがみんは、元来良い意味で弱くて純粋なタイプの人間だったのだろうと思われます。
純粋だからこそ、理不尽を受け入れることが出来ない。受け入れられないから極端に走る。

いずれにせよ冷酷に徹することが本意ではなかったというのはよく分かりました。



・でも結構意地っ張り

上で書いたように基本的にかがみんは心の強い人ではありません。強いなら三田さんの様に、自分を傷つけた相手でも受け入れていたでしょう(実質的に拒絶されたヒラオリはどうなの?という話はさておき)。
しかし、彼は心が弱い反面自尊心は非常に高いらしくて、例えば傷の出来事が原因でひねくれてしまった事を泣き言や言い訳にしたりは決してしませんでした。それどころか最後まで憎まれ役を通そうとした。
シュガーレスという漫画が登場人物の主義のぶつかり合いを描く漫画だとするならば、かがみんの『主義』は意地とやせ我慢でしょうねえ。
調子が良いようでいて、策士のようでいて、その実一番不器用な男、それがかがみん。



・自虐

「もし世界中の人間がアンタたちみたいに優しかったらと思うと、俺は悲しくなります」


sg27c.jpg


この一連の台詞、三田さんやタイジに向けたもののように思えますけど、台詞の中の一部の単語を反対の意味の言葉に置き換えるとそのままかがみん自身の事になってしまう。
冷酷であろうと自分の心を押し殺して強がって、誰にも本心を言えず無理してやせ我慢して。
「俺は嫌ですね」の一言は今の彼自身のポジションそのものに対しての台詞に思えます。1コマ目のかがみんの顔がどことなく自嘲気味なのは気のせいではないはず。

とは言え、優しさを持って生きていくには裏切りや憎しみを受け入れられる強さが要る。それも持ち合わせてないかがみんにとってはどの道世界は厳しい。

心の弱い人間にとってはこの世は八方塞がりなのか…と、思いが袋小路に入りかけたところで、断ち切るように岳達が登場した訳ですけど、これは単に結論が出そうにない命題を断ち切るための登場ではなく、心が弱いなら自分を理解して支えてくれる様な仲間を作ればいいじゃない!という一つの回答だったんですね。



・コートの謎

最後にかがみんが脱ぎ捨てたコート。
なんで夏にまであんなの着ていたのかというと、かがみん曰く「冬に来るサンタさんのプレゼントを待っていた」からだそうで。
作中で三田さんが仲間の事を「春」と表現していましたが、その例えで行くなら「冬」はさしずめ孤独でしょうか。
エクレアの頭となっても心の中は常に寂しい冬で、心のどこかで三田さんに救いを求めていた。それを「冬に来るサンタさんのプレゼント」と表現しているのかな。
なかなか叙情的な表現だと思いますけど、なんだか煙に巻かれたような答えではあります。
本人も結構暑かった様で、コートの下は半袖なのには軽く笑いましたが…。
まあ他にも「本心を押しこめ包み隠している」事に対するオマージュだとか、冷酷であろうとする「やせ我慢」を視覚的に表現しているとも解釈できますよね。

コートを脱ぎ捨て、春を探しに行くと言った彼は、もうあまり意地を張ってやせ我慢をしないで、信頼できる仲間を探そうと決意した訳ですけど、かがみんはやっぱりかがみん、ツンデレは死ぬまで治らない病気なので、その道程は決して平坦ではないだろう。





…まあ、エクレア編を突き詰めて考えると、今回のオチで落ちきってない部分もあると思いますが、最後の最後で細川節大爆発だったのは良かったと思います。
さて、次週から新展開。果たしてヒラオリの復権なるか?(そこか)




posted by クロネンコ at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(1) | チャンピオン系 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

シドニアの騎士 3巻 感想

シドニアの騎士(3) (アフタヌーンKC)
弐瓶 勉
4063106802



【概要】

シドニア進路上の惑星から燻り出された奇居子は星白機を食った個体だった。
星白機を真似た衛人型の胞衣を纏ったその奇居子は、外形だけでなく内部の構造まで衛人をコピーしていて、更には胞衣で作った星白そっくりのパイロットまで乗せていた。
これまでとは全く異なる進化を始めた奇居子、そして唯一奇居子を倒せる武器カビザシの秘密…。
物語は最初のターニングポイントにさしかかろうとしている。




【感想】

2巻巻末の予告で物語基本設定の種明かし的なものが描かれると煽っていた割に、種明かしどころかより謎が深まった第3巻。
奇居子が人間の骨格や内臓までコピーした胞衣を作り出したのも大概悪趣味だけど、改めてシドニアの歴史を描かれると、内部に乗っている人間達も既に原種からはかけ離れつつある亜種であって、悪趣味の度合いには然程差がないように思えてくるのが厄い。
もちろん艦内の人間達の意識としては、原種とは違って来ているからこそより一層自分達こそが人間だと思い込もうとする心理もあるだろうし、訳の解らん宇宙生物が作り出したコピーなんて冒涜の極みでしか無いという思いも強いだろう、と思うけど、読者からしたらマンアフターマン世界の住人でしか無いのはまあ、作者の狙いか。

カビザシの秘密の方はというと、どうやって人類がそれを手にしたのかの経緯と、何故本数が決められているのかという点については明かされたものの、カビザシの穂先に使用されている光る粒と、それが収められていた構造物の造物主は何者か、どんな意図でそれを作ったのかといった謎が新たに浮上。二つ謎が解消されたら二つ謎が出現したわけで、プラスマイナスゼロじゃなイカ…。
あと謎というと、ヒ山さんの存在が一番謎だったりするw
クマをベースに作り出したキメラ的生物なのか、あるいはクマフェチの人が人体改造の果てにああなったのか…。


SF要素と同等かそれ以上に本作品の見所であるラブコメ的要素は、緑川が本格的に参戦してきて新局面。
今や奇居子の胞衣で作られたクローン?になってしまい、一時戦線離脱となっている星白は属性的には割と正統派クラスメイト的キャラクターだった訳ですが、緑川ときたら空気読まないし無駄に積極的だし、その割に夜薄暗い部屋で衛人のプラモデル作りに没頭するオタ的なところも持ち合わせているしで、キャラ立ちがなかなか素晴らしい。
谷風との"縁"という意味ではイザナきゅんが正妻決定ぽいけど(艦長という線は…どうだろうか)、個人的には程良く駄目っぽい緑川を応援したいですね。
田寛ヌミことおっぱいメガネさんは…たぶん絡んでこないかな。2コマしか出てこなかったけどヌミさんの妹が可愛かったので、妹の再登場には期待しておく。



posted by クロネンコ at 20:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする